いいたい放題

 右でも左でもない風来坊が、社会・経済・政治などの問題について、
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原田文雄司祭の少女性虐待事件:裁判記録:閲覧レポート に対する感想

2007-05-29 | Weblog

 衝撃的な内容だ。いやそれ以上に、後ろから鉄のハンマーで頭を叩かれたような衝撃を受けた。あれ以来、2ちゃんねるも先週の金曜日以来、ほとんど沈黙している。あそこまで書かれたら、もう何も言えないのだろうな。かなり粋がって書いていた連中の中には、聖公会の聖職もいるような気がする。聖職候補生かもしれない。
 どちらにしろ、論理が貧弱だし、聖公会神学院の事件を隠蔽しようとしたり、意図的に京都教区の準強制猥褻事件のことに触れないようにしていた。こんなことを知るのは極めて簡単なことで、数人で餌を撒けば普通は釣られて来るのだが、彼らはまったく反応を示さなかった。確実に箝口令が敷かれていて、京都教区のことには触れるなと言われていたのだろうな。

 俺の友人も裁判記録を閲覧しに行くと言っていた。新しい中古車をもらったそうで、関西まで行くのはそう大変でもなさそうだと言っていた。「東京から行くなら、東名じゃなくて中央高速が空いてて楽だぞ」と教えてやったら、既に調べていた。帰りにどこかへ寄って来るとも言っていたな。
 聖公会の教会員で関心のある人は、関西ツアーを組んだらどうだろう。奈良と京都を見学してくればいい。そして、その間の半日でもいいから裁判記録を閲覧してくるといい。様々な裁判の膨大な裁判記録があるから、前もって裁判所へ電話をしておくと、予め用意していてくれるみたいだ。でないと、探し出すまでに随分時間がかかるらしい。そして、最後は御所の見学と京都教区事務所の見学がいいんじゃないのか?裁判記録を閲覧した後で京都教区事務所を訪問するのも、なかなか乙なもんだ。それに、京都教区はホテルを持ってるんだろ?そこに泊まってくるってのは最高だと思うよ。俺たちは聖公会じゃないから泊まれないだろうけどな。というか、泊まりたくない。

 準強制猥褻。強制猥褻と比べて、どっちの犯罪性が高いと思う?

刑法第176条(強制わいせつ)
 13歳以上の男女に対し、暴行又は脅迫を用いてわいせつな行為をした者は、6月以上10年以下の懲役に処する。13歳未満の男女に対し、わいせつな行為をした者も、同様とする。

刑法第177条(強姦)
 暴行又は脅迫を用いて13歳以上の女子を姦淫(かんいん)した者は、強姦の罪とし、3年以上の有期懲役に処する。13歳未満の女子を姦淫した者も、同様とする。

刑法第178条(準強制わいせつ及び準強姦)
 1 人の心神喪失(しんしんそうしつ)若しくは抗拒(こうきょ=抵抗し拒否すること)不能に乗じ、又は心神を喪失させ、若しくは抗拒不能にさせて、わいせつな行為をした者は、第176条の例による。
 2 女子の心神喪失若しくは抗拒不能に乗じ、又は心神を喪失させ、若しくは抗拒不能にさせて、姦淫した者は、前条の例による。

 刑法は去年の今頃、改正された。この条文で言えば、刑は「6月以上7年以下の懲役」が「6月以上10年以下の懲役」になった。
 可決成立:06年4月25日
 公  布:06年5月 8日法律第36号
 官報掲載:06年5月 8日(号外第106号)
 施  行:06年5月28日

 つまり、刑が重くなっているということだが、第178条の1、「人の心神喪失(しんしんそうしつ)若しくは抗拒(こうきょ=抵抗し拒否すること)不能に乗じ、又は心神を喪失させ、若しくは抗拒不能にさせて、わいせつな行為をした者は、第176条の例による。」という条文の「第176条の例による」というのが何を意味しているのか。誰でも常識で考えられるだろ。
 強制猥褻と準強制猥褻の間に法律は刑の差を認めていないということじゃないのか?つまり、強制猥褻と準強制猥褻は、「暴行」や「脅迫」が行われたかどうかの差によって区別されているだけで、強制猥褻も準強制猥褻も質的には同じだと言うことにならないか?

 一般社会では、この罪を犯した者にはそれなりの社会的道義的責任があると考えられ、それなりの処罰を受ける。裁判所の判決が確定してからではない。一般的には、逮捕された段階でだ。だから、「それでもボクはしていない」のように、冤罪事件で会社を辞めなければならなく事態が起きるんだ。東京のラッシュ時の電車の中などでは、本当に気を付けていなければならないのはそのためだが、京都教区のH司祭による「女子児童への性的虐待」に関しては、最高裁の上告棄却が出ても京都教区主教は「事実無根」を一方的に信じ込んでいた。一般社会の在り方にも問題はあるが、京都教区の対応はあまりに惨めだ。不誠実などというレベルではない。

 京都教区主教は、日本聖公会の中だけでなく、社会全体に対してこれまでの事実とそれに対する対応の間違いを謝罪すべきだろう。でなければ、日本聖公会はキリスト教の看板を下ろすか、自ら解散すべきだ。「時が来れば、人々の記憶から消える」とは絶対に考えない方がいい。俺は、生きている限り、このブログを書き続ける。それは、この準強制猥褻事件を風化させないためだけではなく、俺の友人の性肩の筋肉を奪った聖公会に対する抵抗でもある。

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2 コメント

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ご連絡したいことが (聖公会信徒)
2007-05-30 21:26:06
先日は、メールありがとうございました。
あまりのことで、声にならないほどでした。
もし出来れば、実はメールでお伝えしたいことがあるのですが、どのようにしたらいいでしょうか。
とりあえず (風来坊)
2007-05-30 23:30:57
とりあえず下記のアドレスにメールを下さい。
非公開のメールアドレスから、ご返事いたします。
お手数をおかけして申し訳ありません。

myocor_319@yahoo.co.jp