気まぐれなサイコロVR

趣味の競馬を中心に、日常で気になったこと津々浦々を気まぐれに書いています。

10月1日メイン予想

2005-10-01 10:14:34 | 競馬
先週の神戸新聞杯のディープインパクトは完勝だった。馬体重の増減はなかったものの、落ち着きが出てきて春以上にたくましく見えた。シックスセンスも例年なら十分勝った内容も相手が悪すぎた。勢力図に大きな変化がない以上、無敗の三冠馬誕生は約束されたも当然か。あとは故障しないことを祈るのみ。明日は秋競馬最初のGⅠが行われる。その予想はまた明日。今日は札幌で注目の2歳Sが行われる。

【札幌11R:札幌2歳S】
◎⑪マツリダゴッホ
○⑬アドマイヤムーン
▲⑫フラムドパシオン
△⑦ニシノロドリゲス
×③ナイトレセプション
×②ディープエアー
×④ニシノアンサー

1800m戦になってから、ここで活躍した馬がクラシック戦線でも活躍する構図になっている。昨年はストーミーカフェの驚異的な逃げ切りで決着。昨年の1・2着馬はともにその後重賞勝ちを収めたように、この距離になってから、1戦1勝の馬でも能力があれば勝ち負けできる。オープンに出走しているキャリア組との実力の見極めが重要といえる。今年もなかなかの好メンバー。新馬戦からの直行か、オープンを走ってキャリアのある組どちらをとるか迷ったが、今年は前者に入る新馬戦で後続をちぎったマツリダゴッホを本命にした。札幌の1800mの新馬戦、それも1開催目に行われるレースは、レベルが高いことが多い。今年の場合この馬のレベルが抜けていた。開幕当初は時計が出やすいコンディションだった札幌でも、4日目の札幌記念の日は雨が降り時計がややかかった。そのなかで、早い時間帯のレースだったとはいえ影響は皆無ではなかった。道中は超スローペースで進んでいて、この馬自身の上がりが34秒8。芝1800mの2歳戦で逃げ馬でない限り、上がり34秒台を駆使するのは能力がないとできない芸当。雨の影響を考えれば超優秀。後続が離れても仕方がない内容だった。今回に向けて短期放牧に出されていたが、戻ってきてからも函館、札幌でキッチリと乗り込まれており仕上がりの不安はなさそう。今週も本場場での調教の動きは良かった。緒戦でも調教でもやや頭の高い走りとなるのが気掛かりも、前走の内容を見る限り問題ないか。あのポテンシャルならキャリアの浅さも克服できる。
強敵は、新馬、オープンと連勝中のアドマイヤムーン。初戦の函館は雨が降って走りにくい馬場状態であったのに、大外から1頭だけ別次元の脚で追い込んできた。前走の札幌でのクローバー賞は、札幌の1500mの大外枠で出遅れるという不利を背負ったが、大外から逃げた馬を最後捕らえた内容も評価できる。2戦とも大外から差し切った内容は能力がないとできないもの。エンドスゥイープ産駒だが、この馬の場合初戦で1800mを走っており距離の不安はない。2戦ともスタートで出遅れており、重賞クラスのメンバーとなると、この点も致命傷となりかねない可能性ははらんでいる。
フラムドパシオンは福島でデビューし、ここに挑戦してくるのは近年では異色のローテーション。初戦は最内枠で出遅れる苦しい展開となったが、4角外に持ち出してからの差し脚は目立つ内容だった。このレースに出走していたメンバーで唯一35秒台の脚を使っていた。一息入ったが、先週の日曜日の追いきりも一杯に追われて好時計。今週も本場馬で馬なりもいい動きをしていた内容から態勢は整った。今年が初年度となるクロフネ産駒。初重賞勝ちできる素質は秘めている。
新馬戦で好時計勝ちしたニシノロドリゲスが穴馬。ペースによって時計が左右される1800mの新馬戦だが、平均ペースで流れたとはいえ、函館での1分51秒台は十分評価できる。後続もちぎっており力は評価できる。一息入ってもう一追い欲しい調教過程だが、長くいい脚を使えるタイプだけに、上がりのかかる決着になれば浮上の余地は十分。
ナイトレセプションはグローバー賞と同じ日の、芝1500mという同じ条件で行われたが、さすがにクローバー賞にはかなわなかったものも、この馬自身も1分30秒1の時計なら未勝利としては優秀な部類に入る。上がり3ハロンだけならアドマイヤムーンと同じ時計ならここでも評価しないわけにはいかない。母系から1800mには不安はあるが、克服できない距離ではない。ディープエアーは初勝利は1200mであげたものの、この馬自身としては距離は短かった。1800mに伸びて追って味の出るタイプがよくでてきた。前走は今回と同じ条件のオープンを勝っており、ここに入っても遜色ない。ただ、メンバー的に前走は低調だっただけに、過大評価は厳禁と見る。ニシノアンサーは前走同様スンナリとハナが切れれば怖い存在。

【阪神11R:ポートアイランドS】
◎⑬ビッグプラネット
○⑩マイネルハーティー
▲⑥マヤノシャドー
△⑫アルビレオ
×②キョウワスプレンダ
×①アンクルスーパー

前走でも本命に期待したビッグプラネットが距離短縮で真価を問われる一戦となった。前走は絶妙なペースでの逃げだったが、休み明けと距離の長さで最後パタッと止まってしまった。やはり2000mは長かったということ。今回は2戦目で重賞勝ちを飾った時と同じ、阪神1600mに戻り、試金石ともいえる戦い。大外枠に入ったが、このメンバーならどうしても逃げたい馬がいないため、楽にハナを切れそう。自分のペースでいけたときは強い馬。先週は絶好調だった武豊Jの絶妙なペース配分が見られそう。
強敵はマイネルハーティー。前走は直前の大雨に切れ味を殺がれてまった。それでいて勝ち馬とは0秒4差で上がり34秒4の脚を使っていたなら8着でも気にする必要はない。展開的にハイペースは見込めないが、スローの切れ味勝負になってもある程度の位置につけていればチャンスはある。こちらも一叩きしての良化は十分見込める。ただ、別定でビッグプラネットより2キロ重い斤量の不利は否めない。
マヤノシャドーは久々の1200mでも克服できた前走。とはいえ本質的にはマイル前後の距離が実力を発揮できる舞台。そう考えると、前走の好走から状態の良さはうかがえる。夏に3走したが、それ以前は休養していたため疲れはなさそう。脚質的にはマイネルハーティーと同じだが、自在性はこちらの方が上。ただ、3歳馬の実力の方が上位と評価しているだけに、3番手評価。
アルビレオはまともならこのメンバーでも本命になってもおかしくない。春は最後には安田記念までに挑戦した実力馬。休み明けのせいか、調教での動きがイマイチで、仕上がりとしてはまだ途上。使われた馬と比べると順調さに違いがあるだけに、鉄砲駆けの実績があっても、今回ばかりは強気の評価は禁物。ただ、他のメンバーそれほど強力ではなく△評価が妥当。
昨年のダービー以来となるが、実力なら遜色ないキョウワスプレンダ。現実的には苦しいのは確か。調教も一追いごとに良化しているようなものの、まだまだ途上。ただ、どうにも不気味な気がしただけに押さえる。大穴ならアンクルスーパー。

【中山11R:秋風S】
◎①ダイワメンフィス
○④チアフルワールド
▲⑤ウェディングバレー
△③モアザンベスト
×②トールハンマー
×⑩ツルマルオトメ
×⑫クリノワールド

フルゲートで大混戦の一戦。どの馬も一長一短だが、このクラスで2勝を挙げている実績馬ダイワメンフィスを本命にする。5走前には中山1200mと同じ条件でこのクラスを勝利して、3走前の福島でも勝利。賞金の関係でまだこのクラスにいるが、2走前のオープンでも大負けしておらず、このクラスなら地力上位。前走は直線1000m戦の特殊な流れにやや戸惑った様子がうかがえた。間隔があいたことで陣営は太め残りを懸念しているが、調教量を見れば大丈夫と考える。最内枠の利を活かせれば。
チアフルワールドは右回りでの勝ち鞍もあるが、本質的には左回りがベストの条件。次の東京戦での狙いかもしれないが、3走前のクリスタルCの内容から見て、決してダメではない。前走の勝ち時計、内容ともに優秀で、昇級も勢いで突破できる可能性は十分。発馬に不安が残るだけに、課題を克服できれば。
ウエディングバレーは、新潟1000m戦に活路を見出したかのような内容。前走は重賞でも連対したように調子は上々。1200mでも大丈夫。中山での実績もあり、久々の1200mのペースに戸惑わなければ。モアザンベストは未勝利、500万、1000万と3連勝中。北海道での2戦はいずれもスピードの違いを見せつけた内容。このクラスまで来ると、厳しい点も出てくるが、この枠の利を最大限に活かしてハナを切れれば、逃げ粘りの可能性も十分。あとは中山の坂の克服も必要。トールハンマーもオープンで連続2着ならこのクラスの実績十分。中山でも好相性なら堅実駆けの最近を見ても怖い存在。ただ、時計面で課題があり速い時計の決着になったときは崩れる可能性も。ツルマルオトメも2走前の小倉の内容が秀逸。前走は昇級して1600万で3着とこのクラスにメドは立った。メンバーレベルを比べると、今回は前走以上だけに、前走のように上手くいくかは微妙。こちらも平坦巧者だけに坂のあるコースの克服が課題。クリノワールドは自己条件に戻れば巻き返しは必至。ただ、追っていと伸びない面があり、展開が向くことが条件。

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