もなぴの徒然メモ

本当のことは報道や教育の真逆なのかも…
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◆《詭謀の党》の「希望」

2017-10-02 15:51:09 | 時事ネタ

▼《詭謀の党》の「希望」

政党支持率の調査では、有権者の最大のボリュームゾーンが「無党派層/支持政党ナシ」となって久しいです。

与党側には堅い支持基盤(=必ず投票してくれる有権者)があるとは言っても、小選挙区の有権者の過半数というわけではないですから、野党側が候補者を1本化すると負けしてまう選挙区がけっこうあるという客観的な事実があります。

そのうえ選挙の「風」などというものは、結局のところテレビや新聞などのマスメディアが《意図的に》作り出すことで起こるものですから、与党に風が吹くことは通常はありません。(その意味で、投票日までの北朝鮮の行動や先進国でのテロ報道などに注目です。)

そもそもマスメディア自体が、「大衆洗脳の装置」という出自を持っているうえに、現在の劣化が極まったマスメディアは、《政権与党の足を引っ張ることが正義》で自分たちの役割だと勘違いしているので、報道のバランスを取ることができなくなっています。

このような状況下で、無党派層の「その日の空気で投票を決める」または「風が吹かないと選挙には行かない」有権者の受け皿が、《きぼうの党》・・・△希望の党、◎詭謀(=騙しとはかりごと)の党となることは、日本語の言霊の不思議を感じさせてくれます。

 ▽ 希望【き - ぼう】・・・将来に対する期待。将来に対する明るい見通し。
 ▽ 詭謀【き - ぼう】・・・騙して人をおとしいれようとする計略。

12年前に総務省が作成した、選挙の啓発動画に登場する政党名が「希望の党」だと話題になっていますが、そこで描かれる有権者の無関心が招く国家や社会の厄災が、有権者自身に降りかかって初めて後悔するという筋立ても、とても示唆的です。

▼カオス・混沌から新しいものが生まれる

繰り返しとなりますが、日本のように長い継続した歴史を持ち、かつ成熟した先進国では、選挙の争点が単純な、あるいは極端な「二者択一」の政策選択となることは、もはやあり得ません。

様々な理不尽を抱えながら、黙々と社会を支える有権者の立場こそは常に「中道」ですから、より良くするために「そこから」現実的に選択し得る政策を問うものでなければ、まったく何の役にも立たないからです。

私たちの暮らしも「国」が平和に存続してこそです。戦後日本において、ずっと正面からの議論をすることができなかった《究極の社会福祉政策》である「国防や経済安全保障」のあり方について、初めての選択と意思表示を私たち国民に託されたのが、今回の総選挙です。

その意味において、無党派層の受け皿として、現在の与党に対抗し得る現実的な政策提案と議論を仕掛ける勢力の必要性が、有権者に認知されていくことを、私も期待しています。