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2013年3月16日(土) 横浜能楽堂「バリアフリー能」字幕サポート体験

2013-03-16 | 日記

宝塚PSP字幕観劇の会 
横浜能楽堂普及公演「バリアフリー能」字幕サポート体験

横浜能楽堂スタッフブログ: http://ynt.yafjp.org/staff-blog/?p=207
場所:横浜能楽堂(神奈川県横浜市) http://stadium.nack5.co.jp/
日時:2013年3月16日(土)14:00~16:30

参加者の声:
「“今どこをやってる?”をリアルタイムで把握しながらの観劇だったのでとっても快適でした!」

「コンパクトな会場で臨場感もバッチリ! 素養が無く大丈夫かビビりましたが、狂言はリアルに笑え、
 お能も鬼神の舞や楽曲も含め神妙な世界に少しは浸れたと思います。関係者の皆様に感謝です!」

2012年10月、それは1本のメールから始まりました。
「初めてメールをお送りさせていただきます。横浜能楽堂の石川と申します」

横浜能楽堂様では毎年3月に行われるバリアフリー能で、様々なサポートをつけていらっしゃるのですが、
能・狂言の上演中の字幕はまだ行ったことがない、と。何か良い方法はないか…と思っていたところ、
「宝塚PSP字幕観劇の会」のページを発見し、連絡をくださったとのことでした。

こんな地味で小さな私たちを見つけてくださり、ありがとうございました。(HP管理人さんにも感謝!!)

今回の字幕席は「正面・脇正面」それぞれの後方部分でしたが、
公演終了後の聴覚障害者対象意見交換会では
「演者の口形も見たいので、ぜひ前の方にも字幕席を」という意見も出ていました。

今回の公演字幕は初めての試み。
今後、多くの方の意見が反映され、いつでも気軽に能・狂言を字幕付きで観劇することができますように…。

使用ソフト IPtalk(作者:栗田茂明氏)  ITBC2(作者:森直之氏)

Special Thanks (株)ソニー・コンピュータエンタテインメント 日本光電工業(株)  全難聴  参加者の皆様

宝塚PSP字幕観劇の会
http://www2u.biglobe.ne.jp/~momo1/sub1/new_sub/akemi080501.htm

 

 ↓ 『印刷用にはこちらをどうぞ』(PDF)↓
http://www2u.biglobe.ne.jp/~momo1/image1/20130316psp.pdf

 

当初、横浜能楽堂様からは、PSPだけのご依頼だったのですが、
せっかくの「バリアフリー能」だったので、
 「モニタ・ノートPC・iPadも含む表示のご提案」をさせていただきました。

 すると横浜能楽堂様はそれを快く受け入れて下さり、そのおかげで、
今回のような「モニタ・ノートPC・iPad表示」を確保したうえ、プラス表示としての
「希望者へPSPの貸し出し」というスタイルが実現したのです。

また、字幕制作途中で横浜能楽堂様より、
通常の文章とは違う、能特有の“息の継ぎ目”で句読点が入る字幕用原稿が届きました。

これは横浜能楽堂様のお心づかいで、
「今回の上演字幕では、詞章に書かれている意味を伝えることよりも、
謡いや台詞のリズム・雰囲気を伝えたいと思いましたので、
“息で切る”方を採用しました」というものでした。

しかし、その瞬間のセリフを理解する情報保障としての字幕としては、
読みにくく(把握しにくく)なるため、
通常の「意味での句読点」に戻すことをご理解いただきました。

そして次のステップとして、
例えば、「より能・狂言を楽しむために」という機会を設け、
そこで“息で切る字幕表示”を行ってみてはどうかと、ご提案させていただきました。

「字幕を通して能・狂言を楽しむ」と言っても、いろいろな方法があるんだと言うことを知りました。

今回の字幕サポートを通して、私たちもいろいろな勉強をさせていただきました。
横浜能楽の皆さま、ありがとうございました。

宝塚PSP字幕観劇の会
http://www2u.biglobe.ne.jp/~momo1/sub1/new_sub/akemi080501.htm


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