…と、いう事で長々と原爆投下に対する社説を。
たまには真面目なことを書こうと思いました!とか格好良いことは言えません。宿題だから。
あー、やっと一つ終わったー。
今年八月六日、日本は六十二回目の「原爆の日」を迎えた。
その原爆投下に対し、激しい怒りを感じる人もいれば、仕方がなかったと言う人もいる。
その中で問題になった久間章生氏の「しょうがない」発言は、かなり新聞をにぎわせた。
「しょうがない」発言は少々アメリカの言い分に似ている。
アメリカでは原爆投下は、「原爆投下によって百万人もの米軍人が救われた」という認識がされている。
何とも不合理な解釈である。
アメリカの原爆投下は戦争の終結のため落とされたのではない。
二〇〇四年に渋谷で再公開され、八月五日にテレビ化した映画「The atomic café」から、
アメリカは核爆発実験と戦後の勝利のために原爆を落としたのだと考えられる。
その当時衰弱しきっていた日本は実験の対象にされたのだ。一方的な暴虐と考えてもいい。
それにも関わらず、久間氏は広島や長崎のことを「しょうがない」と言う。自分の出身地なのに、だ。
問題は、こんな事を言う人が日本全国に多々存在するということだ。
今までアメリカから酷い事を受けてきたはずなのに、その怒りや憎しみを忘れつつある。
私はアメリカだけでなく、世界中の人々に、広島長崎で何が起こったか、今何が起きているかを、
事実を曲げずに伝えていきたいと考える。
大切なのはこの歴史、怒りを忘れないことだ。