スポンジボブ入門

ケリー:　あのスポンジボブが入門したんだって?

mofy:　そうなの、気づいたら隣でスポンジボブが稽古していたの。

ケリー:　そうなんだ。あのスポンジボブも、とうとう入門したんだね。

mofy:　何か思うところがあったんだね。

ケリー:　そう、入門には、ひとそれぞれ、きっかけがあるものね。

mofy:　そうなのよね。わたしは、お月様と話をしていたら、入門したくなったの。

ケリー:　へー、そうなんだ。ぼくは、きみに誘われたことと、何か、作曲にも良い影響がありそうだから、だったんだ。

mofy:　そうだったわね、あれから一年経ったわね。そろそろ、感想をいうころよね。

ケリー:　わかったよ。でも、その前に、スポンジボブの入門動機を知りたくない?

mofy:　そうねー。まず、スポンジボブとお友達になりましょう。

ケリー:　そうだね、勇気をもって話しかけてみよう。

ケリー入門

ケリー:　　　稽古をはじめて、三ヶ月経ったよ。
　　　　　　　最初は簡単だと思ったけど、以外と難しいん
　　　　　　　だね。
mofy:　　　　誰もが、そう思うみたい。
　　　　　　　モフィだって、そう思ったもの。
ケリー:　　　　力を入れてしまうんだよ。
　　　　　　　　そうすると、うまくいかなんだ。
mofy:　　　　そこに気がつけば、一段階進んだことになるのよ。
ケリー:　　　そういうものなんだ。
mofy:　　　　それが稽古なのよ。
　　　　　　　先生は、誰でも通る道と言っているわ
ケリー:　　　じゃ、どうやって力を抜けっていうのかな
mofy:　　　　力は力だけど、普段使う力とは違うみたいなの
ケリー:　　　そうか、そういう力があるんだね。それを稽古
　　　　　　　していくんだね。
mofy:　　　　そう、それがおもしろいところなのよ。

あたらしい年

mofy: 　ケリー、あたらしい年になったよ。
　　　　今年からから、稽古始めない?

ケリー: そう、やっと作曲の仕事が一段落したので、
　　　　念願の合気道に入門するよ。

mofy:　やったわ。とってもうれしいわ。いっしょに
　　　　稽古できるのね。

ケリー:　モフィ、やさしく教えてね、初心者だからね。

mofy:　　わかったわ、ケリー、まかせてね。とっても
　　　　　楽しみだわ。初稽古が待ち遠しいわ。　

一教

mofy:この前の稽古で一教という技をやったの。
　　　全然、うまくいかないの。先生は力が入りすぎ
　　　　と言っていたわ。

ケリー:力が入りすぎってどういうことなんだろう?

mofy:こちらが力を入れると相手も力をいれるみたいなの。
　　　力をお互いだせば衝突することになるらしいの。

ケリー:衝突はよくないね。

mofy:そうなの、ケリー。先生がいうには、衝突は格闘に
　　　なってしまうらしいの。

ケリー:格闘って、よくないね。戦ってしまうことになるよね。

mofy:そうなの。でも力を入れないと技ができないのよ。

ケリー:わかったよ、モフィ。合気道って力ではない、
　　　　何かが技になっていくものなんだね。

mofy:そうみたい。それが難しいのよ。こころとからだが一つに
　　　ならないと技は生まれないらしいの。

ケリー:合気道って、何かの深い教えがあるみたいだね。

mofy:そう、それをみつけていくみたいなの。
　　　頑張って稽古していくわ。ケリー。

ケリー:ぼくも、作曲にいかすために、習ってみようかな。

mofy:まあ、うれしいわ。ケリーと一緒に稽古できるのね。

正座で呼吸

mofy　　:ねぇ、お月様、正座して深い呼吸をすると
　　　　　とてもおちつくの。最初は慣れなかったのだけど
　　　　　稽古で続けていくうちに、普通にできるように
　　　　　なったわ。

お月様　　:えらいわね、モフィ。ずっと稽古を続けているのね。
　　　　　　息を吸ったり、吐いたりするのって、普段は
　　　　　　意識しないけど、稽古で意識すると難しいでしょ。

mofy　　　:そうなの、お月様。普段、意識しないことを
　　　　　　意識してやるってとても難しいの。でも稽古を続ける
　　　　　　ことで普通にできるようになったわ。

お月様　　　:それって、一つ進歩したことになるわね、モフィ。


mofy 　　　:そうなの、お月様。合気道って、いろんなことを
　　　　　　教えてくれるわ。もっといろんな発見をしていきた
　　　　　　いわ。

お月様　　　:モフィ、普段、身近にあって気付かないことって
　　　　　　たくさんあるの。それを合気道は教えてくれている
　　　　　　のね。
　　　　　　もっと稽古して、勉強しないとね。

mofy　　　:お月様のいう通りね。わかったわ、おやすみなさい。