(株)宮本住建 姫路 木造住宅のあれこれと日々の徒然

姫路市 宮本住建 木造住宅の新築・リフォーム施工事例・現場進捗、日々の日記を綴ります。

新たな手刻みはじまります

2017年05月27日 | 建築アレコレ
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さて、新たな手刻みの材料が作業場に納品され始めました



6月初旬から作業開始です!

今回は兵庫県産材の割合が8割を超えますので県産材を使った特別金利ローンの融資限度枠がさらに広がります。

兵庫県産木材利用木造住宅特別融資制度


週明けには柱材なども入荷するので職場が木材でいっぱいになります、楽しみです!

作業場は常時開放していますのでいつでも見学可能です。

ホームページのお問い合わせフォームからご一報いただいてお気軽に見学くださいませ
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ホームページリニューアル

2017年05月26日 | 建築アレコレ
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さて、会社パンフレットを刷新したのと同時にホームページもリニューアルを徐々に行っています。

手刻みの際にどんな道具を使っているのかなど写真を追加しました

手刻みのページ

写っている道具は一人の棟梁の道具のごく一部です。

自分に合った道具を使う事は仕上がりに直結します。

「使いづらいなあ」って思いながらの作業だとやはり仕上がりにも影響するのです。

だから、写真に写ってる道具にたどり着くまでに、これまた相当な数の道具を経ています。

笑い話で「何万円もするカンナ台に一目ぼれして買ったのに手にしっくりこなくて一回しか使ってない」みたいな感じの道具が家にいっぱいあると言ってました。




この写真、かっこいいなあ^^


また今度、ブログで大工の道具の紹介を詳しくしますね~
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天井って実は真っ直ぐではないんです!

2017年05月25日 | 匠の技
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ただいま和室の天井を施工しています。

和室には隠れた技術的ポイントがいっぱい!


まずは廻縁

完成形はコチラ


完成してしまえば単に45度に切った材がくっついてるだけに見えます。

でも実は中身はこんな感じ



組子になっています。



こうすることで年数が経って乾燥したり地震などで材が動いてもピタリと付いたままいつまでもキレイな状態を保ちます。

もう一度完成形の写真を見ていただけると分かると思いますが、壁との隙間にくさびを打ち込んで髪の毛の隙間も許しません!


廻縁が施工出来たら天井の施工です。

竿縁を施工してから天井板を施工するのですが、、、、



真ん中の材が竿縁

そしてその真下に赤い糸が見えると思います。

これが水平ラインです。

写真ではわかりにくいですが、かまぼこ型に中央に向かって天井板は反っていきます。

部屋の端部をゼロとして8畳間の中心に向かって四方から約3センチ程度徐々に上がっていってます。


これは大きく二つの理由があります。

一つは視覚的効果

もしも完全フラットに天井を施工したら?

天井は下がって見えてしまうのです。

これは洋室も共通で人の目ってホントに不思議で、

洋室のクロス貼天井もフラットにしているとなんだか垂れ下がって見えてしまいます。

そこで中央の部分を少し上げることでようやくビシッと真っ直ぐに天井が通っているように見えるのです。


もう一つは経年劣化対策

天井裏にある梁は新築時はビシッと通っていてもいずれ自重で多少たわんできます。

もちろん構造計算でたわみもふくめて計算して梁の大きさを決めているので構造的には何十年たっても大丈夫です。

が、

和洋室関係なく天井は梁から吊り木にて施工しているので梁が下がれば同じだけ天井も下がります。

何十年経って、天井が下がってきても垂れ下がって見えないようにあらかじめ天井中央部を上げておくのです。


廻縁の加工はもちろんオプションではありませんし、お客さまにこういう加工をするかどうか聞く部分でもありません。

それは車に例えるとエンジン内部に使う部品のことをお客さまに聞くようなもの

エンジンが壊れず、そしてその車に一番求められる性能を発揮するように造るのは当たり前のことでお客さまに聞くことではありませんよね。

それと同じく宮本住建にとってはこの加工は当たり前のことなのです。


そして車ならばその車だけの高機能とした場合にはそれに見あった値段になると思いますが

宮本住建の建築は高価になるわけではありません。

なぜならこのような加工は「特別なものであって特別ではない」からです。

技術力を求めるお客さまからすると私たちの技術力は「特別」です。

ですが、私たちからすると元々持っている技術を使うだけのことですので、

高価にする必要なんてないのです。


私たちの技術は「お客さまの安心を守る」という責任を果たすためだけにあります。


建築の隠れてしまう加工のほとんどは言い換えればその会社の自社施工水準の高さを表します。

宮本住建のパンフレット表紙には

「本当の「高級住宅」とは値段が高いのではなく質が良いのです」

と書かせていただいていますが自社施工水準の高さ、すなわち技術の高さが「宮本住建の住宅」

けっして高い材料を使うとか、すごく大きな大豪邸のことを言うのではありません。

家の大きさは関係なくクオリティの高い住宅のことなのです。


これからも技術を追求し、お客さまの安心に繋げたいと思います。

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耐震改修補助金について② ~姫路市耐震関係補助制度~

2017年05月24日 | リフォームのツボ
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耐震改修補助金は3つの種類があります。

二つが耐震改修、もう一つが建て替えの際に使える補助金です。

どれも昭和56年5月以前の建物であること、それから耐震診断の結果が現行基準以下(評点1.0以下)であることが条件です。

それと年収制限があり所得が1200万円以上の方は使えません。


耐震改修の二種類の違いは大きく次の通り

完全に現行法基準まで補強するか、現行法基準の70%~99%まで補強するか

これによって補助の対象となるかどうか含めて少し内容が変わります。


完全に補強する場合は耐震診断の結果が評点1.0以下で改修費用が50万円以上の場合に以下の通りで補助が出ます。

耐震改修工事費が50万円以上100万円未満の場合には30万円+耐震改修にかかった費用の1/3(上限60万円)

上記を超えて耐震改修費が200万円未満の場合は80万円

上記を超えて300万円未満までの場合は110万円

300万円以上の耐震改修費用の場合には130万円


この制度ができた当初の補助金はたしか80万円が上限でしたのでだいぶん増えました。


次に評点0.7以上を目指す耐震改修の場合には、

まず耐震診断の結果が0.7以下であることが条件で補助金は50万円+耐震改修費から50万円引いた額の1/3(上限80万円)

50万円を足して50万円を引くややこしい計算ですが、

例えば60万円の改修費の場合には50万円+(60-50/3)=53.3万円の補助という事です。


住みながらのリフォームの場合や、隣家との距離が近すぎて工事したくてもできない場合などなどリフォームには色んな形があります。

そこで、完全に耐震改修できなくてもある程度の耐力増加にも補助が出るようになりました。


もう一つが建て替え費用の補助で、100万円です。

耐震診断の上で評点1.0以下の場合に補助金が出ます。


リフォームから建て替えまで含めて昭和56年5月以前の旧耐震建築物の耐震化を促進するための補助

使える補助金をご提案することもお客さまへの安心につながる一つと考えています。

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安心の基準は「いざというときの保証がある」ではなく「保証を使わずにいられること」なのです。

2017年05月23日 | 建築アレコレ
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先日、構造の講習に行ってきました。

構造の考え方や研究結果などは日夜進化しているので、

ほぼ同内容であっても半年ごとぐらいに構造の講習に定期的に行っていて、

主に木造住宅に特化して基礎から吹抜やスキップフロアの際の構造的な考え方や注意点などを勉強しています。


その中で常に出てくる言葉が「より安全側の考え方はどっち?」です。


構造は力の流れ方や計算結果から安全側の考え方か、危険側の考え方かを判断するためにあるのです。

経験だけではなく根拠のある判断のために、、、、


そしてもっと大事なこととして、構造はお客さまの安心を守るためにあるのです。


通常の木造建築物の場合、構造の確認をするためには三つの方法を使います。

一つは耐力壁の計算。壁量がいくら必要で、建てようとする建物に実際どれだけの壁があるか比較するのです。

二つ目が四分割法といいまして、壁が一部に偏らずバランスよく配置されているかを判断するための計算。

そして三つ目がN値計算といって、必要金物の判断のために柱の柱頭柱脚にかかる力を計算します。

これらにプラスして、「木造ならこうしなさい」という各部の取り決めなど守る。

これが「仕様規定」といいます。


建物の安全を測る方法としてもうひとつが「構造計算」

構造計算とは個々の建物の特徴を全て考慮に入れたその建物のためだけの計算です。


例を挙げると、、、

例えば体力トレーニングをするとして、とにかく40歳の人すべてをひとくくりにして過去の例とかから色々判断して

「AさんでもBさんでもとにかく40歳のトレーニングメニューはこれ!」と決めてしまうのが仕様規定

対して、人それぞれに体力測定して個々の特徴などを考慮に入れて個人別にトレーニングメニューを決めるのが構造計算


よく仕様規定の確認を構造計算という人がいますが、全く違います。

仕様規定は「木造」というひとくくりで判断されているので個々の建物の特徴を網羅できていません。

だから仕様規定の計算は「仕様規定が守られているかの確認」であって本当の構造計算は全く別物です、、、


ちなみに世間一般的な通常の確認方法は仕様規定です。

木造二階建てで許容応力度計算を行っている会社など聞いたことありません。

なぜならごくごく普通の住宅などの木造建築物は構造の安全を仕様規定で満たせばよいだけで構造計算の義務はないからです。


ですが宮本住建は許容応力度計算という高層ビルなどを計算するのと同じ本格的な構造計算を行います。

宮本住建の建物はハイブリッド手刻み

親方から脈々と引き継いだ技術を活かした木組みと加工を行いますが、大工の経験をお客さまの安心に完璧に変えるために

本格的な構造計算で裏付けを取ることは必要不可欠なのです。

そして構造計算を行うもう一つの理由が「適切な余裕度」をはかるためです。

さきほど書いたように「40歳ひとくくり」でいくと

例えば5つの体力トレーニングメニューのうち3つは適度、1つはオーバーワーク気味、一つは楽すぎる、なんてことが起こります。

これが建物だとしたら?

構造耐力の余裕がなくなりすぎるのも困るし、余裕がありすぎるとそれは不必要な工事をしている事になるのですなわち予算に関係します。


大切なのは根拠のある安全性

構造計算で基礎の配筋も、コンクリートの配合も、アンカーボルトや接合金物、柱や梁の大きさや材種、建物のありとあらゆる部分を

その建物のため「だけ」の計算で確認することで適切かつ根拠のある安全性が実現します。


技術だけでなく建物の安全確認も宮本住建の住宅はフルオーダー。


それが背景にあるから「保証があるからうちの建物は安心ですよ」なんて言い方は絶対にしません。


保証は使うためにあるのではありません、保証なんか使わなくても済む建物がお客さまの安心につながるのです。


例えば車を購入する時、保証云々以前にそもそも壊れない車を買おうとするはずです。

同じように建物の保証も「壊れても保証でます」だけではまったくお客さまの安心につながっていないのです。

保証はあくまで保証、本当に予測できない事態が起こった時のためのものだと宮本住建は考えてます。


なので講習を受けたあと、実際の現場で大工にも構造の基本的な考え方を伝えて宮本住建全体で共有するように日夜取り組んでいます。



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