田村五郎教授は、
私が学生当時、
民法の
家族法の講義(民法4部)
を受け持っておられました。
田村先生は、
語りのテンポが軽快で、
私が講義を受けた学者の中
では、
先に紹介した下村先生と
双璧でした。
下村先生が、
イスに座ったまま
軽やかに語るのに対して、
田村先生は、
比較的「動」の語り
でした。
「いやー、離婚調停なんて
ヘタすると刃傷沙汰です
からね」
などと、普通に話をしても、
学生の間から笑いが漏れると
いう、
そんな感じの語り口調でした
ね。
ちなみに、
私が田村先生の印象で最初に
思ったことは、
「『ウルトラQ』という
特撮番組に出てきた、
猿が巨大化した怪獣の
名前(ゴロー)と同じだ」
というクダラナイものでした。
(先生どうもすいません)
私は、田村先生の講義を
聴いて、
民法の講義が総則などという
ツマラナイことから入る
よりも、
もっと身近で理解のし易い
家族法から入った方が
良いんじゃないかと
切に思いましたね。
(写真は、田村教授の講義
で使用したテキスト。
ただし、「夫婦」の方は、
大学を卒業してから買った
増補版です。)