本公演が始まりました。
プレビュー3日間どう変化したのかしらと思いながら観客の一人に・・・・
クロウディアから本番の前に「プレビューで変わったわよ」という事は聞いていましたが、役者達を見て「衣裳が・・・」と驚きました。でも、この驚きは気持ちが良い方です。以前6人の基本衣裳(着替えない常に着ているシャッツとズボン)は中世宮廷用の白いシャツと膝までの中世の黒半ズボンをはいていましが、それを上下白(インド男性の民俗衣裳的なスーツ)に全員変えたのです。私もプレビューの初日を観ていて役者の動きに対して少々衣裳の視覚的からくる軽やかさに欠けるのではないかと疑問をもったことを思い出しました。
公演後のパティーで彼女とこの話になり、クロウディアもプレビューの初日に何かしっくりこないものがとても気になり寝付けなくなり、白の上下という考えが浮かび直ぐ演出家のジャティンダーに電話をしたそうです。
彼も賛成して次の日には全員が白に変わっていました。先のブログで衣裳は殆ど変更ないと書きましたが、こういう事もあるわけです。でも、これが本当の芝居づくり!!舞台は”生きている”のですから。
日本では稽古期間も短いこともあり、このようなプレビューという大変有意義な“舞台創り”の方法を試みることが多くなく・・というか殆どないのです。もちろん、ドレス・リハーサル(衣裳を付けて本番と同じようにすること)は必ず行われますが、システムの違いからイギリスのプレビューのように、実際に演出家・舞台美術家や照明家が公演を観ながら創り上げていくという現場は与えられない訳です。イギリスの有名な演出家ピーター・ホール氏などは大体2週間はプレビューを行い(人気の演出家ですから半額近くで彼の作品が観られるとあってプレビューでも結構売り切れてしまうことが多々あります。)毎日変化させていくそうです。スタッフは大変だけど“良いものになれば”と皆文句などそうは言いません。
写真はアシスタントのマディリンがミランダの基本衣裳の上に羽織る赤の衣裳を女優さんの変わりにフィッテングしているところです。
nana**
プレビュー3日間どう変化したのかしらと思いながら観客の一人に・・・・
クロウディアから本番の前に「プレビューで変わったわよ」という事は聞いていましたが、役者達を見て「衣裳が・・・」と驚きました。でも、この驚きは気持ちが良い方です。以前6人の基本衣裳(着替えない常に着ているシャッツとズボン)は中世宮廷用の白いシャツと膝までの中世の黒半ズボンをはいていましが、それを上下白(インド男性の民俗衣裳的なスーツ)に全員変えたのです。私もプレビューの初日を観ていて役者の動きに対して少々衣裳の視覚的からくる軽やかさに欠けるのではないかと疑問をもったことを思い出しました。
公演後のパティーで彼女とこの話になり、クロウディアもプレビューの初日に何かしっくりこないものがとても気になり寝付けなくなり、白の上下という考えが浮かび直ぐ演出家のジャティンダーに電話をしたそうです。
彼も賛成して次の日には全員が白に変わっていました。先のブログで衣裳は殆ど変更ないと書きましたが、こういう事もあるわけです。でも、これが本当の芝居づくり!!舞台は”生きている”のですから。
日本では稽古期間も短いこともあり、このようなプレビューという大変有意義な“舞台創り”の方法を試みることが多くなく・・というか殆どないのです。もちろん、ドレス・リハーサル(衣裳を付けて本番と同じようにすること)は必ず行われますが、システムの違いからイギリスのプレビューのように、実際に演出家・舞台美術家や照明家が公演を観ながら創り上げていくという現場は与えられない訳です。イギリスの有名な演出家ピーター・ホール氏などは大体2週間はプレビューを行い(人気の演出家ですから半額近くで彼の作品が観られるとあってプレビューでも結構売り切れてしまうことが多々あります。)毎日変化させていくそうです。スタッフは大変だけど“良いものになれば”と皆文句などそうは言いません。
写真はアシスタントのマディリンがミランダの基本衣裳の上に羽織る赤の衣裳を女優さんの変わりにフィッテングしているところです。
nana**