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黛信彦の時事ブログ

米国民主党の相性?

2007年09月01日 | 外交
謎の中国系実業家、米民主党に献金疑惑浮上 犯罪歴も(産経新聞8/31)yahooニュース
↑↑この産経記事の概要はヒラリー・クリントンの金回りの良さについて『献金リストの上位に中国系実業家の献金疑惑が浮上していて、ヒラリーは慈善事業に寄付』してごまかそうとしている。又、産経新聞紙上では並列記事として『米国下院の慰安婦問題で対日非難決議を誘導したマイク・ホンダ下院議員も「抗日戦争史実維護連合会」という中国系の反日組織の支援を受けた』としている。

さて近代史から、日本は米国の民主党大統領と相性が悪い。以下年表で●は民主党大統領○は共和党大統領。
●1853年、ペリーが浦賀来航(F・ピアース、民主党)
●1856年、米英などと修好通商条約締結(※1)(F・ピアース、民主党)
○1864年、下関事件=米英など幕府に加担(A・リンカーン、共和党)
●1886年、ノルマントン号事件(G・クリーブランド、民主党)
 (※1)は米英等に領事裁判を認める不平等条約だった。
●1905年、ポーツマス条約=日露戦争終結(T・ルーズベルト、民主党)
  日本は、対露「戦争賠償金」を放棄させられる=国民塗炭の苦しみ
●1921年、四カ国協定=日英同盟破棄へのシナリオ造りをした→(W・ウィルソン、民主党)
  このワシントン会議により、日本は太平洋権益が縮小→第二次大戦に向かう。
●1933年、日本は国際連盟脱退(F・ルーズベルト、民主党)
  中国の訴えにより、国際連盟が調査団を満州に派遣、日本非難。
●1937年、慮溝橋事件→第二次大戦開戦(F・ルーズベルト、民主党)
●1945年、長崎・広島原爆投下(H・トルーマン、民主党)
●1951年、旧・日米安保条約締結=米国本位(H・トルーマン、民主党)
○1956年、国際連合加盟(D・アイゼンハワー、共和党)
○1960年、日米安保条約改定(D・アイゼンハワー、共和党)
●1968年、小笠原諸島日本復帰(L・ジョンソン、民主党)
○1972年、沖縄返還(R・ニクソン、共和党)

ここ数年、米国議員の訪日が極端に減少し、訪中人数がうなぎ上りらしい。
しかし、理由は軍事的・経済的という表向きのものでなく、中国の献金(法定限度を超えると、迂回献金も行われる)攻勢によるのではないか?
2004年の米大統領選でブッシュ大統領と接戦を演じたケリー候補にも献金したと標記記事にある。
こうなると、マイク・ホンダ議員のように米国議員は合衆国のためでなく、中国のために働くようになる。それがケリー氏やヒラリー氏のような大統領候補であっては日本のみならず世界的問題になってくる。
日本が国際連盟を脱退したのも、中国の働きかけであった、これが中国の外交工作だ。
日本でもH元首相(故人)が骨抜きにされたし、自衛官のハニートラップの問題もある。中国との付き合い方は難しい。
米国下院で従軍慰安婦非難決議がなされた今、次期大統領が民主党議員になった場合には、日米関係はおかしくなる可能性が高い。



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