走らない馬と小回りのきくクレーン車と…

2007-06-03 23:59:00 | 日記・エッセイ・コラム

日曜日。睡眠時間はしっかりと確保した。
昼頃からやっと外に出て、所用をすませ、軽く寄り道しながらスズキランチへ。

近頃、気持ちがすれ違いばかりのハヤテがお相手。
ジーナに乗るとそれなりに動けてはいるのに、ハヤテに乗ると最近特にダラダラになってしまう。がんばって速足にもっていってみるものの、なんだかムリヤリやらせてる感が強かった。でもどうしたらいいか、わからなくなってきていたのだ。
そして今日も「ああやっぱり」な状況ではあったけど、こんな時にベテランの方からいただくアドバイスのありがたさを痛感。

その後もコーヒーを飲みつつ話をしながら、牛はいろいろ思うところがありました。
車の免許を取る時の事。
バイクの教習の時の事。
十数年前の転職直後の頃の事。
関わってきたたくさんの企業とのやりとりの事。
いつだって何をはじめたって、何事も無いなんて事なかった。ノウハウも無い状態で、けど物事の捉え方は決して間違っちゃいなかった。
だから、あらゆるところでつまづいて、ひっかかって、時に玉砕したりもして、ヨロヨロしながらそれでもちょっとずつやってきたんだ。

だから大丈夫。
今だから楽しめる。味方だってたくさんいる。
牛の第六感は大丈夫だって言っている。
たとえば、ウィンカーをあげなおしてシフトチェンジしつつ減速と同時にアクセルをあおって前の車の車線変更を予測し後続の車両に余裕を与えながらワインディングのむこうを見るように、そのうち出来なかった事も出来るようになると信じてる。
(…それがいったい何年後になるのかはわからないけどね;)

そんなこんなで帰り道。

走り始めてすぐ、巨大な特殊車両が前方を走っているのに気づきました。
何の車両かわからないけどとにかくデカい。最初、重機がダンプに積載されてるのかと思ったら違うみたい。
敢えて追い越さず後ろをついていったら、仙台空港の下をくぐるトンネルにぎりぎりで入り、時速20キロ程度で抜けた後、牛と同じく県道10号線に入りました。
追い越し禁止の片側1車線。国道4号線の海側、仙台空港と仙台港をつなぐ道路で、大型車両が頻繁に行き来します。対向車線も相応の交通量があるので、無理に追い越す事もできません。
4号線の渋滞を避けてこの道を通るんですが、バカでかいトレーラーの類の後ろにつくと、平均時速はかなり落ちます。それでも4号線の袋原界隈からの渋滞に比べたら、流れる分気が楽なんです。

牛のインプレッサwとその特殊車両の間には乗用車が1台。ちょっとイライラ気味に走っている様子。
こういう時こそイライラしたらおわり。楽しんだモン勝ちです。
いいなぁ、この車どこか行かないかなぁ。直後についてよく見たいのに。
気づくと後方は、だいぶ車列が繋がって、延々とヘッドライトの明かりが連なってます。
渋滞の先頭から3台目だw

しばらく走ったら、田んぼの真ん中のY字路で、特殊車両がウィンカーをあげました。
左折?ついて行っちゃおうかなぁ♪…と思ったら間違いだったみたい。そのまま直進しました。
その隙に、牛の前を走っていた乗用車は、対向車線がわずかに途切れた隙をついて、追い越していきました。
やったぁ♪よく見れる…と喜んだものの、どうやら次の細い道を左に入るようです。
だけど、こちらの車線からは入り角がきつくて、一度では曲がりきれない様子。大きく対向車線にはみ出して、上下線ともふさいで切り返しをはじめました。もちろん、牛も、対向車線の車も、おとなしく停止して待っています。

そして、今まで後ろしか見えなかったその車両が、牛に横腹を見せることになりました。あわててW-ZERO3のカメラを起動!
(牛ってばどうしてデジカメ積んでこないかなぁ;)
うわぁ!タイヤいくつ付いてるかな?!w
Ga1000n

これはトラッククレーンていうやつ??
タイヤ8つ。今まで見た他の特殊車両と比べたら大きさはまずまずだな。
気が向いたので調べてみました。

タダノ製 オールテレーンクレーンGA-1000N
吊り上げ荷重100000kg
最大地上揚程48.5m
キャリヤ部分のエンジンはベンツ製V型6気筒 インタークーラー付ターボディーゼルエンジン、排気量11.946L

…エアコン・FMラジオ付き、オプションでTVチューナがつくらしい。

実物はかなりの大きさではあったんだけど、クレーン車の中ではそれほど大きい方ではないらしい。(確かにバケモノみたいなのいるもんね。)
オールテレーンクレーンというのは、不整地走行もできるオールマイティなクレーン車の事なんだって。タダノのサイト、細かな解説付きで良いな。
標準仕様で2億くらい(税抜)するっぽい。2億のかたまりが牛の目の前にいたのかぁ。

あ。平成13年発売時のニュースリリース見っけ!

国内のクレーンでは始めてイージースカイピン機構を採用
→ワイヤーと油圧シリンダーではなく、1本のシリンダでブームの各段を押し出し、ピンロックをする工程を繰り返してブームを伸長していくものだそうだ(…なんとなくわかる気がする)。。。
ブームを伸ばす操作は、モニタで必要なブームの長さを選んだら、伸縮レバーを倒すだけの簡単操作
→…って、他のがどれだけ複雑な操作なのかわからないけど、とにかく簡単なのだな。

むは~wおもろい!かっこいい♪
この類のタイヤがやたらついてる車両の面白いところって、8輪なら8輪がそれぞれ動くところ。前4輪、後4輪がセットで向きを変えたり、別の方を向いたりするので、普通の車とはちょっと違う動きができたりするんですよね。
今日見たときは普通に前4輪の向きが違うだけだった…「8輪操向」とか「カニ操向」とかやってくれたらいいのにw

あっ。
ランディーガもハヤテも、たまにそっぽ向いたままナナメに走ったりするけど、あれが「4輪カニ操向」なのか?!(笑)

調子にのって調べてたら、やっぱり世の中にはいろんなマニアがいるもので、クレーンファンサイトやら、メーカーの建設機械のエンターティメントサイトだのいろいろ出てきました。
街角のクレーンを撮影するために車で出かけるってどんなだろうw

そうだなぁ。牛のとっておき特殊車両画像はコレかな。
Rosen
去年の福島空港祭で見た、ローゼンバウアー社の消防車。
このヒトこそタイヤいくつあったんだっけ。
放水のデモンストレーションを離れたところから見てたけど、すごかったなぁ。
Rosen_2

そうだ、花巻空港祭のときも見かけたんだっけ。
でも夕方で手前に人がたくさんいて、ちゃんと撮れなかったんだった。
Rosen_3

うっ。
この画像と一緒にある室屋さんのスホーイ画像見てたら、なんかワナワナしてきた。
ううぅ、飛行機が見たい!グルグル飛ぶものが見たい!

しまったぁ~、発作が…自ら起爆スイッチを押してしまった…どうしよう;


好きな人ができましたw

2007-06-03 12:52:17 | 日記・エッセイ・コラム

前述の通り、牛は衝動と勢いとアホさ加減でできています。

そんな牛に付き合ってくれた(逆を言えば牛が付き合っていた)K子とは、なかなか会う事もままなりません。正直、さびしいとも思います。

だけどね。
牛、久しぶりに見つけたんですよ。出会えたんですよ。
牛やK子と、おそらく同じ色の血が流れているであろうヒト。
むしろ「同じ種族」と言ってもいい。
先日、某4輪関連のSNSを見ていて、実は身近なところにすばらしいヒトがいたのだと感動…そして惚れました。
彼女は「スズキランチ」の会員さんで、これまでもイロイロとお話をさせていただきつつ、ちょっとピンときてはいたのですが、今回確信を持ったんです。仲間だと。

紹介しちゃいます♪
↓牛のお友達の草食動物…馬さんです。
Uma01
(※画像の転載については本人の承諾を得ています)

ぷっw 何度見ても笑えるwww
牛、初めてこれ見た時ビール飲んでましたが、見事気管に入ってむせました(笑)
そしてそれだけじゃないんです。

Uma02

夜の公園で女性が馬の面かぶって1輪車の練習をしているという事実。
…プライスレスw

いや、何故一輪車なのかとか何故馬の面なのかとかよりも、まずは「どうして馬の面を持っているのか」から入るべきだったのかとも思うんですが、既にそれはどうでもいいんですよ。人はみな何か「訳なんて無い」事があると思うので。

某SNSに行くと、「紅白帽で1輪車」、「大コケ」の様子を見ることが出来るんですが、それらをネットに晒す彼女に(そして、そんな様子を伝える撮影者のかたにも)牛は最上級の敬意をはらいたい!
心の中で捧げ銃。自らの為すことをありのままに。どうせならオモロいほうがいい。

それにしても。
牛は4輪も、2輪はバイクもチャリも持ってるけど、一輪車って思いつかなかった!
とあるきっかけで、彼女…chiyokoさんは一輪車に乗ることを決意したようですが、「大人は絶対乗れませんから」と言われたのに対し「絶対乗ってやる!」と思ったそうで…大好きです、その対抗意識と反抗心w

そして今日、牛も一輪車を体験させてもらってきました!
※なぜ乗馬クラブに行って一輪車なのか?とかはもういい。

実物見て唖然。いや無理っしょコレ。
だって、前後左右あらゆる方向に対して、自力でバランスとらなくちゃいけないんでしょ?
四つ足の車や、前後には支えてくれる2輪とは全然違う…そもそもバランス感覚が良いとは言えない牛ですから、なおさらありえないモノに思える(汗)

まずは草食動物chiyoko先生のお手本を。
Lessn1
手すりなどにつかまって一輪車に乗ります。ペダルは水平のところから乗る…んですが、当然最初からこんなふうにはできません。
両手でつかまって、ふんじばって、なんとか両足をペダルに持って行ける程度;
牛は最初、ペダルが一番下に下りた状態で乗ってみたんですが、それでもむちゃくちゃ怖いです。
ヘタすりゃ後ろに転倒して、一輪車は前に吹っ飛び自分は後頭部を強打、って事になるわけですから。
「うお~!」とか「どわ~!」とか大騒ぎしつつなんとか乗って、片手だけ離したけど、こりゃ動けない。停止してても足にはものすごい力が入っててプルプル。

そして、勢いと感性で特攻するタチの牛は、転んでもあんまり痛くないように、ランチの草の上で試させてもらおうとしたんですが…そこには手すりがナイ;
そこで、肩につかまらせてもらったり、両側から手をつないでもらって、ほんの数十センチだけ前進に成功w
…もちろん手を離されたら無理w
…でも、おもしろいかも…!

そして、ちょっぴり支えなしで乗る様子を見せてもらったんですが。
Lessn2
うおおおおおおおお!
すごい!乗ってる!
…かれこれ3週間、毎日練習してるそうです。すごいなぁ。
継続は力なりとか為せば為るとか、なんていうか、もう巷で話題の「ドラリオン」とか見てないけどこれだけで軽く感動できましたよアナタ。

きっかけはともかく、一輪車という選択とその根性、エネルギーは敬服に値します。いつでも何にでも、挑戦する気持ちは大切だなと。
(モチベーションが何に維持されていようともねw)

Wheel
そんな彼女の足元を見ると、履いているのはいわゆる「上履き」でした。
薄くて感覚がわかりやすくていいらしいです。
4輪のドライビングシューズにもいいらしいです。
牛もちょっと欲しくなってきた…一輪車と上履き。

ちなみにchiyokoさん、乗馬の腕はすばらしくて、美しくてかっこよくて惚れ惚れしちゃうんですよぉ。。。
ああモゥ、ずっとそのままでいてください。
そして7月のSUGOでは、きっと「一輪車でピットウォーク」を実現させてください…!w

一輪車っていくらぐらいするんだろう…ふむふむ…。
誰か練習につきあってくれる人いないかなぁ。。。


あんな事、こんな事。

2007-06-03 00:55:00 | 日記・エッセイ・コラム

以前も書きましたが、過去に、友人K子とはとても楽しい日々を過ごしました。

今日はその様子を振り返ってみようかと。
アナタに贈ります。バカバカしい想い出の数々をw

泉ヶ岳に登り「ファイっトぉ~!いっぱ~つ!」とリポ○タンDごっこをしたのはいつの日のことだったか。
牛とK子の旅で、必ずやっていたのが「立入禁止の札及び柵をのり越える格好で記念撮影をする」というもの。

福島県塩屋崎の灯台の上では、手すりを乗り越える格好で記念撮影をしました。
車中泊旅行で訪れた青森県龍飛岬でも当然、津軽海峡を目指し柵を越えようと…↓
Keepout
その後、通りすがりの海上保安庁職員をむりやりつかまえて、うみまると共に記念撮影したり。
(普通に作業服来た人…)↓
Umimaru
お仕事中だったろうに、わざわざお付き合い頂いたこのかた、今でもお元気でいらっしゃるんだろうか;
…あ。ちなみに「挙手の敬礼」は、通常帽子を被っているときに右手でするものです。角度や位置はその組織によって微妙に異なります。

石巻の日和山公園では、何故かインプレッサwの車内に置いてあった「ガザC」をモチーフによくわからんシーンの撮影をしたり、
(牛はカメラを構えているだけだが、K子はよその人が普通に通り過ぎる階段の下で倒れているという過酷な撮影だった)↓
Gazac

宮城県北部にある白鳥飛来地「長沼」にララァ・スンを探しに行ったりとか。
(別に普通の白鳥だ↓)
Lalah

そうそう、いわきの宿では、浴衣丹前姿で「これが若さか…」ごっこもしたっけなぁ。
(タイマー撮影による)↓
Punch

…何故ガンダムネタが多いかと言うと。

当時、K子と同じ会社にいたE君は、ガンダムとブルースリーが好きで、牛とK子がガンダム合宿(※)をする際に、E君からビデオを借してもらったんです。
それ以来、E君を相手に「ガンダムを学んだ報告」的にこういう事をしていたわけで。
(※それまでガンダムに興味無かった牛とK子は、あるきっかけで思い立ち、3日間就寝・入浴・トイレ中を除いて休みなくガンダムのファーストとZを見続けるという合宿を行った。その際、牛兄が所有していた「声優辞典」が大活躍で、○○役の声優××さんは、あのアニメの△△役もやっている的な知識をも得た、貴重なイベントであった。)

K子の発案でバレンタインデーにはこんなチョコも作りました。
Choco
…その後K子は、E君とめでたく結ばれ、今では息子と3人幸せに暮らしている。

当時、「20代後半女子的にどれだけイタい靴下を履けるか」というテーマもあったなぁ。
牛は「白地に黒のガイコツ柄の靴下」を愛用していたが、K子は「マイメロディのハート靴下」だった。…強い。
Socks

しかしながら。
女性に限らず男性も含めて、じきに人はみな落ち着いて保守的になっていく。
そりゃそうだ。みんなそうやって「大人」しくなるもので、いつまでもバカやったり無謀な事をしているわけにもいかないのです。

もちろん、何かを守ったり大人になることと「探究心や冒険心、何か新しい事にチャレンジする精神」を持ち続けることは別ではあるが、特に女性は、結婚や出産をきっかけに行動範囲が制限されがちなのは事実。
K子だって、たまに連絡を取ると、母になっても相変わらずそんな精神(とバカ根性)を持っている1人ではある。だけど、かつてのような行動範囲を確保しつづける事は非常に困難であるというのが、現実なのであります。

でもさ。大事だよね。
興味や好奇心、、開拓精神を持ち続けること。
そんな人から牛は刺激をもらって原動力にしたり、逆に誰かに影響与えたりしていくのは、漫然と毎日を過ごすより何倍もハッピー。
(そしてくだらないことをするのは、もっとユカイなのですよw)

そう思いつつ、牛は最近どうだろう。
ああ、馬に乗り始めたくらいかな。
いやいや、まだまだあるはず。今できること、今だからやれること。

…とかいいながら、この話は前フリに過ぎず、次のエントリーに続くのでありますw