シニアベンチャーグランパ

60歳を迎えるある日、第2の人生について考えました。そんな時に、昔の起業家仲間に出会いました。違った熱い人生を送ろう!

私は影    シニアベンチャー

2012年11月10日 07時11分45秒 | シニアベンチャー
朝一番に、Fさんの車で信用組合の専務理事を訪問しました。
会社としては新しいので難色を示されるかと思いましたが、試算表の内容が大きく評価されました。
保証協会の保証付きで、2000万の申し込みを済ませました。
洋風居酒屋バルの知名度も大きかったようで、グルメ誌を置いて帰りました。


いよいよ会社再編についてのOさんとの2人きりの打ち合わせは昼からです。
今日はOさんのお気に入りの靭公園のカフェです。ほん近くに 新店舗予定地があります。
「もう1軒洋風居酒屋バルをすることになったのですね?」
「ところで、そろそろ結婚を考えている?」
「いや それどころじゃないですよ。ボスは何歳に結婚されました?」
「今の君より若い32歳だよ」
「そろそろ準備しろということですね」
彼も笑っています。
「再編については?」
「3人ニュアンスは少しずつ違うのですが、概ね賛成です」
「現場もそうだね」
「Iさんところもプーちゃんところもやるなら一緒の時期がいいと思います。とくに覆面調査の今後の勢いは強いので、当社を1年後に売上で抜くという数字は堅いと思いました。ただ、3社を一つについては意見が分かれます。GさんPさんは3社を一つにして上場というテーマをあげていますが、私はそれには反対です」
「どうして?」
「社長になると言い続けてきましたが、上場はあまりいい印象はないのです。今の会社を作る前の会社も、上場を目指していた会社だったのですが、結局起業家の心の分からない、証券会社や公認会計士が入ってきて、夢の実体のない風船のようになって消えてゆきました」
その気持ちはグランパも味わいました。
「駐車場ドットコムの寿命は長くて5年ですね。でもこれは自分が建てた事業です。最後まで看取りたいのです。覆面調査はもともとボスやGRさんが手掛けてきた財産です。これは大きくなると思いますが、これも上場には向かないゾーンだと思います」
「その判断は正しいと思うよ」
「ボスはどう見ています?」
「まず安全策で、Oさんの会社は現状で置いておいて、Pさんを常務に据える。GRさんが再び自社に戻すのを止める。Iさんところとプーちゃんのところを再編する。Oさんが大変だが、ここの社長に入る。Uさんに会員事業を統括してもらう意味で副社長に入ってもらう。それぞれの社長を事業部として取締役に。いっちょかみ娘も取締役で若手を引っ張ってもらう」
「ボスは?」
「私はそう影だよ」


Oさんが最終的にどんな決定をするかわかりません。
でもそれが彼の仕事です。
グランパは感じたまま意見を述べました。






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