デンカの宝刀(一男二女の父、元政府系金融機関職員の資格八冠王)

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思い出の学者⑯ 藤本哲也教授

2007年02月21日 | 中央大学

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私は、大学3年のときに

藤本哲也教授の犯罪学

講義を受けました。

藤本教授は、語りが面白く、

真面目に講義に出席した

記憶があります。

   

私は、藤本先生の講義で、

ラベリング理論

ニュークリミノロジーの理論

を初めて知りました。

   

藤本先生は、例え話とかも

上手でした。

   

ダイバージョンの説明の

ときに、

     

「犯罪行為をして

 実刑判決を受ける率は、

 司法試験合格率より

 低い。」

    

などという説明に

学生はよく笑わされました。

   

傑作?なのは、

 

「団藤説の反対、反対、反対

 を貫くと平野説になり

 平野説の反対、反対、反対

 を貫くと渥美説になる。」  

   

という名言でしょうか。

  

藤本先生について印象に

残っていることは、

私が在学中に、

先生が散髪屋で

新人の理髪師に

髪を切ってもらったときに

髪だけでなく耳まで

切られちゃったことです。

(耳の一部。端っこの方)

  

先生は、講義の際に、

切れた耳も医者に持ってって、

つけてもらおうと思ったが

ダメだったというような話を

されてました。

耳に包帯をしている姿が

痛々しかったです。

  

写真は、私が先生の犯罪学の

講義を受けた際のテキスト

「犯罪学入門」です。

   

先生は、私の卒業後、

刑事政策の司法試験委員

になられ、

下の教科書は、受験生にも

よく使われたようです。

    

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   ↑

藤本先生刑事政策

の教科書。

私の卒業間近に出版

されました。