逆立禅
ぎゃくりつぜん?
さかだちぜん?
って読みは
どうでも良い。
なにせ、
わしの造語だから
太気至聖拳法の祖
である澤井健一師範が
広めた
「立禅(りつぜん)」は
武道界にあまねく
有名であるが
その逆立ち版
要は、インドヨガの
シルシアサナ
立禅のように
足腰を鍛える要素は
ないが
逆立禅には別の効果が
ある。
直接的な効果として
は首を強くし、
顔面・頭部への
打撃防御力を高める
という効果
もっと大きな効果
としては
武的バランス力の養成。
武的バランス力と
いうのは意外に重要であり
この逆立禅で
武的バランス力を養って
おくと
東洋武術の華である
合気や発勁を
身につけやすくなるという
うれしい副産物がある。
また、頭頂部のツボを強く
刺激するので
鼻づまり、軽頭痛などの
風邪の症状や
胃痛、腹下りなどの症状が
一時的に収まり、
運が良いとそのまま病気が
治っちゃったりする。
(本格的な病気の場合は、
医者に診てもらうべきだが)
長年やっていると内臓を強く
する効果があり
わしも実際に過去にその効果を
体験しているが
実は、長いこと逆立禅を
やってなかったため
最近は体調不良になりがちで、
またやり始めたという次第。
立った姿勢での「立禅」の
場合以上に
一人でやっているという
意識が強く働くため
長年やっていると
独立心が旺盛になり、
人に頼らないという性格に
なる。
この逆立禅
調子がいいときには
逆立ちしていることを
忘れて
宇宙に浮かんでいるような
気分になるのが不思議。
逆立禅の時間は、わしは
だいたい5分から20分
の間。
最近は、時計を見える
場所に置いて
10分か15分やっている。
20分以上できなくは
ないが
なにせ
首に負担がかかっている
ので
ちょっとしたことで
首を痛めるおそれがあり、
無理してやらないのが肝要
一日にやる回数としては
3回が理想だが
一日1回でもやらないよりは
まし。
ただし、成長期の中学生、
高校生及び
高血圧症の人には
お勧めしない。
居合道や抜刀道
の試斬
地面に固定した物
や
天井から吊した
重量のある巻藁、竹などは
比較的、斬りやすいし、
見栄えがする。
では、
窓を開ければ
風にひらひら舞う
紙テープでは
どうか?
セロテープで軽く
天井に接着
紙テープが天井から
離れたり、
一見斬れたように
見えても、
実は紙テープを
引きちぎっている
という場合は失敗
立身流の抜刀の
構えから
抜刀から斬りつけ、
残心まで約1秒
斬撃のスピードで
斬れた紙テープが
まくれ上がった
問題は斬り口
サクッと
斬れている
この「サクッと感」
が大事
この「サクッと感」で
頸動脈や腹部動脈や
太もも動脈を
サクサク斬っていく
のが本来の姿
竹や巻藁を斬るのは
見栄えが良くて
いかにも真剣を
使ってるという感じが
するので
それに比べると、
ちょっと地味な
紙テープ斬り
実際には難しい
(引きちぎった
ように斬るのは
簡単だけど)
竹や巻藁が相手だと
リキみやすくなったりする。
竹や巻藁は
リキんでも
パワーとスピードで
ぶった斬ることが
できないではないが
紙テープはリキんだら
絶対に斬れない
スピードだけでもダメ
刃筋を通すことが
いちばん肝要
刃筋を通し、
手の内を体得するには
おすすめの稽古法
サピオ10月21日号80ページ
上記サピオに載っている投書(52歳の法科大学院学生と)
「 新司法試験の合格者3割とはあんまりだ
( 中 略 ) 過去、司法試験を何回か
受験してきたが落ち、
日本で一番難しい国家試験であるから、
落ちるのはやむをえないと思い、
最近は司法試験をあきらめていた。
ところが、司法制度改革により、
法科大学院が開設され、
その修了者による新司法試験では、
合格者を多く採り、
今までの司法試験より合格しやすくなる、
という。
それならば、ということで一大決心をし、
法科大学院に入学した。( 中 略 )
日本の法曹人口は約2万人で
アメリカの法曹人口約100万人と比べ、
非常に少ない。
( 中 略 )私は( 中 略 )
法科大学院に入学したが、( 中 略 )
当初の7~8割合格させるとの方針から
大きく下回っている。
もっと合格率を上げるべきであろう。」
」
前にも書いたが、
2004年11月20日発行の
「サバイバル資格活用術
30歳からの人生を資格で一発逆転する法」
(資格コンサルタント末木紳也著)の
126ページには、
「法務省の試算によると、
新司法試験の合格率は
初年度34%、07年度は22%、
08年度20%で、
その後も20%程度で推移する。」
と書いてある。
すなわち、
「当初の7~8割合格させるとの方針」と
書いているのは、完全な嘘である。
司法の部外者すら
2004年の段階で
このように認識していたのに、
法科大学院関係者(大学や法律学者や法学生)が
司法試験に7~8割合格させる
ことになっていたと言うのは、
一般人からするとわけが
分からないだろう。
法科大学院関係者の中だけの
都市伝説みたいなものか。
投書の内容は、
要するに
自分が合格できるように合格率を
上げてくれという要求。
中学受験、高校受験、大学受験、
資格試験と数ある試験のなかで
自分が合格できるように合格率を
上げるべきだと公刊雑誌に投書を
する事態は前代未聞ではないか。
編集部には、読者から
「合格者3割」とは「合格者3%」の
間違いではないか
との問い合わせもあったとか。
(これが一般市民感覚かもしれん)
今までの司法試験よりも相当に
受かりやすくなったのは事実であるのに、
その点は簡単にスルーしている。
旧司法試験の合格率が2%台とか
3%台とかであったのに比べれば
合格率は10倍に上がったのだ。
(新試験の初年度の合格率など
48%で受験者の半分が合格している)。
アメリカの弁護士数が
日本の弁護士数より多いと言っているが
以前にブログで指摘したように
イギリスのバリスタ-(弁護士)の数は
日本の弁護士の数より少ない。
なぜ、日本より多い国とだけ比較する?
またアメリカの弁護士数が多いのは
刑事事件の数だけでも
アメリカは日本の22倍以上ある
(民事も入れれば何百倍?)という
事件数の多さに由来する。
(刑事の22倍という数字にしても、
これは受刑者数の比較であるから
受刑者数の前提となる事件数は、
さらにその数倍ということになる)
しかも、
2009年試験で合格者数が抑えられたのは
人数を抑えたのではなくて
最低限これくらいの点数がなければ
法曹としてふさわしくない
という線で切ったら、
こうなってしまったと
法務省・最高裁は説明している。
その意味では、
新司法試験は
一定人数以上は合格させないという
定員主義ではなくて
一定点数以上は合格させる主義
を取っている。
結局、この投書は、
自分に都合のいい情報だけを
自分に都合のいいように
並べているだけだ。
サピオは、
小泉構造改革による
自由競争至上主義、
市場競争至上主義を批判してきているから
ひょっとすると
自由競争・市場競争偏重で
数だけ増やしても
こういう人間がいっぱい出てきますよ、
国民にとっての利益はないですよ、
という
見せしめのために
掲載したのかもしれん(逆張りか?)。
って言うか、
この投書って、
本当は、法科大学院生を装った
法科大学院関係者が書いたんだよね(笑)
書いてあることが
法科大学院関係者が
日ごろ主張している
ウソをまじえた
不合理で
自分らだけに都合の良い
主張そのものだからね。