goo blog サービス終了のお知らせ 

どうみてもメモ帳

猫が好きです

ビリルビン・ウロビリン体

2006-11-26 10:33:08 | 考察
一応完成

考察
尿ビリルビン測定法
1-① グメリン法について
本法の感度は文献値では0.1mg/dlである。従って、被験尿2は陽性であるはずだが
我が班の結果は陰性であった。実際の感度は文献値より低いという理由も考えられるが、尿中のビリルビンは抱合型である為、親水性に富んでいるので、検査に時間を掛けすぎてビリルビンが分解されてしまったことも考えられる。
1-② ハリソン法について
被験尿2が陽性という結果は、本法の感度がグメリン法よりも鋭敏であるという文献値とも合致する。但し本法には、時間と手間が掛かる、使用する尿量が多いなどといった短所もあるので、一概にグメリン法より優れているとは言い難い。
2-① イクトテストについて
尿の必要量も少なく、反応するまでの時間も僅かで、白いマットの上で行うため比色も容易と長所が目立つ。感度は文献値で0.1mg/dlとあるが、被験尿2が陽性という結果から文献値と大きな差は無く、グメリン法などより鋭敏であると言える。
2-② 試験紙法について
ある程度の尿量が必要であるという点を除けば、簡便性は最も優れている。文献値上の感度は0.2~0.5mg/dlと若干劣るが、実際には被験尿2が陽性であったので、ハリソン法やイクトテストなどと比べても遜色ない。

尿ウロビリン体測定法
1-① ワーレス・ダイヤモンド法
使用する尿が10mlと多く、確認に用いるクロロホルムは危険な薬品である。これらの理由から簡便性では試験紙法より見劣りするが、本法の利点は判定に明確な基準が設けられていることである。これは正常尿中にも出現するウロビリン体の測定に対して非常に重要であり、臨床的意義の項にも述べた通り、2+以上ならば肝細胞性もしくは
溶血性黄疸、-ならば閉塞性黄疸という判定をビリルビンの測定結果と合わせることで得ることができる。感度は参考文献には記載されてなかったが、被験尿4が添加無しの正常尿であったことを考えれば、+という結果は妥当であると言える。
1-② 試験紙法
前述した通り、簡便性の面では優れているが、本法だけでは-であることを判定できない。感度は0.4~1mg/dlが正常、1mg/dl以上が異常(+)と文献値に記されている。これは正常尿中のウロビリン体濃度と一致しており、被験尿4は正常尿であることからも、文献値と実際の感度にズレは無いようだ。
2 シュレージンガー法
ウロビリン測定法は他に比較対象がないので、利点欠点を挙げにくいが、実際に本法を行った感想としては、簡便性に優れているとは言い難いのではないだろうか。被験尿、試薬ともに使用する量は少なくないし、尿ビリルビンを確認し、存在した場合には除去せねばならない。濾過にも時間が掛かるし、判定には紫外線を用いる必要がある。とはいえ長所もある。参考文献3には、被験尿を20倍以上に希釈して陽性であった場合には、被験者は確実に病的である、と示されていた。これは本法が相当に高い感度を持っていることを意味しているのではないだろうか。しかも正常尿である被験尿4に対しても、正常であるという結果が得られたことから、測定レンジにも幅があることがうかがえる。

昨日載せるの忘れてた(´・ω・`)
このまま提出してもいいんだけど
例の臨床的意義の理由も書いとこうかなぁ
まあ時間あったらってことで

最新の画像もっと見る