東京映画日記

映画の鑑賞記録、映画情報へのコメント、個人の日記なんか書いてきます。毎日更新できるといいなぁ。

交渉人 真下正義

2005-05-13 01:53:03 | 映画
ドラマ、映画と大ヒットを飛ばす「踊る大捜査線」の脇役だった真下を主人公としたシリーズ初のスピンオフ!青島に代わって無事主人公ができるのか~!?
日本ではあまりスピンオフというのは聞かない。簡単にいうと脇役を主人公としてちょっと本シリーズからの作品を作り出すことである。最近であったのは「ハムナプトラ2」で敵キャラだったのを主人公にした「スコーピオン・キング」などがある。東宝はここで大ヒットできれば今年も邦画で今年の上位作品を独占していけるだろう。特にこのあとにつづく容疑者室井慎次も大ヒット間違いない。ユースケサンタマリアのマイペースキャラはどこまで観客をつかめるか興味深いものである。

ストーリーは・・、踊る大捜査線2の「台場殺人事件」から1年。真下(ユースケ・サンタマリア)は警視庁初の交渉人として注目され、インタビューなどもされ、テレビで流れていた。そんなとき、クリスマスイブに地下鉄にて最新車両であるクモと呼ばれる試行中の地下鉄がのっとられるという事件が起きた。室井(柳葉敏郎)に呼び出され、この事件の担当を命じられる。犯人は交渉人である真下への挑戦へしてきたのだった。はたして真下は犯人との知能戦に勝利し、事件を解決できるのか!?

踊る大捜査線は基本的に所轄と本庁のやりとりがメインであり、その枠を取払おうとする青島と室井の友情が中心であり、脇を個性ぞろいの役者がそろい、たくさんの見どころある作品であった。今回はその踊る大捜査線とは別路線の形になっている。やはり、真下だけでは少々主人公としては頼りない。周りを固める脇役たちも個性派ぞろいだが少々頼りない。やはり踊る大捜査線とは別物と考えたほうがよいだろう。特に今回大いに関わるオーケストラの音楽をバックに事件を解決というのはこの作品の目玉であろう。それに地下鉄に関わる作品自体が日本では初めてではないだろうか?この点に関しては目のつけどころはいいと思える。
しかし、踊る2のときから気になっていたのだが事件をあまりにも難しくしすぎなのではないかと。事件を面白くしようとして爆弾やら地下鉄やら使うわりには今回のメインとなるはずの交渉があまりにもお粗末。たんなる犯人とクイズをしているようにしか見えない。犯人との交渉と呼べるものがあまりも足りない。今回に関しては「容疑者室井慎次」への布石であると思いたい。

★☆

交渉人 真下正義(2005:日本)
監督:本広克行
脚本:十川誠志
音楽:松本晃彦
出演:ユースケ・サンタマリア
   寺島進
   小泉孝太郎
   高杉亘
   松重豊
   柳葉敏郎
   水野美紀
配給:東宝

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1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (misaking)
2005-06-02 13:02:27
ようやく見ましたよ!



私は面白いと思いましたよ~。

十分楽しめました。

言われて見れば、確かに「交渉人」って感じではなかったですけどね。笑



TBさせてもらいました~。
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