20年後までの年間空間線量率の予測図が発表されたそうですね(記事)。
こういう記事を見ると元のソースが見たくなるのですが、「政府が発表した」ということで政府のどこなのかが書いてありません。首相官邸でも内閣府でも政府公報でも政府与党でもなさそうですし、「発表した」の正確な主語が分からなければソースを探し出せないですね。それで他の記事を探すと、これでは「野田政権が公表」となっており、役立たず。これも「政府は公表した」で駄目。
しかし、日経には「空間線量の予測は枝野幸男経済産業相が示した」とあり、どうやら経産省っぽいことが分かります。河北新報では「経済産業省は公表した」であり、やっぱり経産省みたいです。
それでは経産省のウェブサイトに行ってみましょう。新聞記事になるくらいのトピックですから「ニュースリリース」や「トピックス」のところにどーんとあれば探しやすいのですが、残念ながらそうではありません。でも「東日本大震災 関連情報はこちら」というのがあって(震災の情報より、原発事故の情報がメインになっていますので、タイトルをどうにかした方がいいと思います)、これをクリックすると「4月23日 【原子力被災者支援】空間線量率の予測」という項目があります。そこをクリックしても直接、予測図に飛ぶわけではなく、「避難指示等について」ずらずらと書かれている中に「空間線量率の予測(平成24年4月23日)」とあるのが求めている予測図です。
こういうのっていろんな人が見た方がいいと思うのですが、驚くほどアクセスしにくいですね。「主語」を明確に書かない新聞、何層も降りていかないと目的の情報にたどり着けないウェブサイトの構造、よりによってpdfのみで「サイト内検索」でヒットさせられない作り方(pdfの洪水で嫌になります)。見て欲しくないからわざと難しくしているのではないかと思ってしまうくらいです。
まあ、新聞には20ミリとか50ミリとかわけが分からないことを書いてあるわけですが、原発が爆発する前からある法律に照らし合わせて1mSv/year超のところを見ると、20年経ってもかなりの範囲がそれに当たります(しかも外部被曝のみで)。絶望的ですね。
ところで普通の線量計で測ればSv/hrが表示されるはずですが、これを年当たりに換算する計算式はどういうのを使っているんでしょうか。環境省では外8時間+室内(線量は外の0.4倍)16時間を365日という計算で、外の線量0.23μSv/hr(バックグラウンド0.04μSv/hrを含む)が1mSv/yearであるとしています。一見さんに分かるように書いておいて欲しいです。仕方なくいろいろ探しましたが、20ミリシーベルトがどうやこうやと言い出したときは環境省と同じ「外8時間+室内(線量は外の0.4倍)16時間を365日」を使ったらしく、この計算式で3.8μSv/hrが20mSv/yearに相当すると言うことになったようですね。これが使われているんだろうと思います。
こういう記事を見ると元のソースが見たくなるのですが、「政府が発表した」ということで政府のどこなのかが書いてありません。首相官邸でも内閣府でも政府公報でも政府与党でもなさそうですし、「発表した」の正確な主語が分からなければソースを探し出せないですね。それで他の記事を探すと、これでは「野田政権が公表」となっており、役立たず。これも「政府は公表した」で駄目。
しかし、日経には「空間線量の予測は枝野幸男経済産業相が示した」とあり、どうやら経産省っぽいことが分かります。河北新報では「経済産業省は公表した」であり、やっぱり経産省みたいです。
それでは経産省のウェブサイトに行ってみましょう。新聞記事になるくらいのトピックですから「ニュースリリース」や「トピックス」のところにどーんとあれば探しやすいのですが、残念ながらそうではありません。でも「東日本大震災 関連情報はこちら」というのがあって(震災の情報より、原発事故の情報がメインになっていますので、タイトルをどうにかした方がいいと思います)、これをクリックすると「4月23日 【原子力被災者支援】空間線量率の予測」という項目があります。そこをクリックしても直接、予測図に飛ぶわけではなく、「避難指示等について」ずらずらと書かれている中に「空間線量率の予測(平成24年4月23日)」とあるのが求めている予測図です。
こういうのっていろんな人が見た方がいいと思うのですが、驚くほどアクセスしにくいですね。「主語」を明確に書かない新聞、何層も降りていかないと目的の情報にたどり着けないウェブサイトの構造、よりによってpdfのみで「サイト内検索」でヒットさせられない作り方(pdfの洪水で嫌になります)。見て欲しくないからわざと難しくしているのではないかと思ってしまうくらいです。
まあ、新聞には20ミリとか50ミリとかわけが分からないことを書いてあるわけですが、原発が爆発する前からある法律に照らし合わせて1mSv/year超のところを見ると、20年経ってもかなりの範囲がそれに当たります(しかも外部被曝のみで)。絶望的ですね。
ところで普通の線量計で測ればSv/hrが表示されるはずですが、これを年当たりに換算する計算式はどういうのを使っているんでしょうか。環境省では外8時間+室内(線量は外の0.4倍)16時間を365日という計算で、外の線量0.23μSv/hr(バックグラウンド0.04μSv/hrを含む)が1mSv/yearであるとしています。一見さんに分かるように書いておいて欲しいです。仕方なくいろいろ探しましたが、20ミリシーベルトがどうやこうやと言い出したときは環境省と同じ「外8時間+室内(線量は外の0.4倍)16時間を365日」を使ったらしく、この計算式で3.8μSv/hrが20mSv/yearに相当すると言うことになったようですね。これが使われているんだろうと思います。