オール電化

　ガス会社に勤める教え子と話す機会がありました。彼曰く、「電気だけに頼るのは危険だ」とのことでした。
　中部電力のコマーシャルで小雪さんが言ってます。「そうゆう時代でしょ？」って。オール電化は地球環境にやさしいと。でも、オール電化にしたとき、その電力はどこから来るのかと言えば、今回、問題になっている原子力発電所であって。本当にオール電化が地球にやさしいのかって話です。小雪さんが言うから、そう思っちゃってる人も多いそうですが。
　まあ、電気を作るのは原発だけではないと思いますが。火力発電所や水力発電所、風力や太陽光などのグリーンエネルギーもそこに入ってくるんでしょうが。でも、効率が良い原発はどんどん増えていってます。
　なんでも電化されていったとき、その電気がなくなったら大混乱です。そういう時のためにも、電気だけに頼るのは危険だということです。ガスもエネルギーの１つですからね。いろんなエネルギーを活用することで、負担を分担できるし。
　そんなこと考えたこともありませんでした。でも、エネルギー会社に勤める方は、考えているんですね。感心です。で、彼はこんなことも言ってました。「こんなことが起こると、原発の存在意義までが議論の対象になってくる。なんであんなに危険なものを造るんだと。電力会社や国が批判の的になります。でも、そもそも電力を必要としてるのは国民であって。ものすごい量の電力需要があるから、効率の良い原発に頼らざるを得なくなったわけで。自分たちが使っておいて、原発反対は成立しない。それを言うなら、省エネ意識＆行動がもっと進まなければ。」と。
　今回の地震を決して無駄にしてはいけない。みんなで考え、行動するときじゃないですかね。