シンディーとくぼっちのビタースイーツ

猫はやわらかくてあたたかい。
人もそうだといいのに。

猫の気配り

2005-05-03 04:04:12 | 猫+α

作家の浅田次郎が飼っている猫たちは、絶対に本には上がらないんだそうだ。「ボクにとって大切なものだということを、知っているんでしょうね」と言う。うらやましい限りだ。

うちの猫らは、本は踏み付けるわ、読んでいる新聞にわざわざのってくるわ。全く気配りがない。それとも、私にとって本も新聞もさほど大切なものじゃない、ってことなんだろうか。

猫とじゃがいも

2005-04-30 02:46:04 | 猫+α

右上の猫がとても遠くにみえるが、じゃがいもが生い茂るこの畑の面積は1平方メートル。そう、1メートル X 1メートル。写真は、去年、はじめて植えたじゃがいもがすくすくそだっている様子。花まで咲いて、うれしかった。

収穫するまでに得た新しい知識は、じゃがいもの葉は猫草の代用にはならないこと、種いもの上に新しいじゃがいもができること(だから土をもって畝を高くする)、収穫した後のじゃがいもの茎や葉から紙が作れること(実際に作ったが、ミキサーで砕く作業がたいへんだった)、じゃがいもを同じ畑で連作してはいけないこと。

力強い緑のじゃがいもと猫の白い背中が、妙にアーティスティックに見えて、写真に撮っておいたが、一年たってみると感慨もひとしお。

猫はベジタリアンになれない

2005-04-26 16:49:51 | 猫+α

猫は肉食。だから飼主がベジタリアンでも、無理にベジタリアンにしてはいけない。そう思って、鶏と魚を与えてきた。

太平洋を隔てたアメリカ合衆国では、猫もベジタリアンにしたい人のためにヴィーガンキャット・ドット・コム(英語)で専用のフードを販売している。

愛するペットのために他の動物の命を奪っていいのか、というのが考え方の基本らしい。

『よくある質問』で、「それは自然に反する」という意見に対し、「ペットの猫たちが暮らす環境は自然ですか?」と問い返す。ここでいう自然とは野生とか天然の意味が強いようだ。

白状すると、私がベジタリアン、しかも卵・乳製品も食べないヴィーガンになった頃、猫もそうならないものか調べたことがある。でも、資料がなかった。だからそのままでいいことにした。穀類と野菜が入ったごちゃまぜごはんではあるけど、ね。

ちなみに犬は雑食なので、ベジタリアンになれるんだそうだ。

猫にグッチ

2005-04-24 17:03:35 | 猫+α

ひとつしか持っていないグッチのバッグ。しかも表面はとりわけ柔らかい素材でできている。そこにきゅうぅっとツメをたててすがりつくって、どういう意思表示なのか。

猫もブランド品がいいと思うんだろうか。笑われそうだが、うちではそうとしか思えないことばかりが起きる。

ルイヴィトンのソフトケース。これも私が唯一所有しているLVモノ。うっかり開けたままにしておくと、中で寝ている。なんとかどいてもらってやれやれ。でも把手に歯形がついていた。

ステファン・ケリアンのハイヒール(この靴を買うまで知らなかったブランドだけど)をわざわざ横にして枕がわりにしている。「しっかり型をくずしてあげたからね」と満足げ。

私がとても若い頃、人並みにブランド品を買ってみたが、今は興味が失せた。もともと関心がなかったんだと思う。

自分で作れるものは作る。世界でひとつのオリジナル。買うのは本当に気に入ったものだけにして暮らせれば最高だ。

猫で遅刻

2005-04-23 02:53:01 | 猫+α

呼んでもこっちを見てくれるとは限らない。飼い主の機嫌をとらないのが猫。

予期せずむこうからすりすりされて、あれ、今日は機嫌がいいのかな、っと喜ぶ飼い主は、久しぶりに膝の上に乗ってくれる猫をなでながら幸せいっぱいになる。

こうなると、猫がどいてくれるまで、動けない。

飼い主は、約束の時間に遅れて相手に謝るはめになるのだが、「猫が」と切り出せず、「なかなか立てなくて」と明るく言い訳をする。

猫を飼ってから、自分の子供の話ばかりする母親を許せるようになった。


猫は闘う

2005-04-21 02:11:59 | 猫+α

動物は生きるために闘う。猫はよりよく生きるために闘う。

猫にも仲のよしあしがある。平和に寝ているところへわざわざ頭をこずいたり、部屋の角から助走をつけてネコキックをあびせたり。

陣取りは、闘うに足る理由らしい。いい場所を確保してうとうとしていると、同居の猫が邪魔にはいる。時間を決めて交代するというシステムは猫社会にはなく、絶対にその場で決着をつける。これは潔い。

人も、闘う。でも目の前の闘いに、昔やこれからのことを注ぎ込み過ぎるから決着がつかない。これじゃあ疲れるばかりだ。

猫のお留守番

2005-04-18 18:20:35 | 猫+α

トラベルライターとしては、出張に行かないことには仕事にならない。

このスーツケースは初めて海外旅行へ行く時に、母が買ってくれたもの。東南アジアを拠点とした出張にはあまり使わない。でも、冬物が必要な場所や少し長期になると活躍してくれる。

旅支度は手慣れたようでいて、毎回ばたばたとあわただしい。
この雰囲気はすぐに猫にもばれてしまう。

マタタビか。あたいたちは、ここに居んの、それともどっかにあずけられんの?

出張のたびに、ペットホテルや猫に馴染みの友だちに預けてみる。
帰ってきた時、いちばん顔がひきつらないのがペットシッターだと分かった。

家に来てもらうから、猫のきらいな移動がない。私がシンガポールで頼りにしていた人は、動物看護士の資格を持っていた。だから猫に異変があっても、適切な対応をしてくれる。

「お留守番しててね。」猫の冷やかな態度はいつものこと。なのに、悪いことしているようで。

職業を間違えてるかな、という思いを押し切って、いざ、出発じゃ。

猫は引っ越しが嫌いだ

2005-04-14 16:14:19 | 猫+α

また引っ越しするの~。段ボールの上で「引っ越し反対」の座り込み実施中。

そうだよ。3階建ての家だよ。といっても3階だけを借りるんだけど、フロア貸しきりだからペントハウスだね。

シンガポールの住宅事情は広さを考えれば日本よりよかったかな。暑くて暖房がいらない分、つくりは大雑把。まだ「手作り」感覚があちらこちらにあって、窓や棚の大きさはいろいろ。引っ越すたびにカーテンや家具を変える楽しみがある。見栄はって、ジムトンプロンで買った生地をカーテンにしたこともあったっけ。面倒なら家具つきを借りればいいし。

今度は新築、しかも広いリビングがあるから走り回れるわよ~、なんて飼い主はごきげんだが、かくれんぼできる場所がいっぱいある古い家のほうが、猫の好みには合ってるんだぞ。

飼い猫にも冷たい国?

2005-04-11 18:30:54 | 猫+α

仏教国のタイでは、犬といわず猫といわず、そこいらで見かける。野良かペットかは判断が難しい。どっちでも生きていくには問題なさそうなんだ。

お寺の敷地内が四つ足ホームレスのたまり場になっていることは珍しくない。いじめもないし、お坊さんがえさをくれる。それは、お坊さんが毎朝托鉢していただいてきたものだから、ご近所みんなで命を支えている、という環ができている。

ここからは日本の話。飼い主に捨てられて処分される寸前の犬や猫の写真を撮り続け、出版した児玉小枝さんの話を新聞で読んだ。

私ひとりじゃ全部を救ってやれない。せめて関わった命をなんとかしたいと、猫を(時々犬も)拾って育てたり人にあげたり。全体から見ればミジンコより小さな力。だからたくさん力を集めなくちゃ。

これから動物を飼う予定の方、里親募集している団体あたりからもらってくれませんか。雑種は純血より丈夫だし、氏より育ちと言うじゃありませんか。

猫に赤い靴

2005-04-09 18:15:31 | 猫+α
これ、あたしの靴。

靴をかんだりして遊ぶのは犬のイメージ。でも、猫の中にも靴好きがいる。前足でかかえて後ろ足で蹴る。ラッコがお腹の上で貝を割る動きに少し似ている。

柔らかい素材には爪あとがつく。新しい靴に座ってぺったんこにプレスしてくれたりもする。

そんなに欲しけりゃあげるよ、この赤い靴。だから外へ行く時はちゃんと履いていってよね。足が汚れなくてすむからさ。