みなさん、こんばんは。
今日の瑞浪は台風の後の晴天。
一気に夏になったような一日となりました。
いかがお過ごしですか?
さて、先日は新たな総合カタログに掲載されている【Haas-ハース-】シリーズをご案内致しましたが。
実は当社には、もう一冊カタログがあります。
それが紅のラインが映える画像の贈り物用の「ギフトカタログ」です。
このカタログでは、ブライダルギフトなどにお使い頂けるよう贈り物用の箱に入っている商品も掲載されていて、総合カタログには掲載されていない商品もあったりします。
今回は、新商品ではないですが、こちらのギフトカタログでのみ扱っている商品をご案内します。
ご案内するのは【sasasa-サササ-】シリーズという4種類のカップのシリーズです。
実はこのシリーズは発売を開始してすでに3年程経っている、決して新しい商品ではないのですが、当社の個性をお伝えする上で、非常に説明し易い商品なので、取りあげさせて頂きました。
この非常に薄口な4種の器は「お茶」だけではなく、「日本酒」「焼酎」「ワイン」「ビール」など美味しいお酒の時間にもお使い頂ける、円柱に近いシンプルなフォルムとなっており、その外側に笹をモチーフとした絵柄が施されていますが、実はこの外側は釉薬をかけていない為、磁器土の優しく柔らかな質感を触れて感じてい頂けるアイテムとなっています。
釉薬とは土の表面に施すガラス質の膜のようなものですが、現在使用されているほとんどの磁器は釉薬を施してあります。
その結果、ガラスの様な光沢を生んでおり、これも当然、白磁の美しさの一つではあるのですが、厳密にいえばこれは、「白磁釉」の美しさとも言えます。
このsasasaシリーズではこうした釉薬の下で、普段触れられる事の無い「白磁土」そのものの優しい美しさを感じて頂ければ、磁器の事をもっと好きになって頂けるのではないかと願い製作をしました。
しかし、元来、釉薬は土のみでは組成が粗く汚れが付いてしまう為、その表面にガラス膜を作る事で汚れないようにしたのが起源であるように、通常の陶磁器では、釉薬をかけないと経年劣化として茶渋など汚れが付着してしまいます。
sasasaシリーズではその点を、「
ガラス質を多く含む白磁土を使用し」、「1340度という高温で、生地がガラス化するまで焼き切る」事で、汚れの付着しにくい状態とし解決しました。
当社のある「岐阜県瑞浪市」はかつては欧米に向けた貿易用洋食器の生産地で、白磁を美しく、そして、硬質に焼上げる技術が蓄積された地域です。
この地域に蓄積された技術と、いかにしても釉薬が必要であった時代から格段に進歩した窯の精度があってsasasaシリーズは生まれました。
日常の灯りの中で、障子越しの風景のようにほのかに透ける器。
最大限の技術を持って焼上げる事で、美しさと機能性を両立する。
ものづくりの果てから生まれた「用の美」の器です。
●商品仕様
【sasasa-サササ-】*価格は税抜
*上から2番目の写真右側より
・タンブラー(65φ×h105ミリ 容量250ml)¥1,750
・8オールドグラス(80φ×h80ミリ 容量270ml)¥1,500
・6オールドグラス(70φ×h70ミリ 容量200ml)¥1,300
・ショットグラス (45φ×h65ミリ 容量60ml) ¥900
*本体色:白 絵柄色:白、緑、グレー
実は、今回このシリーズのご案内を致しましたのは・・・
現在、このラインナップの新展開も開発中です。
8月頃には商品化になりますので、その際には、また、ご案内させて頂きます。
それでは。
よい週末をお過ごしください。