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牧 会 通 信

2014-09-01 02:37:29 | インポート

ダンテの「神曲 地獄」編 第7歌(カッコ内は筆子、その5)(原 光訳 2000年、沖積舎

)

◯反対の罪があのものたちを分離してゐる、この圏の二点に達するとき、あのものたちの怒鳴る声でそれがよく分かる。

頭に毛の蓋のないあのものたちは聖職者、法王と枢機卿であったので、あのものたちにあつては貪欲が過度に働いてゐるのだ。」

わたしは言つた、「師よ、このものたちの中から、この悪で戯れてゐたものたちが幾人か、わたしによく識別できるかもしれません。」(ここまで前回)

◯すると答へた、「それは無益な思ひつきだ、あのものたちを戯れさせた無知の暮しのために、いまや誰にも見分けられぬほど黒ずんでゐるのだ。

あのものたちは永遠に二点で衝突しつづけるだらう、こつちのものは拳を固めて、こつちのものは髪の毛を切取られて、墓から復活するだらう。

濫費と吝嗇(りんしょく「けち」)がこのものたちから美しい世界を奪つて、こんな喧嘩をさせてゐるのだ、それがどんなものか美辞を弄するには及ばぬ。(つづく)

◯8月31日は2014年の第三十四週、日本聖書協会の「聖書愛読こよみ」はヨハネ6・60~65である。その65節、「父からお許しがなければ、だれもわたしのもとに来ることはできない」と主イエスがおっしゃった。人は自分の知恵に頼ってはならない。深い神の御意思を知らねばならない。

◯写真は、8月26日、九州中会連合婦人会の北部地区当番会の九人です。大分からは久しぶりに、南茂昭夫牧師(左端)が出席しました。26