所帯じみていたエプロンがスゴイことになっている。ハートにヒョウ柄、ケーキ柄、レトロなテントウ虫柄などなど…。コスプレか!? と驚くほど華やかなデザインが出回り、にわかに「ファッション」としての注目が集まる。
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通りすがりの観光客が「かわいい~」と声をあげた。横浜中華街・関帝廟前にチャイナの空気を一変させる店があった。インポートエプロン専門店「アモリコ」。
アメリカの人気ドラマ「デスパレートな妻たち」で評判になったエプロンブランド「ジェシースティール」など6ブランドのエプロンを輸入販売している。女らしいフリル使い、スッキリ細身に見える布の切り替えなど、ドレス感覚のエプロンが百花繚乱(りょうらん)だ。春夏の新作が入荷したばかりという。
「みなさん一度に10枚くらい試着されますね。洋服だと派手すぎるデザインもエプロンなら、やりすぎくらいでちょうどいい。華やかなものを身につけると地味には戻れないようで、リピートが多い。気分や用途で選んで」とは店長の彌野(やの)亜希子さん(34)。
価格は5千円前後が中心。従来のエプロン相場より高めだが服よりは手ごろ、かつ大胆な装いが楽しめるとあって、購買意欲がくすぐられる。「一気に買っていかれる常連さんも。コレクションアイテム化していますね」。コーディネートする水仕事用のゴム手袋もパーティー用と見まがうような、ファーやビジューがゴージャス!
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妻が店長、夫が社長。結婚5年の夫婦が商う「アモリコ」。それぞれ日本での仕事を辞め、2人で世界各地を放浪。ニュージーランドへの移住の夢かなわず帰国した3年前、ネット通販で細々始めたのがエプロンの輸入販売だった。
「きっかけはアメリカのドラマ。おしゃれなエプロンを日本でも広めたいと思った」と亜希子さん。ネットで支持を広げ1年後には実店舗をオープン。当初月100枚弱だった売り上げ枚数が、現在月約2千枚と20倍以上に伸びている。バイヤーの目にもとまり、丸井など大型店から卸の引き合いも増加。実績が認められ、昨年9月にはアメリカドラマ「アグリーベティ」でエプロンが使われた「キッチングラム」など2社と日本総代理店契約を結んだ。「日本でのエプロン人気に目をつけた米国メーカーから、最近は逆に売り込みが来ている状況。さらに扱いブランドを増やしていきたい」とは夫の龍太郎さん(33)。
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不況を背景にした巣ごもり志向を追い風にブレーク中の部屋着ブランド「ジェラートピケ」でも昨秋、エプロン(3360円)が登場した。「家事をする人しない人で反応が分かれる商品ですが、実家暮らしの人でも『かわいいエプロン』が家事デビューのきっかけになっている。男性からも『エプロン持ってないってどうなの』という声もありますしね」とは、展開するマッシュスタイルラボ(東京都港区)広報の豊山陽子さん。
アモリコの取材中にも「彼女に贈りたい」という男性が買いにきた。エプロンは単なる作業着と思っていたが、男ウケもするし、家事などのヤル気を上げる実利性の高いファッションであった。ホームパーティーや料理教室、ボランティア活動など人目に触れる機会も意外にある。ステキなエプロンを手に入れれば女子力アップは確実!?(重松明子)
・ <鳩山首相>ミス日本の女性7人が表敬訪問(毎日新聞)
・ 現場責任者ら2人を書類送検=作業員死亡事故で-福岡県警(時事通信)
・ 「死ぬかもと思ってた」奈良5歳児虐待死の母親(読売新聞)
・ <清水建設>放射性コンクリ量100分の1に 削減技術開発(毎日新聞)
・ <びわ湖開き>春の便り 40隻がパレード(毎日新聞)
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通りすがりの観光客が「かわいい~」と声をあげた。横浜中華街・関帝廟前にチャイナの空気を一変させる店があった。インポートエプロン専門店「アモリコ」。
アメリカの人気ドラマ「デスパレートな妻たち」で評判になったエプロンブランド「ジェシースティール」など6ブランドのエプロンを輸入販売している。女らしいフリル使い、スッキリ細身に見える布の切り替えなど、ドレス感覚のエプロンが百花繚乱(りょうらん)だ。春夏の新作が入荷したばかりという。
「みなさん一度に10枚くらい試着されますね。洋服だと派手すぎるデザインもエプロンなら、やりすぎくらいでちょうどいい。華やかなものを身につけると地味には戻れないようで、リピートが多い。気分や用途で選んで」とは店長の彌野(やの)亜希子さん(34)。
価格は5千円前後が中心。従来のエプロン相場より高めだが服よりは手ごろ、かつ大胆な装いが楽しめるとあって、購買意欲がくすぐられる。「一気に買っていかれる常連さんも。コレクションアイテム化していますね」。コーディネートする水仕事用のゴム手袋もパーティー用と見まがうような、ファーやビジューがゴージャス!
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妻が店長、夫が社長。結婚5年の夫婦が商う「アモリコ」。それぞれ日本での仕事を辞め、2人で世界各地を放浪。ニュージーランドへの移住の夢かなわず帰国した3年前、ネット通販で細々始めたのがエプロンの輸入販売だった。
「きっかけはアメリカのドラマ。おしゃれなエプロンを日本でも広めたいと思った」と亜希子さん。ネットで支持を広げ1年後には実店舗をオープン。当初月100枚弱だった売り上げ枚数が、現在月約2千枚と20倍以上に伸びている。バイヤーの目にもとまり、丸井など大型店から卸の引き合いも増加。実績が認められ、昨年9月にはアメリカドラマ「アグリーベティ」でエプロンが使われた「キッチングラム」など2社と日本総代理店契約を結んだ。「日本でのエプロン人気に目をつけた米国メーカーから、最近は逆に売り込みが来ている状況。さらに扱いブランドを増やしていきたい」とは夫の龍太郎さん(33)。
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不況を背景にした巣ごもり志向を追い風にブレーク中の部屋着ブランド「ジェラートピケ」でも昨秋、エプロン(3360円)が登場した。「家事をする人しない人で反応が分かれる商品ですが、実家暮らしの人でも『かわいいエプロン』が家事デビューのきっかけになっている。男性からも『エプロン持ってないってどうなの』という声もありますしね」とは、展開するマッシュスタイルラボ(東京都港区)広報の豊山陽子さん。
アモリコの取材中にも「彼女に贈りたい」という男性が買いにきた。エプロンは単なる作業着と思っていたが、男ウケもするし、家事などのヤル気を上げる実利性の高いファッションであった。ホームパーティーや料理教室、ボランティア活動など人目に触れる機会も意外にある。ステキなエプロンを手に入れれば女子力アップは確実!?(重松明子)
・ <鳩山首相>ミス日本の女性7人が表敬訪問(毎日新聞)
・ 現場責任者ら2人を書類送検=作業員死亡事故で-福岡県警(時事通信)
・ 「死ぬかもと思ってた」奈良5歳児虐待死の母親(読売新聞)
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