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玉露(新茶) ~京田辺市~

2013-05-17 22:23:05 | 日記



京田辺市の手摘み玉露(荒茶)です。
木津川市山城町の茶問屋さんとお話ししていたら、¥20,000/kgで落札した玉露を「そんなに興味があるなら持って帰って淹れてみたらいいよ」と分けてくださいました。
拝見盆で見せてもらうと、光沢のある深い緑色、広がる香り、針というより糸のような形、見てるだけでもほれぼれします。
品種は「ごこう」だそうです。
「荒茶をみて、品種わかるんですか?」と聞くと「そりゃあ茶業青年団の頃から品種当てとかずっとやってきたからねぇ」とそれとなく答えてくださいました。
茶問屋さんならあたりまえのことかもしれませんが、人間国宝くらいの人にみえてしまいます。
世界に誇れる宇治茶も、生産農家さんと茶問屋さんと小売店さんなど、お茶に関わるすべての人の歴史の上に成り立っているんだなぁ、と感心しました。

京田辺市で働いていた時に、職場の女性課長が手摘み玉露と茶器を個人的に持ってきておられ、、ここぞというお客様に出していたのを思い出します。
その玉露は、まるで優秀な外交官のようで、お客様はその一煎で確実に京田辺市のことを好きになってくださいました。
私達もお相伴させてもらうのが楽しみで、「市外のお客様が来てくれないかなぁ」と思ったものでした。
今日は茶問屋さんのオススメで、氷出しで淹れてみました。
アミノ酸も浮いて、脳に直撃する濃厚なうまみがあり、喉と舌にしばらく残る感じがなんともいえません。
もちろん、淹れたあとの茶葉も柔らかく、ポン酢で美味しくいただきました。
新茶の時期だけの、京都府山城地域ならではの、至福のひとときでした。

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