12月1日、北方4島の返還を求める根室市民200人などのデモ行進が銀座~日比谷公園を練り歩いた。
産経記事によれば、日露のビザなし交流事業で煩雑に渡航している、北方4島に住むロシア人の意識が急激に変わってきているという。今までは北方4島をロシア領土と主張する強硬派は一握りのリーダーであったが、「問題解決を次世代に託す」「4島はナチスと組んだ日本からソ連が開放したものだ」という発言をする島民が、特に今年の交流で顕著になってきたという。
強い国家を目指すプーチン大統領の「第二次大戦の結果、4島のロシア主権が確定した」との意向が4島のロシア人住民にも浸透したようである。
このように、北方4島は、ロシア人住民の意識変化で既得権化し、4島一括は勿論、2島先行返還も困難が予想されるようになった。
露民族主義、北方領土に浸透 島民の意識に大きな変化(産経新聞) - yahoo ニュース
さて、対中問題である。
訪中している高村正彦外相は、楊潔篪外相と日中間懸案の東シナ海ガス田について協議したが、主張の隔たりは大きく、政治決断の必要性を共有したにとどまり、福田首相の訪中時の首脳会談時に決着を目指すことになった。
ガス田開発問題、「首相訪中まで」先送り…日中外相会談(読売新聞) - goo ニュース
ここで日本が弱腰外交にとどまると、東シナ海の海底ガス田及び日中領海問題も、中間線を主張する日本が沖縄トラフを主張する中国の砲艦外交に屈することになり、中国の既得権化が進行し、沖縄本島から中国戦艦や漁船が望めるようになってしまう。
ここで、日本としての最重要問題は、領海領土に関する教育が充分でないという点だ。
北方領土返還要求デモを見物している人にインタビューについて「銀座を闊歩する女性達からは「詳しく知らない」「関心がない」との返事だった」との記事だ。
このデモ、12月1日は、昭和20年に根室市長がマッカーサー元帥に4島返還を求めた記念の日と言うことだが、参加者の一人は「私達の目の黒いうちに」と語った。
拉致問題も同様で、このままでは忘れ去られてしまう可能性がある。
日中領海問題も、国民が知らないところで、中国の既得権が確実なものになっていくとしたら、恐ろしいことである。
これら3点の解決には時間がかかるけれども、国民が忘れないために、きちんと教育することが政府の課題で、報道することがマスコミの義務である。
国内では沖縄自決事件の教科書問題、国際では従軍慰安婦非難決議が相次ぐなど、日本の立場は誠に憂慮される時機である。
外交でしっかり主張すること、又その為に日米同盟を活用することは有益であるのに、内閣府のアンケートでは「日米関係は良好でない」が急増しているという。
米国の力を恃まない限り、当面の日本国家はありえない。
軍事費は世界有数だが、専守防衛で核も持たない日本は、米国のポチという表現をされても構わないではないか?見栄を張らずに米国を恃むべきだ。
民主党小沢一郎代表は6日、新しい飼い主探しのために訪中する。あの、ガス田共同開発を拒む中国へだ。しかも新テロ特措法を廃案にする意向という手土産を、誇らしげに伝えに行くのだ。
産経記事によれば、日露のビザなし交流事業で煩雑に渡航している、北方4島に住むロシア人の意識が急激に変わってきているという。今までは北方4島をロシア領土と主張する強硬派は一握りのリーダーであったが、「問題解決を次世代に託す」「4島はナチスと組んだ日本からソ連が開放したものだ」という発言をする島民が、特に今年の交流で顕著になってきたという。
強い国家を目指すプーチン大統領の「第二次大戦の結果、4島のロシア主権が確定した」との意向が4島のロシア人住民にも浸透したようである。
このように、北方4島は、ロシア人住民の意識変化で既得権化し、4島一括は勿論、2島先行返還も困難が予想されるようになった。
露民族主義、北方領土に浸透 島民の意識に大きな変化(産経新聞) - yahoo ニュース
さて、対中問題である。
訪中している高村正彦外相は、楊潔篪外相と日中間懸案の東シナ海ガス田について協議したが、主張の隔たりは大きく、政治決断の必要性を共有したにとどまり、福田首相の訪中時の首脳会談時に決着を目指すことになった。
ガス田開発問題、「首相訪中まで」先送り…日中外相会談(読売新聞) - goo ニュース
ここで日本が弱腰外交にとどまると、東シナ海の海底ガス田及び日中領海問題も、中間線を主張する日本が沖縄トラフを主張する中国の砲艦外交に屈することになり、中国の既得権化が進行し、沖縄本島から中国戦艦や漁船が望めるようになってしまう。
ここで、日本としての最重要問題は、領海領土に関する教育が充分でないという点だ。
北方領土返還要求デモを見物している人にインタビューについて「銀座を闊歩する女性達からは「詳しく知らない」「関心がない」との返事だった」との記事だ。
このデモ、12月1日は、昭和20年に根室市長がマッカーサー元帥に4島返還を求めた記念の日と言うことだが、参加者の一人は「私達の目の黒いうちに」と語った。
拉致問題も同様で、このままでは忘れ去られてしまう可能性がある。
日中領海問題も、国民が知らないところで、中国の既得権が確実なものになっていくとしたら、恐ろしいことである。
これら3点の解決には時間がかかるけれども、国民が忘れないために、きちんと教育することが政府の課題で、報道することがマスコミの義務である。
国内では沖縄自決事件の教科書問題、国際では従軍慰安婦非難決議が相次ぐなど、日本の立場は誠に憂慮される時機である。
外交でしっかり主張すること、又その為に日米同盟を活用することは有益であるのに、内閣府のアンケートでは「日米関係は良好でない」が急増しているという。
米国の力を恃まない限り、当面の日本国家はありえない。
軍事費は世界有数だが、専守防衛で核も持たない日本は、米国のポチという表現をされても構わないではないか?見栄を張らずに米国を恃むべきだ。
民主党小沢一郎代表は6日、新しい飼い主探しのために訪中する。あの、ガス田共同開発を拒む中国へだ。しかも新テロ特措法を廃案にする意向という手土産を、誇らしげに伝えに行くのだ。
屁が出ないのが悩みの種でしたが、やっと屁が出ました。
臭い臭い屁です。久しぶりに屁が出たので私は嬉しいです。
拉致問題を考える 上田真司