ただいま、藤沢市と鎌倉市がそれぞれ、武田薬品新湘南研究所と、環境保全協定を締結するため、草案を公開し、
草案への意見公募を行っています。
※意見は、藤沢市民、鎌倉市民でなくても、公募の対象です。
<藤沢市>
環境保全協定について
http://www.city.fujisawa.kanagawa.jp/khozen/page100166.shtml
協定書(案)
http://www.city.fujisawa.kanagawa.jp/content/000344312.pdf
協定書覚書(案)
http://www.city.fujisawa.kanagawa.jp/content/000344313.pdf
意見公募締め切りは、11月20日(土)までです。
メール、ファックス、郵送にて。
所定の書面はありません。
<鎌倉市>
環境保全協定について
http://www.city.kamakura.kanagawa.jp/kan-hozen/takeda_kyotei.html
協定書(案)
http://www.city.kamakura.kanagawa.jp/kan-hozen/documents/kyouteisho_02.pdf
協定書覚書(案)
http://www.city.kamakura.kanagawa.jp/kan-hozen/documents/oboegaki_02.pdf
意見公募締め切りは、11月17日(水)までです。
メール、ファックス、郵送、保全課へ直接持参にて。
所定の書面はありませんが、住所、氏名、電話番号を明記とのことです。
---------
基本的に、藤沢市と鎌倉市のそれぞれの協定書および覚書(いずれも案)の内容は同じです。(当たり前ですが。。。)
私見ですが、問題は3つあると思われます。
1つめ
この協定は、市民が入っていません。武田と両市の協定です。実際に不安を感じたり、被害を被るのは、いつも市民です。そして、このやり方(行政と企業が協定を結ぶ)は毎度のパターンです。あまり行政を悪く言いたくはないのですが、(ありきたりな)協定書があれば、行政はまず安心だと考えている気がします。(協定書を読んでいただければ、いかにありきたりかは、分かると思います。)
2つめ
この協定は、「法律を遵守する」とか、「(安全に)努める」とか、「自主管理マニュアルを作成する」とか、いわば、当然のことしか、書かれていません。法律(条例)を守り、安全に努め、自主管理マニュアルを作成することは、たいていの企業で行われており、この研究所においては、大量の動物実験やバイオ実験、創薬開発など、危険な研究がなされ、しかも住宅街で稼働することを考慮すれば、このような簡単な協定では、とても納得できません。
さらに、意見を募っているのですが、覚書にある、各管理目標の数値(武田が目標とする数値)は、まだ記載されていません。これでは意見のしようもないです。
両市は本当に真剣にこのことについて考えているとは、思えないです。少なくとも、武田が目標数値を記載するまでは意見公募するべきではないのではないでしょうか。
3つめ
この協定に記載されている内容だけでよいのか?ということです。少なくとも、第三者の専門的な目が必要なのではないかということです。そういう意味でも、1に書いたような市民の目線がまったく反映されていない、行政視点、企業視点の協定案だと思います。
武田薬品のホームページには、「タケダイズム」という理念が掲げられています。
とても素晴らしい理念だと思います。
そういったところと、今回の協定内容を見比べながら、意見させていただこうと思います。
多くの方が協定書(案)に目を通し、賛成でも反対でも意見を発信していただければいいと思います。
このような言い方をしたら大変不謹慎なのですが、今回の武田新研究所の、建設~稼働、市民の運動、市や県の対応を、多くの方に見ていていただきたいと考えています。
この研究所が、最後(あるいは途中)で、どのような道をたどるのか、21世紀の今、市民(国民)・行政・企業がどう判断し活動したことが、未来にどう続いていくのか、私は非常に興味があります。
草案への意見公募を行っています。
※意見は、藤沢市民、鎌倉市民でなくても、公募の対象です。
<藤沢市>
環境保全協定について
http://www.city.fujisawa.kanagawa.jp/khozen/page100166.shtml
協定書(案)
http://www.city.fujisawa.kanagawa.jp/content/000344312.pdf
協定書覚書(案)
http://www.city.fujisawa.kanagawa.jp/content/000344313.pdf
意見公募締め切りは、11月20日(土)までです。
メール、ファックス、郵送にて。
所定の書面はありません。
<鎌倉市>
環境保全協定について
http://www.city.kamakura.kanagawa.jp/kan-hozen/takeda_kyotei.html
協定書(案)
http://www.city.kamakura.kanagawa.jp/kan-hozen/documents/kyouteisho_02.pdf
協定書覚書(案)
http://www.city.kamakura.kanagawa.jp/kan-hozen/documents/oboegaki_02.pdf
意見公募締め切りは、11月17日(水)までです。
メール、ファックス、郵送、保全課へ直接持参にて。
所定の書面はありませんが、住所、氏名、電話番号を明記とのことです。
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基本的に、藤沢市と鎌倉市のそれぞれの協定書および覚書(いずれも案)の内容は同じです。(当たり前ですが。。。)
私見ですが、問題は3つあると思われます。
1つめ
この協定は、市民が入っていません。武田と両市の協定です。実際に不安を感じたり、被害を被るのは、いつも市民です。そして、このやり方(行政と企業が協定を結ぶ)は毎度のパターンです。あまり行政を悪く言いたくはないのですが、(ありきたりな)協定書があれば、行政はまず安心だと考えている気がします。(協定書を読んでいただければ、いかにありきたりかは、分かると思います。)
2つめ
この協定は、「法律を遵守する」とか、「(安全に)努める」とか、「自主管理マニュアルを作成する」とか、いわば、当然のことしか、書かれていません。法律(条例)を守り、安全に努め、自主管理マニュアルを作成することは、たいていの企業で行われており、この研究所においては、大量の動物実験やバイオ実験、創薬開発など、危険な研究がなされ、しかも住宅街で稼働することを考慮すれば、このような簡単な協定では、とても納得できません。
さらに、意見を募っているのですが、覚書にある、各管理目標の数値(武田が目標とする数値)は、まだ記載されていません。これでは意見のしようもないです。
両市は本当に真剣にこのことについて考えているとは、思えないです。少なくとも、武田が目標数値を記載するまでは意見公募するべきではないのではないでしょうか。
3つめ
この協定に記載されている内容だけでよいのか?ということです。少なくとも、第三者の専門的な目が必要なのではないかということです。そういう意味でも、1に書いたような市民の目線がまったく反映されていない、行政視点、企業視点の協定案だと思います。
武田薬品のホームページには、「タケダイズム」という理念が掲げられています。
とても素晴らしい理念だと思います。
そういったところと、今回の協定内容を見比べながら、意見させていただこうと思います。
多くの方が協定書(案)に目を通し、賛成でも反対でも意見を発信していただければいいと思います。
このような言い方をしたら大変不謹慎なのですが、今回の武田新研究所の、建設~稼働、市民の運動、市や県の対応を、多くの方に見ていていただきたいと考えています。
この研究所が、最後(あるいは途中)で、どのような道をたどるのか、21世紀の今、市民(国民)・行政・企業がどう判断し活動したことが、未来にどう続いていくのか、私は非常に興味があります。