西園美彌 Blog ~情熱的にGoing My Way~

バレエ・モダン・コンテンポラリーダンサー 振付家 西園美彌(Miya Nishizono)のブログです。

「折田克子 舞踊生活70周年記念公演」 報告!

2013-08-03 01:45:53 | 舞台

見にきてくださった方々も、都合で見に来れなかった方々も、

有難うございました!!!



無事に舞台を終えられて、ホッとしております




たくさんの方々にご来場いただけたこと、本当に感謝です。

7月の3公演を怪我なく踊りきれたこと、神様に感謝です。




― 今回も、舞台のことを振り返りたいと思います。 ―

………


池袋芸術劇場は新しくて綺麗な劇場でした!



前日の場当たりで劇場を外から見たときから、ワクワクドキドキが止まらず、ニヤケ顔がおさまりませんでした(笑)



楽屋は一人一席。贅沢~



克子先生から、出演者全員にポストカードのプレゼントが!!なので、鏡に飾ってました。



当日は朝9時、泊まったホテルで朝に髪を完成させてから小屋入り。

10分ほどでメイクを済ませ、アップ。


バーのあるリハーサル室で脱力と、ストレッチと、バーレッスンなど。

クラシックバレエの舞台ではないため、私は“身体の声”を聞ける感覚を目覚めさせるようなアップを心掛けました。素直な身体…身体の伸びを感じる心地を大切にして。


場当たり、ゲネプロ、そして本番へ・・・

自分の肉体と精神をあたためていきました。


……………


開演20分前、
出演者全員で克子先生のところに集まり、挨拶。

 


先生からみんなへの言葉・・・

「私は皆さんを信頼していますし、もう踊りのことは一切言いません。自分のやるべき事に徹して下さい。」

 

気合入りました

 



15時の部がいよいよ始まる時、、、

出演者全員で円陣を組んで、「頑張るぞー!おー!」(小声)。
みんなとハグ。
特に3人で踊るシーンの2人とは直前まで呼吸の確認。



袖でみんなで待機してるときには緊張しすぎて涙が出てきました(笑)珍しい(笑)
でも涙はリラックス効果があるというし、流せ流せ~と思いながら、オーケストラピットへ移動。


オーケストラピットが上昇する時、これは振動なのか?緊張による震えなのか?区別がつかないほどに緊張していました


しかし始まってしまえばもう思いっきり踊るしかないため、無我夢中に。冷静さは失わず。

幕の中にいる間も、先輩方や克子先生の踊りを袖からずっと見ていました。




15時の部、19時の部共に、出演者の集中力はやっぱり凄かったです。

とーっても良い空気が流れていました

それぞれの出演者が自分のやるべき事に徹し、舞台上で踊りを楽しむ。

一緒の空間を共有している気持ちを持ちながら…

(それは観客にも伝わったようでした。)

 




自分の感触はというと、15時の部も19時の部も思いっきり踊れました!

19時の部の方が、より周りを感じる余裕がある中で踊れたような気がします。

 



特に気合を入れていた3人のシーン、うまくいって本当に良かった!!

あとお腹ぐるぐるのやつで、斜めに横切っていくところも、不安要素でしたが、よく出来ました!!


周りが本番に強い方ばかりなので、負けられない!!って気持ちでした(笑)

本当に良かった~!!!



…………


客出しでは見にきて下さった方々の笑顔を見て、やっと安心しました。



前にここで書いたように、私はどんな舞台でも、皆さんの目にどう映るか・・・いつも心配と不安でいっぱいです。

私としては自信を持って良い作品だと思っていても、観客の反応は蓋を開けて見なければ分からないもの。

特に私のお客様はつくばからわざわざ来ていただく方々ばかり。チケット代に交通費、そして時間を費やして見に来ていただくわけなので。。

初めて現代舞踊の世界を見る、という方々はどんな反応をするか。。本当に怖かったです。


しかし多くの方々に感動していただき、嬉しかったです!!!
頑張ってきて良かった!!と思えました。




観客がいなければ、舞台は成立しません。

観に来て下さった方々、本当にありがとうございました。

私は応援してくださる方々に支えられて、もっともっと上手くなろうという意欲を掻き立てられています。

都内での公演が多いですが、ぜひまた観に来ていただければと思います。

 

 





たくさんのプレゼントやお花も、

ありがとうございました!!!

今、私の家はお花でいっぱいです♪♪♪

教え子達からのプレゼントやお手紙も、、、(涙)

大切に使わせていただきます!!!


……………


さて、舞台裏をちょっとだけ。。。


15時の本番前、舞台上が空いたときの練習風景の一コマ。




なかなかよく撮れていますね~(笑)

でもいつの間にこんなに背筋が・・・写真見てびっくり

 



なんだかプロっぽーい~
わーいわーい(笑)

 

 




15時の部が終わり19時の部までの空き時間、身体を休ませる人がほとんどの中、私は「もっと踊りたい!身体を動かしたい!楽しい!」という気持ちを上げようと、舞台上で踊ってました(笑)


一作品目のピンクのドレスの子達(高校生、大学生)の練習にも混じったりして(笑)グランパディシャとか、パッセジャンプとか(笑)


もちろんその後でしっかり休ませたり、身体をマッサージしたりしました。

身体を触れば、痛い箇所ばかり・・・

でも休んでダラけ過ぎるのもよくないかな~と思って動きまくったのですが、19時の部はそのお陰でしっかりと踊れたと思っています


……………

 

いろんなことを記憶にも記録にもたくさん残したくなる公演でした。


練習の過程、そして本番の舞台、

克子先生や共演者の方々から本当に多くの学びを得てきました。今、言葉で語り尽くせないほど幸せな気持ちと感謝の気持ちでいっぱいです。

 



終演後は、軽くお疲れ様会をしました。

その中で克子先生の「踊りは自分探しです。私は今でも見つけています。」という言葉が印象的でした。

 

 

上を見たらキリがない世界。




コンプレックスの塊だった私は、やっとそれを受け入れ、自信に変えていけるようになってきました。

克子先生の仰る通り、まさに自分探しをしています。だから正解はない。

 

 


私は、人生は自分探しだと思っています。人がどうこうする・思うに関係なく、

「自分がどうありたいか」



舞台上に人生があり、舞台上で自分を磨く。

しかしそれは舞台以外の場所での意識や行動が表れるものなので、常日頃自分がどこへ向いているのかに尽きます。



私は今こうして踊っていることは奇跡だと思っています。


初めから遠くを見据えていたわけではなく、ただ目の前のことに一生懸命に過ごしてきたことが繋がって、今があります。

 

 

 


周りの人に助けられ、背中を押されたり人の繋がりを作っていただけたからこの舞台に立てました。

大人の生徒さんに励まされたお陰で、ここまで上手くなれました。

「もっと上の世界を知らなければ」という意欲を持たせてくれたのは、私を憧れの眼差しで見てくれる子ども達なので、子ども達にも感謝しています。

スタジオの方々も私の舞台活動を応援してくださっているからこそ、こうしてリハーサルに参加できています。有難いです。


 

 




これからも私は自分の直感に従って、踊りに対して真摯に向き合い、楽しんで行こうと思います。

皆様、こんな私ですが、これからもどうぞよろしくお願い致します。



※コメントもどしどしお待ちしてま~す(笑)

 

 


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