「不連続の世界」
恩田陸
幻冬舎
木の陰にいる
骸骨のような「木守り男」
聴いた人が死にたくなる歌を探す
「悪魔を憐れむ歌」
映画の撮影に出会うと
人が死んでしまうジンクスについての
「幻影キネマ」
砂丘消失と人間消失の謎をとく
「砂丘ピクニック」
男4人の電車旅
「夜明けのガスパール」
つながっているのか
別々の物語なのか
日常の謎なのかもしれないけど
どの話も死がついている
『 . . . 本文を読む
「へんてこマンション」
深見春夫
佼成出版社
サーカスのライオンさんが
訳あってマンションの部屋探し
”へんなひと だいかんげい”
と書いてあるマンションを見つけて
中を見てみると
1階はお菓子の部屋!
2階には、なぜかマンションが住んでいる!?
さて3階は…
個人的に気になる住人は
2階に住んでいるマンションさん
小鳥に部屋を貸しています
おぉ
小鳥がかわいい!!!
7階に住むおばけの . . . 本文を読む
「菅原伝授手習鑑」
すがわらでんじゅてならいかがみ
文 橋本治
絵 岡田嘉夫
ポプラ社
歌舞伎絵巻シリーズ3
学問の神、天神さまとして有名な
菅原道真公が太宰府に流される際のお話
歌舞伎のお話なので
いい人と悪い人がはっきりしています
(そこがなんかヘンですが)
字が細かくて分量があるため
読み聞かせは無理かな…
それにしても
絵がすごく緻密で
実際の歌舞伎の舞台もこんな感じだろう . . . 本文を読む
「もし、あなをずっとほってくと
ちきゅうのうらにでられるの?」
作 きむらゆういち
絵 やましたこうへい
教育画劇
仲良しクマの3兄弟が
地球の内側の秘密に迫る
科学絵本
絵や文体は幼児向けか?
と思われますが
内容は意外と小学校高学年向けかも…
ということで
4年生に読み聞かせしました
本の途中に
地震のしくみがわかる「しかけ」がありましたが
事前にためしすぎて
ページがやわらかくなっ . . . 本文を読む
「死んでも治らない
~大道寺圭の事件簿」
若竹七海
光文社
主人公の大道寺圭が
警察を辞める前の最後の事件と
辞めた後の事件を
交互につないでいく
連作ミステリー
途中でなんとなく
結末が予想できるのですが
それぞれの話の展開が
おもしろかった
ただ
読後感に楽しさはありません
大道寺圭って
けっこう黒いなぁ…って感じだし
しかも彼にとって
たぶん出会いたかっただろう事件
もはや運がいい . . . 本文を読む
「のぼうの城」
和田竜
小学館
戦国時代
豊臣軍の小田原攻めの際
関東の主要な城で
唯一落城しなかった「忍城」のお話
総大将石田光成率いる
豊臣方の大軍に対し
城主不在の成田軍は
のぼう様といわれる
成田長親を忍城城代とし
家臣農民一同が結束して戦います
もぅ140ページくらいまで
読むのがすごくしんどかった…
(読みなれない漢字ばっかりだし!)
でもがんばって良かった
合戦の場面がおも . . . 本文を読む
「吸血鬼在中につき」
佐脇元
文芸社
事故にあって死んだらしい僕だけど
痛さも死の自覚もなくいつもとかわらない…
それは
吸血鬼を名乗る女の子が
体の中に入っていたせいだった
彼女は弟を探していたが
見つかると殺されるかもという
探している間に
マンションが爆発して十階から飛ばされたり
マフィアの殺し屋に撃たれたり…
ファンタジーですね
なんでか
「サムライガール」(キャリー・アサイのほう . . . 本文を読む
「吹雪の山荘
―赤い死の影の下に」
笠井潔
岩崎正吾
北村薫
若竹七海
法月綸太郎
巽昌章
東京創元社
大晦日の夜
吹雪の別荘村で
首なし女装死体が発見され
偶然宿泊中の名探偵たちが
謎ときしていく
リレー小説
名探偵たちのキャラが立っているし
リレーのたびに
話がどんどん転がっていき
「どうなるんだろ???」
の勢いで最後まで読めました
あとがきよかった
人によっていろんな結末があっ . . . 本文を読む
「雲の上の青い空」
青井夏海
PHP研究所
元探偵の宅配ドライバーが
小さな日常の謎を解決していく
文庫本になったのかな?
最近、新聞広告が出てましたけど
2007年8月が第1版
5つのお話があり
どれも解決しますが
なんかさびしい余韻が残るのは
なぜだろう?
第4話の「透明な面影」について
今は亡き人に似ているって
すごくびっくりするし
切ないよなぁ…
偶然ですが
NHKドラマ「フ . . . 本文を読む