またしても久しぶりのブログ更新でございます。
今週の土日は山形県酒田市にございます、日吉歯科診療所へ行って参りました。
日吉歯科の熊谷 崇先生は、従来の「虫歯を見つけたら削ってつめて終わり」という
歯科医療からリスクコントロールを行うことにより、
極力歯を削らずに一生自分の歯で噛めるようにしていくためのシステムを
スウェーデンで学ばれ、日本でも大活躍している先生です。
多くの著書を書かれたり、NHKのニュースにも出演されていたので、
生熊谷先生を見たときは興奮しました。笑
さて、そのシステムは「MTM(メディカルトリートメントモデル)と呼ばれているのですが
アメリカやスウェーデンでは当然のように行われているシステムです。簡単に申しあげますと、
医科のように初診時にお口全体の検査を行い、お一人お一人の歯周病・虫歯のリスクを調べます。
その上で除菌治療を行い、虫歯・歯周病になりにくいお口の中を作っていきます。
それから必要であれば、削ったりかぶせたりの治療を行っていきます。
除菌されていない口腔内で治療してもすぐにまた虫歯になってしまいます。
そしてメンテナンスに入るための下準備が整ったところで、
メンテナンスへ移行していきます。
文章だけだとよくわからないと思いますので、
詳しくは当院スタッフがわかりやすく説明致します!(^−^)
残念ながら日本は歯科後進国なので、予防に関しての認識は低く、
歯医者なんか痛くなったら行って、痛くなくなったら行かなくていいや
という考えの人が多いように思います。
しかし、それでは再治療を繰り返し、歯の寿命をどんどん縮めることになってしまうのです。
そこで当院でもそのMTMを導入するために昨年から日吉歯科の講習を数回受けて参りました。
今回は最後のセミナーでしたので各医院の症例発表がございました。
そして無事熊谷先生の合格を頂くことができました。
今後もMTMを確実に実践していくために精進して参ります。
熊谷先生はよく講演会で、
「命の寿命と歯の寿命を逆転させる」
とおっしゃいます。
一人でも多くの方がこのMTMを実践し、
生涯自分の歯で過ごせることが私たちの望みです。