シニアベンチャーグランパ

60歳を迎えるある日、第2の人生について考えました。そんな時に、昔の起業家仲間に出会いました。違った熱い人生を送ろう!

他人の飯を食う  シニアベンチャー

2013年02月18日 07時47分42秒 | 起業家
久しぶりに栃木の歯医者コンサルの会社の社長が大阪に来ます。
相談事があるようで、Iさんとプーちゃんから出席を求められました。
それで今までの仕事の推移を書類をひっぱり出してきて調べました。
どちらかというと、今はプーちゃんの会社の主力売上先になっています。


「ご無沙汰してます」
社長が若い男性を連れてソファに座ります。
「今度東京に支社を出します。息子が支店長をします」
社長も60歳を超えられたと思います。グランパの時代からの付き合いです。
「それはおめでとうございます」
「グランパさんと取引を始めた頃はまだベンチャー企業でしたが、もう同業者が10社は下りません。やはり東京に拠点を移さないと、乗り遅れますし、単価競争も厳しくなりました」
そろそろ課題を持ち出しそうです。
Iさんところのシェアーは10%以下です。ただ、プーちゃんとこでは30%あります。
「それで社内で打ち合わせをして、単価の高い会社を切ることに。それと古い取引先のリホームの営業を始めることに」
息子が取引先の入った日本地図を広げて説明を始めます。どこも2代目の時代に入りましたね。
「現在で取引先は360社になります。今までコンスタントに月2社~3社の新規を契約できていましたが、この1年は半分に落ちています。それで掘り起こしをしてみましたら、リホームで月1社がとれることが分かりました。それにこちらの評判がいいこともわかりました」
「東もすると言うこと。月2社が可能かということですね?」
「はい。単価は今まで通りで交通費と宿泊費を加算してもらいます」
Iさんは問題ないという顔をしていますが、プーちゃんは思案しているようです。
Fさんの娘さんが戦力になっていますが、Uさんの主人がキーポイントです。
グランパの顔を見てプーちゃんが席を外します。Uさんの主人と話すようです。
小さな会社は人の手配が生命線です。
グランパは早くR職会員が使えるようにと考えています。
「実は私は去年までグランパさんの後輩でした」
「お幾つに?」
「32歳に」
「早い卒業ですね」
「最近はみんな早いですよ。40歳までおられたというのは怪物ですよ」
「他人の飯を食うのは必要なことです」
いつの間にかプーちゃんが戻ってきて、
「頑張ります!」
と返事しています。


グランパが心配しているのは梁山泊の若者はここしか経験がないことです。
常識と思っていることが非常識なこともあります。
他人の飯を食べすぎたグランパの仕事がここにはあります。





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