前回、観音力(かんのんりき)について書いたが、yumiさんからもらったコメントに
消臭力(しょうしゅうりき)が出てきて笑わされた。笑っているうちに、「りき」が気になり、しばし、あれこれ思う。
「力」の音読みには「りき」と「りょく」がある。漢字に漢音と呉音があり、仏教的な言葉には主に呉音が使われている、のだそうだ。観音力、他力本願、法力、金剛力士像などなど。
それに対し、科学、医学、法律など現実的な言葉には「りょく」漢音が用いられている。万有引力、遠心力、原子力、聴力、筋力、拘束力、交渉力などなど。
この読み方に逆らうと、何となく語感が悪い。
そこには何らかの法則が存在しているかのように思える。
仏教的ではないが、力士のような例もある。
「りきし」と読むが「りょくし」ではおかしい。
人名もまた「りき」が使われるようだ。
力石徹、安岡力也、長州力(小力)、田谷力造、山本一力。
リッキーと960ポンドなんてのも、ついでに思い出す。
もし、人名で「りょく」と読む例をご存じの方があれば、ぜひ、ご連絡ください。
こうした法則からすれば、人力車は「じんりょくしゃ」と読むべきかと思う。
「人の力で引く車」ならば、水力、火力、原子力のように、「じんりょくしゃ」というべきではないかと思うが、そうはいかない。
また、馬力(ばりき)のような言葉もある。
馬一頭が時間あたりに動かす距離と重さの関係を示す単位ならば「ばりょく」というべき
なのだろうが、そうなっていない。
一筋縄ではいかない「りき」と「りょく」であります。
消臭力(しょうしゅうりき)が出てきて笑わされた。笑っているうちに、「りき」が気になり、しばし、あれこれ思う。
「力」の音読みには「りき」と「りょく」がある。漢字に漢音と呉音があり、仏教的な言葉には主に呉音が使われている、のだそうだ。観音力、他力本願、法力、金剛力士像などなど。
それに対し、科学、医学、法律など現実的な言葉には「りょく」漢音が用いられている。万有引力、遠心力、原子力、聴力、筋力、拘束力、交渉力などなど。
この読み方に逆らうと、何となく語感が悪い。
そこには何らかの法則が存在しているかのように思える。
仏教的ではないが、力士のような例もある。
「りきし」と読むが「りょくし」ではおかしい。
人名もまた「りき」が使われるようだ。
力石徹、安岡力也、長州力(小力)、田谷力造、山本一力。
リッキーと960ポンドなんてのも、ついでに思い出す。
もし、人名で「りょく」と読む例をご存じの方があれば、ぜひ、ご連絡ください。
こうした法則からすれば、人力車は「じんりょくしゃ」と読むべきかと思う。
「人の力で引く車」ならば、水力、火力、原子力のように、「じんりょくしゃ」というべきではないかと思うが、そうはいかない。
また、馬力(ばりき)のような言葉もある。
馬一頭が時間あたりに動かす距離と重さの関係を示す単位ならば「ばりょく」というべき
なのだろうが、そうなっていない。
一筋縄ではいかない「りき」と「りょく」であります。
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