卵巣のう腫っておいしい?材料は内膜症?

ある日突然卵巣のう種が見つかった。それからあたしの身に起こった事や体験したことを綴っています。

卵巣のう腫とは?

2008年01月01日 | 卵巣のう腫及び子宮内膜症の説明
卵巣のう腫、及び子宮内膜症について簡単にご紹介します


【卵巣のう腫】
分泌液がたまってはれてしまうもの
イメージとしては、ぶよぶよした水風船みたいなものですね
で、たまる液体の種類によって

皮様のう腫
ムチンのう腫
しょう液性のう腫

の3種類に分けられます

皮様のう腫は成熟期の女性に見られ、妊娠中に見つかることも多いようです
髪の毛や、歯、筋肉などが含まれています
まあ、人間の臓器が一部できているといった感じでしょうか

ちなみに余談ですが、ブラックジャックのピノコは
「皮様のう腫」だったのをつなぎ合わせて人にしました
現実では不可能ですけどw

偽ムチンのう腫はねばねばした液体がたまるのう腫で
更年期の女性にできることが多いようです
これは人間の体にできる腫瘍のなかでもっとも大きくなるもので
人の頭くらいの大きさ(!)になることもあります

しょう液性のう腫ですが、これが一番、卵巣のう腫のなかで頻度が高く
水みたいなさらさらした液が袋の中にたまります
10代から30代の若い女性に最も多く見られます

あたしが最初になったのが「チョコレートのう腫」です
これは、卵巣の中に子宮内膜症ができて
それが産生する月経血が子宮のなかにたまって袋状になったもの
でちょうどチョコレートのようにみえるので
「チョレートのう腫」といいます

原因が子宮内膜症とはっきりしているので厳密には卵巣のう腫に含まれないようです



【子宮内膜症】
本来子宮の中だけにあるはずの「子宮内膜」という組織が
卵巣や子宮筋層や肺など、子宮以外の場所に発生してしまう病気

子宮内膜は毎月月経の時期に出血するため
子宮以外で内膜が増殖すると卵巣や子宮の壁の中に古い
血液が溜まり痛みが起きるようになります

なぜ子宮内膜が卵巣やその他の場所にできてしてしまうのかは
残念ながらまだはっきりと解明されていません

内膜症は、生涯の月経量が多ければ多いほどリスクが高くなるといわれています
主な症状は月経痛目立った症状は以下の通りです

月経痛がひどいまたは年々ひどくなる
月経量が多い
排便時や性交時に引きつるような痛みがある
まれなケースでは、腸に内膜症があって月経のたびに血便が出たり
肺に内膜症があって月経のたびに肺に穴が開いて胸が苦しくなるという人もいます

内膜症が見つかるきっかけとして
最も多い症状は、やはり「月経痛」
毎月寝込むほどの痛みがある、痛み止めが効かない
あるいは効きにくくなってきたなどの症状がある人は
早めに婦人科で調べてもらうことをお勧めします

月経痛が全くない人でも内膜症のリスクはあります
月経痛はほとんどないけれど、検診を受けたら
内膜症の一種である「チョコレートのう腫」が見つかったというケースもあるのです

内膜症は基本的に月経がある間は進行していく病気なので
できるだけ初期の段階で発見しそれ以上進行しないように治療を始めることが大切です

子宮内膜症の検査法は
症状の問診や内診超音波検査やMRIなどの画像検査と腫瘍マーカーを組み合わせて行います

月経痛がひどく、内診で癒着が疑われる場合は
「内膜症の疑い」ということになります

ただし、確実に内膜症と確定診断をするためには
お腹に小さな穴を開けて内視鏡を入れる
「腹腔鏡検査」をするしかありません
腹腔鏡以外の検査で内膜症であると「確定診断」することはできないのです

内膜症は不妊の大きな原因の1つなので、早い段階で診断をし
必要な治療を行っていく必要があります




参考リンク
卵巣のう腫 All About
子宮内膜症 All About
日本子宮内膜症協会

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