政治家「又市征治」という男

元政治記者の私が最も興味を持った政治家、それが又市征治だった。その知られざる人物像に迫る。

新たなたたかいの舞台へ

2007年07月06日 | Weblog
 小泉フィーバーの下で行われた平成13年の参院選は、与党側の圧勝だった。
 自民党候補は、小泉と自分が映るポスターを掲げて、「一緒に改革を進めます」とさえ言えば票になった。
 開票作業の前から、各選挙区で自民党候補の当選確実が伝えられた。比例代表でも、桝添要一、大仁田厚、橋本聖子など知名度の高い候補者をそろえた自民党が大量得票を得た。

 比例代表は他党も著名人を出していた。民主党の大橋巨泉(後に辞職)、保守党の扇千景(現・議長)などタレント出身者が得票数のトップだった。社民党の比例代表候補にも田嶋陽子(後に辞職)、大田昌秀、田英夫という知名度の高い候補が名を連ねた。彼らに比べ、又市の知名度はお世辞にも高いとは言えなかった。
 社民党の比例代表の議席は3議席だった。50万票超を得た田嶋、40万票超を集めた大田が早々と当選確実を決めた。残る1議席は又市と田の接戦だった。

 ようやく又市の当確が報じられたのは、翌朝6時半頃だったという。
 このように大変な苦戦の末、又市は14万8千票を得て初当選を果たした。もちろんこれは又市にとってはゴールではなく、国会を舞台にしての新たなたたかいの始まりだった。
(敬称略)

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