青い鳥通信局

2つの世界の旅人

本ーケータイ犯罪からわが子を守る

2017年12月02日 | 
本ーケータイ犯罪からわが子を守る
電車の中の光景が数年前から大人から中高生までスマホを初め
携帯電話を覗く人々に埋め尽くされるようになりました。
日に日に増え続けているスマホ利用者、携帯電話が普及する中で
一人1台の時代になりつづあります。
そして、今は子供までが色々な理由でスマホの世界に入り込んでいます。

最初、仕事で必要して使っていた携帯が今は大人から子供まで
連絡手段として欠かせないものとして使う世の中になりました。

それで、確実に連絡を取るためには連絡先に固定電話より

携帯番号を書いてくれることを好むようになりました。


和田秀樹さんが書いた本”ケータイ犯罪からわが子を守る”を読みました。
子どもにスマホを持たせないように決心して実践している
親たちへの励ましから子供にスマホを持たせる前の親への
注意事項や情報を載せています。

ケータイという新しツールを持つことは
新たなコミュニケーションの可能性が開かれると言います。
メールはもちろん、インターネットではブログ、sns、ツイッターなどの
サービスによって様々な人とコミュニケーションを取ることができます。
それは全く知らない人々と国内だけではなく全世界の人々までも
出会えることのできる素晴らしいツールです。

しかし、その出会いには常に二つの可能性を秘めています。
良い出会いもあれば悪い出会いもあるからです。

それで、子供をケータイの負の側面から守りたければ
ケータイの負の側面とは具体的に何なのかを考え
その対策を練っておく必要があると助言しています。
大人さえ様々な手法で騙されるネットの世界です。
まして、まだ判断力が未熟で純粋な子どもたちは知らぬ間に
いじめやいろんな犯罪の負の世界のカッコの餌食になる可能性があります。

また、スマホを手にして利用を続ける中でスマホに蓄積されていく
個人情報の保護にも気を配らなければなりません。
スマホをなくした時にあり得る色々な負の側面は思うだけで
気が沈みます。
ケータイを紛失している間に登録してあった個人情報が売られる恐れ、
拾ったケータイで有料サイトを閲覧したり、インターネットショッピングに
利用されたり最悪の場合は犯罪に利用されるかもしれません。
ケータイを紛失したらすぐに電話会社に連絡をして
利用停止しなければならないと著者は忠告しています。

本を読みながらスマホを利用している中高生のメールのルールを
知り驚きました。
相手の状況が見えない分、常に気をつけなければならない電話より
いつでも相手が自分の都合に合わせて読めるようにとメールを使います。

しかし、中高生のメールのルールは5分以内に返信しなければならない
”即レス”というルールがあると本には書かれています。
メールしたら相手も即レスしないといけないと思ってしまい
単に相手に反応するだけのメールを返すやり取りが永遠に続くようです。
どちらが打ち切らなければ延々と続く彼らの世界で
”長文のメールはうざい”と思われ、短い文字を打って
絵文字をつけて返信するようになるそうです。
それが結局深く考えずにただただだ反応するだけの
レスポンス人間を作っていくのではないかと著者は心配しています。

実際に単語程度しか文字を書かず表現を絵文字に頼ってしまえば
普段の生活の中でも自分の感情や思いを言葉で表現できなくなる
可能性も出てきます。

そして、いちばん大事な問題はケータイで確実に奪われるものは
時間だと言います。
ケータイでメールをする、ゲームをする、ネットサーフィンすること
そこの没頭することによって勉強やスポーツをする時間が奪われていきます。
韓国ではゲームに嵌り健康まで損ない、死に至る若者が出ました。

必要だと思って子どもに与えたスマホがどれほどの危険性を
含んでいるのか怖くなります。
しかし、現実はそのスマホから自由になれないように進んでいきます。
避けられないなら賢く使うように前もって対策を考えて
行動しなければなりません。

どうか、神様、愛する子どもたちを見守ってください!!!