記憶とは不思議なもので、小学生時代の遠足の記憶はほどんとない、しかし唯一このダムのことだけは記憶している。
昭和16年小学5年のとき、この年このダムの計画が発表され遠足の経由地として現場で説明を受けました、しかし計画は戦争のため中断、戦後再び計画され昭和41年着工・45年完成しています。
このダムは、川崎町内を流れる、前川・北川・太郎川の三川の合流点、碁石川を堰きとめ(堤高約50m)現在の釜房湖が出来上がっています。冬季この湖は、ワカサギ釣りで賑わっていますが、完成当時は生息していませんでした、水質保全の一つとして数年に亘り放流したものです、当時漁業権が存在釣は有料でした、また釣用浮き桟橋やレストハウス等も出来ましたが、台風などで桟橋が壊れレストハウスも閉鎖しました。
ダム管理事務所前には資料室・展望台があり、湖や蔵王連邦を一望できます、気候が良くなるとダム側の釜房山にはトレッキングの姿も見られるようになります。