有馬もとの補助犬訓練士ダイアリー

聴導犬・介助犬国際認定インストラクター(日本聴導犬協会)有馬もとのプライベートブログです。

110 千葉県耳の日まつり、京都王任LC、東京都「耳の日」イベント

2006-03-06 17:33:48 | 補助犬&聴導犬&介助犬
↑ 千葉県聴覚障害者協会耳の日まつりのブースにて、(後、左から)聴導犬かよ&ユーザーの澤和さんと、トレーナーの矢沢さん。全日本遊技事業協同組合連合会のご助成で参加させていただきました。奥に休ませようとしても、休ませようとしても出てしまうタカちゃんとまつ君(前、左から)

 前日は、京都王任ライオンズクラブの聴力言語障害福祉事業の講演会にお招きいただきました。当日は、東京都聴覚障害者協会「耳の日」イベントで、3人のユーザーさんにお手伝いをいただきました。

「千葉県聴覚障害者協会 耳の日まつり」では、聴導犬かよちゃんのユーザーさん澤和夫妻にお手伝いをいただきました。
 例年と比べると、聴導犬の名前を知っている方が増えましたが、生の聴導犬を見るのは初めてとおっしゃる方が多く、デモンストレーション犬のタカも待機中のまつ君も、ブースにいらしてくださるみなさまにやさしくしていただけて大喜びでした。
 聴導犬かよちゃんは、早々に、ブースの奥に入り、寝てました。
 通路にノビノビと体を伸ばして寝ている、ひょうきんなオス2頭と比べ、かよちゃんのクールさが、エネルギー配分にシビアな「本物の聴導犬」という感じで、訓練した私が「お見それしました」と思わず脱帽でした。
 澤和夫妻のおかげで、いろいろな方が以前よりもっと関心を持ってくださったようです。当たり前のことですが、協会のスタッフがいろいろとご説明するよりも、ユーザーさんの体験談が一番説得力があるようです。さらに興味をもたれた方が増えたようです。

 現在、全国に聴導犬はわずか11頭。介助犬も30頭。そのうち、聴導犬3頭。介助犬3頭が(福)日本聴導犬協会所属犬になります。千葉県にはご縁が深く、聴導犬1頭。介助犬1頭を貸与させていただいております。

 「京都王任ライオンズクラブ」様からのご支援は今年で3年目になります。主催講演会も、だんだんに規模が大きく、今年は一般の方も含め150人以上の方がおでましいただけました。聴導犬みかんのユーザーさんである岸本夫妻が来てくださいました。お父さんもお母さんも、とてもステキな講演をしてくださいますので、どこでも好評です。聴導犬みかんは、本になったりして、ちょっと有名なので「あ、これがみかんちゃん」と、親しみをこめて言葉をかけてもらえたようです。みかんも、みなさんから注目していただけるのが大好きな子なので、楽しかったようですね。

 京都聾学校の校長先生やPTAの方もいらしてくださいまして、将来の生徒さんたちのために聴導犬のデモンストレーションをご高覧くださいました。
 京都聾学校は、日本で一番歴史が古く120年の歴史があるそうです。おでましいただけましたこと、光栄でした。たくさんのすてきな出会いを創ってくださいました。京都王任ライオンズクラブのみなさまに感謝です。

 東京都聴覚障害者協会「耳の日」イベントには、認定を受けたばかりの聴導犬もりちゃんとユーザーさんのご家族とお友達。それから日本聴導犬協会からボランティアの矢野さんが参加してくださいました。あちこちで「大人しいねぇ。かわいいねぇ」と、お褒めの言葉をいっぱいいただいたようです。
 もりちゃんは、猫っぽいところがある子なので、壁にスリスリしたり、ユーザーさんの足にスリスリしたりと、不思議な聴導犬ですが、この日は、きりっとしていたようです。人が多かったので、もりちゃんを伏せさせるときは、家族でもりちゃんに円陣を組んで、周りをガードして、踏まれないようにしたりと、小さなもりを、まだ小学校の3年生の兄妹が守ってくれているかと思うと、ありがたくて、ホロっとします。ユーザーさんのお友達もとても理解がある方なので、頼りにしております。矢野さんお疲れ様でした。

 もりペアは、認定を通ったばかりなので、ユーザーさんご自身がはらはらドキドキなのですが、もりの方は、いつものようにマイペースだったと思います。本当に、憎めない、たまらなくかわいいもりちゃんなんです。ふふふ。
 
 さぁ。11日は、みんなでディズニー・シーです。慰労会も兼ねて。


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