合気道の演武(補足)

ケリー　　　　:モフィ、稽古は続いているね。

mofy　　　　:うん、楽しく稽古しているわ。

ケリー　　　:そう、この前の続きだけど、
　　　　　　　合気道は、きれいに豪快に飛ばす
　　　　　　　演武が多いと言ったけど、理由は、話したとおり
　　　　　　　なんだ。それで、もう少し理由を付け加えると
　　　　　　　合気道には試合がないよね。

mofy　　　　:えぇ、そう習って稽古しているわ。

ケリー　　　:つまり、うまくなったのか、どうか、評価が
　　　　　　　難しいんだ。うまくなったという表現も
　　　　　　　あまり、あてはまらないんだけど。
　　　　　　　評価という面では、基準が難しいんだ。
　　　　　　　
mofy　　　　:そうねー。

ケリー　　　:自分というのは、結構、他のひとから評価されたい、
　　　　　　　という願望をもつよね。
　　　　　　　これは誰でももつ気持ちの一つだから、
　　　　　　　別段、悪いと言っているのではないんだ。
　　　　　　　要は、その気持ちがあることを知って、
　　　　　　　その気持ちも大事にしながら稽古すべきなんだ。
　　　　　　　他人の評価が自己評価の基準になると、
　　　　　　　合気道の精神ともずれてくる。
　　　　　　　そこを、知って、稽古するんだ。
　　　　　　　そうすることで、他人も大事にし、自分も大事に
　　　　　　　することにつながるんだ。
　　　　　　　つまり、武道精神になるんだ。それが合気道さ。

mofy　　　　:話しが難しかっったけど、なんとなく
　　　　　　　わかるわ。合気道精神ていろいろなことを
　　　　　　　教えているのね。もっともっと、稽古して
　　　　　　　いきたいわ。ケリー、ありがとう。

合気道の演武

mofy　　　:合気道の演武というものを
　　　　　　みたわ。何かとても受け身の
　　　　　　ひとが飛んでいるの。

ケリー　　:そう、演武会ではとくに
　　　　　　飛ばすのが多いね。

mofy　　　:それって、すごいことのように
　　　　　　見えるのだけど、
　　　　　　ケリーはどう思うの?

ケリー　　　:そうだね。見た目はなんかすごそうなんだけ
　　　　　　　ど、受け身のひとって、よくみてみると
　　　　　　　若くて、からだのやわらかいひとが
　　　　　　　多いんだ。ご年配のひとが受け身を
　　　　　　　とるところをあまりみないんだ。

mofy　　　:合気道って、ご年配の方々も稽古できるの
　　　　　　よね。そこが魅力であったりも
　　　　　　するよのね。

ケリー　　　:そうなんだ。つまり、あんなに飛ばすことも
　　　　　　　ないし、飛ばす必要もないんだ。
　　　　　　　そもそも、無理な受け身はケガにも
　　　　　　　つながりやすいんだ。

mofy　　　:じゃぁ、なんであんなに飛ばして投げるの
　　　　　　かな?

ケリー　　　:いいところに気がついたね、モフィ。
　　　　　　　合気道って、大きく飛ばすことが目的
　　　　　　　じゃないんだ。大きく飛ばすのは合気道の本質
　　　　　　　ではないのさ。その大きく飛ばそうという
　　　　　　　気持ちは、どこからきたのか。
　　　　　　　もう気がついたね、モフィ。

mofy　　　:わかったわ、ケリー。
　　　　　　最初に合気道は、からだと、気持ちがひとつに
　　　　　　なるものと教えてくれたよね。ケリー。

ケリー　　　:よく理解しているね、モフィ。
　　　　　　もうわかったね、何が大事か。

mofy　　　　:うん。ケリー、ありがとう。　




　　　　　　　
　
　

昨日の稽古

mofy　　　:座って、稽古したわ。
　　　　　　合気道には座り技があるのが
　　　　　　おもしろいと思うの。

モグ　　　:へぇー、そうなんだ。


ケリー　　　:そう。座技というんだ。
　　　　　　　正座をすることに、意味があるんだ。
　　　　　　　畳みに、正座する。これだけでも
　　　　　　　気持ちがスーっとするものなんだ。

mofy　　　　:わかったわ。茶道に似たものが
　　　　　　　あるのね。

ケリー　　　:よく気がついたね、モフィ。
　　　　　　　それが、わかれば、合気道の上達も
　　　　　　　早いね。

モグ　　　　:へぇー、そうなんだ。

mofy 　　　　:モグは、さっきから、へぇーしか
　　　　　　　言わないのね。

モグ　　　　:だって、合気道って、格闘技の一つ
　　　　　　　かなって思っていたんだ。

ケリー　　　:そう思っているひとも多いんだけど、
　　　　　　　実はそうではないんだ。
　　　　　　　合気道も茶道も、他の武道にも
　　　　　　　道がついているよね。
　　　　　　　この道は道程でもあるのさ。

モグ　　　　:なるほどね。とても興味が出てきたよ。

mofy　　　　:これからの稽古が楽しみだわ。

道程が偲ばれる。

　　　　　　　


　　

mofyの稽古三日目

mofy　　　　:今日の稽古は、受け身をたくさん
　　　　　　　やったわ。
　　　　　　　受け身をすることで、少しづつ、
　　　　　　　からだが
　　　　　　　軽くなったような気がするの。

ケリー　　　:そう、受け身って大事なんだよ、
　　　　　　　モフィ。
　　　　　　　とっさのときの、からだの
　　　　　　　使い方が
　　　　　　　身につくんだよ。
　　　　　　　からだが、軽く感じられるのも
　　　　　　　稽古の効用だね。

mofy　　　　:何か、あたらしい自分の発見が
　　　　　　　あるわ。

ケリー　　　　:そう、武道って、あたらしい
　　　　　　　　自分の発見でも
　　　　　　　　あるのさ。

mofy　　　　　:また、あたらしい発見を
　　　　　　　　みつけるため、
　　　　　　　　稽古を続けてみるわ。

あたらしい発見がみつかるかも。　　

お月さま

お月さま　　:とても元気そうね、　モフィ。

mofy　　　　:お月さま、あいきどうって知っている?

お月さま　　　:えぇ、知っているわ、モフィ。
　　　　　　　　あいきどう、はじめたのね。
　　　　　　　それで、元気なのね。

mofy　　　　:そうなの、お月さま。

お月さま　　　:からだと、気持ちがひとつになる稽古ね。
　　　　　　　　昔から、よく知っているわ。
　　　　　　　モフィがはじめたとなると、
　　　　　　　うれしいわ。

mofy　　　　　:お月さま、また、教えてね。おやすみなさい。

緑濃い、季節