日本時間で昨晩発走した今年の凱旋門賞はイギリス調教の3歳牝馬エネイブルが優勝した。日本から参戦したサトノダイヤモンドは15着、帯同馬として出走したサトノノブレスは16着であった。斤量の軽い3歳馬が有利とされているが、エネイブルは仮にアローワンスが無くても勝てたといえるくらいの直線の伸びであった。一方で、サトノは好位に付けてはいたが、直線で伸びを欠いた。重馬場を苦にしたという話ではあるが、前哨戦のフォア賞の敗退を見るに、確かにそうであろう。普通に考えると今後はジャパンカップか有馬記念になるであろうが、本質的にこの馬は直線が短い方が力が出し切れる感がある。海外挑戦は残念な結果に終わったが、有馬記念の連覇は十分期待できるであろう。