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中身が見えないからこそ・・・商いの「信用」って?

2008-05-22 09:34:57 | 羽毛ふとん

昔は木綿わたのふとん、今は羽毛ふとん。

暖かくなってくると、ふとん屋さんは仕立て直しの仕事が多くなります。弊店でも羽毛ふとんのリフォームの依頼が次第に多くなる季節です。

弊社は自店内の一角に羽毛ふとんのリフォーム工場(作業場)があります。

中身が見えないとはいえ、時々とんでもない物が紛れ込んでいます。

それらは、お客様が他店で購入されたり、訪問販売で購入されたりした羽毛ふとんばかりです。そして、そのメーカー(販売元)は今では倒産したりして存在しない会社もあり、また現存の有名な訪問販売会社もあり、と色々です。お陰で、自店で販売した羽毛ふとんは今のところ、良い羽毛が入っていました。

 写真は店内の作業風景です。羽毛ふとんの解体作業をしているところです。

 

事例(1)

どんな物が入っていたかと言うと、次の写真をご覧下さい。

 中国産の表示の羽毛ふとんでした。麻の紐です。羽毛の色が白(ホワイト)ではなかったので、見過ごすところでした。●の友社の実例です。

 

事例(2)

 次のものは、ビニール(PP繊維と思う)のようです。たぶん、輸入時の羽毛原料が入っていた袋が、機械に挟まれ羽毛と一緒に撹拌されたのでしょう。取り出すのに大変な手間がかかりました。また、以前にも、この会社の羽毛を解体した時は、その中にパウダー状の骨粉が大量に入っていました。洗いが悪かったのでしょう。すでにこの会社は倒産して存在していません。

 

いずれも、弊社で販売したものではありませんが、決して他人事ではありません。何故なら、販売するすべての羽毛ふとんを再度弊社で調べることは、100%不可能ですから。

お客様は弊店を信用してのお買物です。メーカーの責任であるとはいえ、最終責任は弊店にもあるということです。 弊社の使命は、お客様の代わりに、「信用できるメーカー」と取引し、「良い商品」を探し、販売することです。その報酬としての利益があると思います。粗悪品を販売したら、信用がなくなります。

ある会社の会長さんが言われました。「今正しい商いをすれば、孫の代に結果がでる」と、「親の因果が子でなく、孫の代に・・・」ということですね。

時代の変化が激しい時、悠長なことは言ってられませんがね・・・

 

 

 

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