今朝は雪でした.ゴールデンウィーク直前の積雪は,私は初めてでした.
昨日までエコミュージアムセンターの敷地内はほとんど雪が解けていたのに,だいたい10センチくらいは積もったでしょうか.湿った重い雪です.
エコミュージアムセンターのハイマツはご覧のとおり雪の重みで“寝ぐせ”みたいになっています.ハイマツの間から昨日まではすくすく育っていたであろう,ふきのとうがのぞいていました.
順調に雪解けが進んでいたのに・・・今年のゴールデンウィーク,フィールドは厳しいかもしれません.
ウミユリIsocrinus sp.(イソクリヌスの仲間)の化石
産地;中川町安川,地層名;蝦夷層群 西知良志内層
時代;中生代白亜紀コニアシアン(約8800万年前)
この標本は,クレイド古生物学研究所の故・早川浩司 博士が安平志内川沿いの露頭で採集されたもので,2000年に寄贈いただいた.母岩(ぼがん;化石が含まれていた岩石)のシルト岩はもろく,早川氏によって石膏で補強されていた.蝦夷層群では,このように腕や柄(茎)が間接した状態で発見されるのは珍しい.周囲の露頭からはInoceramus uwajimensisが発見される.
登録番号;NMI-54,サイズ160mm(L)x50mm(W).
Archaeopteryx bavarica Wellnhofer(アーケオプテリクス ババリカ)の完模式標本(holotype)のレプリカ.
この標本は,所有する採石会社に敬意を表して「ゾルンホーファー・アクティエン・ヴェレイン標本("Solenhofeer Akktien Verein" specimen)」とも呼ばれている. 1992年にランゲナルゼイム採石場(Langenaltheim quarry)で発見された.発達した胸骨を保存した標本であり,長い脛骨と後脚で特徴づけられる(Wellnhofer, 1993).
登録番号;NMV-10,サイズ480mm(L)x320mm(W),2001年購入
Wellnhofer, P. (1993). Das siebte Exemplar von Archacopteryx aus den Solnhofener Schichten. Archacopteryx 11, 1-48.