「ヤマブドウ」
戦争中、戦後にかけてヤマブドウ、コクワなどの山の幸は多くの人の胃袋を満たし、飢えの一部を担っていました。
田舎の子供たち、親たちもヤマブドウを種子のまま食べたので、汲み取り式のトイレはブドウの種子が下の方にたくさんこずんでいました。それほど良く食べたのでした。
霜が当たった黒紫色のヤマブドウは小粒ながら独特の甘さがあり、美味しいのです。
生食の他に、焼酎漬けのヤマゴボウ酒や汁だけ絞ったブドウ汁にし飲みました。
今ではヤマブドウも特別な店で売られるようになり、まだ売られるであろうと後回しにしていると、その後は店に出ず、なかなか手に入らなくなりました。
むかしのヤマブドウを懐かしむ人が買い占めるのでしょう。たかが山の幸などと思いがちですが、思い切らないと買いそびれてしまいます。
2017.10.7 撮影。北海道医療大学・里山
北海道医療大学里山には、毎年実を付ける木がありますが、他のヤマブドウの木は立派に大きくなっているのに、何年たっても実を付けないのがあります。
山歩きの好きなカムイラビットはブドウ採り、コクワ採りの昔の時代を懐かしく思い出します。
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