水からの伝言

昨夕のVOICEという番組で菊池誠教授が出るというのでビデオにとってみてみました。
もちろんのことニセ科学批判についての特集記事。

教授が今熱心に取り上げているニセ科学は『水からの伝言』という本で、
これは、水に「ありがとう」とかポジティブな言葉をかけてから
凍らせるときれいな結晶ができて、
「ばかやろう」などのネガティブな言葉をかけてから、
凍らせると不揃いで汚い結晶しかできませんよと謳った写真集です。

この番組でも、この本に焦点を当てて報道されていて、
なかなかに面白かったです。
菊池さんテレビでてるよーーーー！髪切ってるよーーーーーー！
僕がいえることではないですが、菊池さん、部屋が…部屋が…。
番組の内容はというと控えめでもう少し真っ向から「こんな馬鹿な話があるか！」と
言ってくれりゃあいいのになぁと思いました。


番組内でもこの『水からの伝言』が小学校の道徳の授業で
取り上げられていると言われていたけれど、実際その通りで、
この前、小学生の生徒に水からの伝言の話をしたんですよね。
そしたら一人「あっ、それ知ってるー！」と言ってました。
そんで信じてました。
僕がそれは嘘だよというと「えー？なんでー？」
とか言ってました。なかなか信じてくれませんでした。
多分これは僕の信頼性がないんだなと思って凹んだりもしましたけれども、
やっぱり本に書いてあることは強いんだね。
小学生なんかは簡単に信じちゃう。

小学生だけじゃない、中学生にも同じ話をすると、
馬鹿な話だとは思うけど本に書いてあるなら信じる、とのこと。

結構、一笑にふせる話ではないんだなとびっくりしました。