気まぐれなサイコロVR

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有馬記念予想

2008-12-27 19:19:10 | 競馬
今年も幾多の名勝負があった2008年の中央競馬もいよいよオーラス。最後に当てて気分よく年を越したいもの。

【中山10R:有馬記念】
◎⑩マツリダゴッホ
○⑬ダイワスカーレット
▲⑨メイショウサムソン
△⑧スクリーンヒーロー
×⑥エアシェイディ
×⑤フローテーション
×⑫アサクサキングス

いよいよ今年も最後のGⅠ有馬記念を迎えた。天皇賞秋・JCに比べるとメンバーはやや寂しい気もするが、昨年の1・2着馬が出走してきた。連覇か、雪辱かそれとも有終の美か、はたまた…。興味深い一戦になることは間違いなし。
基本的に昨年の有馬記念で好走した馬が今年は上位の評価になる。どちらに本命を打つか迷ったがマツリダゴッホの連覇に期待してこちらを本命にする。前走のジャパンカップは先行集団につける競馬から直線は一旦抜け出てくるような感じもしたが、最後は止まって4着。オールカマーから少し間隔が開いていたことと実績のない東京コースが最後は響いた感じ。それでも東京であの競馬ができるのだから力もつけているし、デキもある程度良かったということだろう。有馬記念を目標にしてきたローテンションを組んでいるように、秋のレースでの疲労度もそれほど大きくはなさそう。調教の動きもパワフルに見えた。馬体も安定して連覇への条件は揃った。ここ10年のデータを見ると6枠より外は殆ど死に枠。ただ、今回は6枠でも10番枠。フルゲート換算なら5枠に位置するだけに、馬番では十分勝負になる。中山ではまともに走れば3着を外したことがないほどの中山の鬼。今年は昨年同様ダイワスカーレットを見ての競馬になるが、中山ではこの馬得意の4角捲りもある。ダイワの粘り腰も強烈だが、早目に突き放してリードを取れれば押し切れる。5歳馬は最近勝っていないのが気になるが、この馬ならそれを克服してくれる。

対抗は当然ダイワスカーレット。脚元の不安から久々になった前走の天皇賞秋。少し行きたがりところを見せたが、途中からは折り合えていた。直線で一度は下がるような場面も見られたが、そこから脅威の粘りでウオッカと追い比べを演じて結果は2センチだけ届かずの2着。勝ったウオッカも当然だが、この馬の強さも相当に際立っていた。これでデビューからの連続連対は11に伸びている。体調変動の大きい牝馬でこの成績を残しているのは立派の一言。昨年はマツリダゴッホに負けたが、それでも最後の最後は差を詰めているように、交されてもそれで終わりではないというのは確か。今年は逃げるか、昨年同様に番手の競馬を選択するはず。前走を使っての上積みは相当なはずだし、昨年以上の粘りを発揮しての逆転も当然可能。ただし、外枠の13番枠ということだけが気になる材料。それさえ克服できれば37年ぶりの牝馬の有馬記念制覇も見えてくる。

これが引退レースとなるメイショウサムソン。今年は念願の凱旋門賞挑戦を果たしたが結果は10着と残念なものに終わった。その後のじゃっパンカップは久々に石橋守Jとのコンビになったが、この馬のもっとも苦手とするスローでの上がりの瞬発勝負になったしまった。それで6着ならこの馬の力が全く発揮されないままに終わってしまった。昨年の有馬記念は断然の1番人気、絶好の1枠を活かせず惨敗。ただ、どうもデキも下降線を辿っていたとか。元々が暖かい時期に走る馬。寒くなると成績が悪くなるのは確か。ただ、今年はここ数日は寒かったが、それまでは⑫月かと思うほど暖かい日もあった。その分は昨年よりも調子は良さそうに見えるし、引退レースとして数々の伝説を残している有馬記念。ダイワスカーレットがいればスローになることはないし、今の時計のかかる中山の馬場もこの馬向き。調教は抜群ではないものの走れる態勢にはありそう。武豊Jは日曜もこの1鞍に全力投球。土曜日の無念も一気に晴らせるか。

ジャパンカップを制したスクリーンヒーロー。ここに来ての充実振りには目を引くものがある。前走はこの馬に流れの向く上がり勝負になった。それとともにデムーロJの好騎乗も光った。それでも前走の内容はフロックとは思えない。3歳時は穴馬としての印象が強かったが、休養を挟んでの今年は本当に1戦ごとに内容も良くなってきた。どちらかといえば東京コースの方が合うと思うが、早目の競馬で押し切る競馬をすれば中山も問題はないはず。データ的にはJCを使っていること、そして4歳馬と近年の勝ち馬のパターンにぴったり当てはまる。外国人ジョッキーが好成績を残しているこのレースデムーロJの初制覇の可能性も十分。

エアシェイディは中山コースであればいい競馬をしてくれそうな期待も持てる。実際に年明けのAJC杯では4角の不利も問題にせずに差しきり勝ちをした。2500mは正直長いが、昨年3着したダイワメジャータイプのような気がする。GⅠでの実績はかなわないが、距離の対応力はこの馬の方がありそう。サンデーサイレンス産駒のこのレース5連覇の重責もマツリダゴッホ同様この馬にもかかっている。
フローテーションは菊花賞で2着。前走のステイヤーズSは意表をつく逃げて2着。自在の競馬ができるし、機動力があるのは中山向き。スタミナも豊富だけに、速い流れになればルメールJの腕の見せ所。
アサクサキングスはある程度前で競馬をしないとこのメンバーでは苦しいし、今回は思い切った競馬をするはず。4歳馬の意地を見せてほしい気もするし、その可能性は秘めている。

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