ブルーシート村撤去

テント村　大阪名物、また一つ消える！
大阪城のあちこちにあった『テント村』、いきなし撤去されちまったよ。
　正論から言えば、当然！　いつまでどあつかかましゅうただで住んどんねん！
水道は使い放題、トイレ完備、弁当の食い残しはどこにでもあるし、都心のまん中やから一応便利や。

　が、しかしや、あそこに好んで住んでる奴もおるやろが、大多数はしゃあなしにたどり着いた連中やったんやろ。
聞くところによると、普通の家庭まであったと言う。

　ちゅうことは、テント村から出勤・通学してたちゅうから気の毒や。
単純に住宅ローン組んで家買って、心地よく生活していたが、会社が倒産。
となると、普通の会社勤めしてる人ちゅうたらウロタエルわなぁ～

　ちょっと悩みながら時間が過ぎたころには、ローン返済不能、いまさら家売ったかて数千万円の損＝負債が残る。
家は出なしゃあない、行くとこない、行き着くとこは『テント村』やったんやろ。

　もちろん商売失敗した連中も多かったやろし、ここだけの話「わしの知ってる奴」も缶拾いして、住人になってた奴おったわ・・・
特にこの大阪は商売の町や、商店主とサラリーマンと老人の比率がほぼ一緒！？なくらい、商売人が多い。

　求人比率も日本で４０番目くらいに低い地域やし、仕事しとうても仕事無かったんやろ。ただの飲んだくれや、サボリだけとちゃうことだけわかってやってくれ。
まっ、これはわし個人の分析につきなんの根拠もない。
信じる信じないは、読んだ人で決めてくれよ。

　そいつらもそいつらやが、わしゃ大阪市の対応が最高に悪いと感じる。
もう何年もホッタラカシ状態で、ちらほら仮設住宅みたいなもん作って形つけてるが、ほんまのまやかしに過ぎん。

　豊臣秀吉が大阪におったころには、庶民・平民が遊んでたら太閤さん出て来て、お奉行さんに指示するわなぁ～『君たち、ここに来て堀を掘りなさ～い』とか『君たち、あそこの川が氾濫する前に土を積みなさ～い』とか適当に仕事作ってくれたことやろ。

　それが殿様や。
大阪市のお奉行さん達はちゃうで～～
己だけよかったらええねん、庶民・平民はどうでもええねん。
その代わり、お役所の末端組織までゆる～～～い制度作って、おいし～～～い生活してはんねん。

　彼らを追い出して、町中に浮浪者出してもええねん。
誰が仮設住宅に行く？わしならいかへんわ。
ただ、どっかからの横槍はいったから今回の撤収作業しただけやで。
意味なんかあれへんねん、どっかからの横槍しかない！

　黄色や緑の服着た眠たい役所の連中が、マンホールの蓋開けるのに、ぎょうさん来て一日かかるんやったら、缶拾てるおっさん一日の方が日当安いんとちゃうん？
ゴミの日、回収ポイントで座ってタバコばっかし吸うてポイ捨てしながらゴミの車来るの待ってるガキ共より、必死で生きてる彼らに仕事させてもええんとちゃうん？

　なにより、今更や。
今更どないせぇちゅうねん！ってテント村の連中は思ってることやろ。
お殿様、お慈悲を～～～～～～～～～～～