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武田薬品湘南研究所 集会パレード(報告)

2010-12-06 18:18:16 | 武田薬品新研究所
12/5(日)朝10:00。
こういう言葉が適切なのか分からないけれど、「デモ日和」。
青い空に、白い雲。気温も穏やかで、とても良い天気でした。

周辺住民やマンション自治会、武田問題対策連絡会、環境団体、動物愛護団体などから150名を超える皆さんが参加され、集会、パレード自体は成功したのではないかなと思います。

武田薬品にほど近い住宅街の中にある公園で集会が行われ、そこから武田薬品まで、おおむね武田薬品周囲を周りました。


集会場所の公園。
パラパラとみなさんが集まりつつあります。
本当に良い天気で何より。。。
小さなお子さんを連れた家族連れも、老夫婦も、動物愛護団体の方も、
中には小田原から駆けつけてくれた方もいました。


武田薬品のちょうど裏側にあたる。
木があって見えにくいが、中央の一番高い建物が焼却炉の煙突。
デモ隊が歩く細い道を挟んで、住宅密集地となる。(下の写真)


向かって左手は住宅地。
この細めの道の反対が武田薬品の敷地になる。
行進する人々に混じって、緑色のカッパも参加!!!


武田薬品周囲をぐるりと回ってJR線路側の正面へ。
元気なシュプレヒコールとともに、無事に終了しました。


武田薬品湘南研究所の建設や稼働に反対する住民が集まって行われた初めての集会、パレード。
この集まりから、さらに市民同士が繋がり合って、色々な意見が出され合っていけばいいと思います。
上述したとおり、個人参加から、武田薬品湘南研究所に関して反対する住民団体、環境を考える団体や、動物愛護団体などからも参加されているというのは、横のつながりも広がる良い機会だと思います。
今回の集会の主旨(焼却炉稼働反対と、市民参加の安全協定を求める)とは違う面から、武田薬品の問題をとらえている方も多くいらっしゃると思います。
様々な面からこの問題をとらえることは、武田薬品湘南研究所の問題にとどまることなく、世の中にあるたくさんの問題を多面的にとらえることができる良い機会でもあると思いました。


集会、パレードの後、決議文(以下)が武田薬品社長と藤沢・鎌倉市長に届けられる予定です。


【決議文】
武田薬品の実験動物焼却炉の稼働中止と住民参加の安全協議会の設置を求める決議

私たちは、ストップ動物焼却炉12・5集会/パレード実行委員会の呼びかけに応えて、本日村岡城址公園に集まり、集会と武田薬品周辺のパレードを挙行した。本、村岡城址公園からは、武田薬品研究所の建物、実験動物焼却炉を一望することが出来、参加者一同、あらためてその巨大さに驚愕した。

この巨大な研究所に於いては、マウス換算100万匹にも及ぶ動物実験が行われ、使用済みとなった実験動物は毎日2万匹以上焼却される。そして、私たち住民は、これから先「ズー・・」と目の当たりにすることを余儀なくされ、毎日、毎日、何の実験をしたか定かでない実験動物を焼却した煙を吸わされることになる。こうした大量の動物実験に寄って発生する臭気公害、排煙公害に対し、生理的・精神的苦痛ばかりでなく、生活環境面での不安、病人や年寄り、子供たちの健康被害の要因ともなる実験動物の焼却は、他所で行ってほしいという住民の要求がどうして聞き入れられないのだろうか。武田薬品や行政は、実験動物は、「物」だから、何処で燃やしてもかまわないと言っているが、本当に、様々な病原菌や病原体が植え付けられ、新薬テストをされ薬まみれとなった実験動物を「物」扱いで、一般ごみと同じように人口密集地で燃やしても良いものなろうか。関東地域にあるほとんどの研究施設や製薬会社に於いては、地域住民感情を配慮して、自社焼却するところがない中で、住民感情を逆撫でする武田薬品研究所構内での実験動物の焼却炉の稼働は、断固、止めるよう要求するものである。そして、外部委託もしくは適切な場所への焼却炉の移転を強く要求するものである

また、武田薬品や行政は、住民が求めている住民参加の安全協議会の設置をかたくなに拒んでいる。しかし、武田薬品から排出されるバイオ・遺伝子組み換え、創薬、動物実験公害から直接被害をこうむるのは住民である。住民抜きの安全協定などあり得ない。近くは茅ヶ崎市に有る衛生研、民間においては千葉県にある昭和電工等では、住民参加の安全協議会が設置されているというのに、それよりもはるかに規模が大きく、広範囲にわたって大量の廃棄物をまき散らす武田薬品に於いて、住民参加の安全協定が認められない等と言うことは、とうてい許されることではない。市と武田薬品との安全協定案では、住民参加は、事故が起こった時に、行政に同行して市民の研究所への立ち入りを認めるとしか書かれていないが、事故が起こってからでは遅い、住民参加で、事前に公害発生防止に努めるというのが、これまでの公害争議の教訓である。こうした教訓を忘れ、行政と企業だけでやるという従来パターンの安全協議を止め、当事者である住民参加の安全協議会の設置を盛り込んだ安全協定を強く求めるものである

以上、本集会の名において決議し、武田薬品工業長谷川社長、並びに藤沢海老根市長、鎌倉松尾市長に提出し、私たちの要求を受け入れるよう要請するものである。
2010年12月5日  
ストップ動物焼却炉12・5集会/パレード参加者一同





パレード終了地点からの、12/5の武田薬品。
来年の今頃、この建物は、この周囲はどうなっているのか。。。
未来を考えると、今はどんな色も浮かんできません。。。







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