魔法の鏡をみつけたら

なお子改め夏海遙のブログ

東松院へ!②

2017年07月30日 | 日記
9時過ぎに東松院へ着いた途端、アブの大群に迎えられました。(停車した車の窓ガラスにアブや大きい蜂がゴンゴンぶつかってきて皆でギャーギャー騒ぐという今ではいい思い出)
いわき在住のギタリスト、松崎康弘さんとお会いしすぐにリハを始め、10:30には開演。

(リハ風景)

ここでは玄侑宗久氏の震災をえがいた小説「光の山」から、「あなたの影をひきずりながら」という短篇作品と、心平の詩「エレジー」と、窪島氏の「安典さんへ」を朗読させていただきました。
涼しい風と木の匂い、鳥の声や虫の羽音を感じながら公演ができ、至福のときでした。


震災での身近な死を経験していない私が玄侑氏のこの作品を読むことに、ずっとおこがましさや怖さを感じていましたが、本番では「玄侑氏の作品をご紹介する」という気持ちで臨みました。
お客様方は静かに真剣に聴いてくださいました。
(郡山から駆けつけてくださった、演劇仲間の橋本さん)

ご住職一家の上品で優しい雰囲気と温かいおもてなしに、メンバー全員このお寺のファンになりました。どこか懐かしく、毎夏訪れたくなるような居心地のよさ。ああ、帰りたくない…。
本堂に、墨絵の描かれた木のふすま?があるのですが、戦時中に疎開にきていた子供が描いた落書きも残っていて、そんな可愛らしいエピソードがぴったりなお寺でした。
またぜひ訪れたいです。
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