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東海道53次一人歩きを終えて

2017-04-30 10:06:08 | 日記
 4月4日に夜行バスで出発し、4月28日の帰宅まで全行程を23泊で歩き通しました。ガイド本は山と渓谷社の八木牧夫著「ちゃんと歩ける東海道53次」東、西の2巻。この本は非常に良くできた本で、これがなければ恐らく歩き通すことは出来なかったでしょう。私のブログの解説文言も殆んどがこの本の借用で本当にお世話なりました。
 毎日が、朝起きてその日に泊まるホテルに到着するまで歩き続けるのですが、なかなかすんなりとはいかず毎日のように道に迷っていました。その度にいろんな人に道を尋ねるのですが、皆さんが丁寧に教えてくださり、本当に感謝しています。
 朝食はホテルについていることが多いのですが、昼食は歩きながらゆっくりと休憩出来る場所を探します。ガストなどのドリンクバーがある店がベストなのですが、出くわしたのは4度ほどで後はコンビニでパンかおにぎりを買うことになります。イートインの出来るコンビニはまだ少なく、大抵は店の前で座り込んで食べることになります。夕食は一度ホテルに入ってしまうと外に出る元気もありませんので、途中のスーパーかコンビニで買って行く事になります。

●宿泊ホテルについての私見
23泊の内訳は朝夕の2食付が2件、朝食付が13件、素泊まりが8件。
2食付の由比の見晴旅館は7,020円とは思えないほど料理の質も量も良く、部屋も清潔で大満足。もう一件の土山のダイヤモンド滋賀は本に紹介されていた旅館が廃業していて、役場の人に急きょ紹介していただいたホテル。12,000円と言う料金は旅人には痛いが部屋や料理には大満足。
朝食付の13件は全てがビジネスホテル。コストパフォーマンスとして一番よかったのは浜松のホテルリブマックス浜松駅前、リブマックスホテルはここしか泊まっていないが利用して損のないホテル。次いでホテルルートイングループ。やはり大手チェーンは部屋が清潔で社員も若くて気持ちがいい。
素泊まりホテルの部屋の清潔さは値段に比例している。ただ箱根は箱根エレガンスという民宿なのだが素泊まりで10,100円は高い。
23件の内、トイレにウォシュレットがない宿泊施設が4件もあったのには驚いた。ついでBS放送が映らない施設が9件。さすがに大手のホテルチェーンにそういう所は無かった。

●旅行費用の決算
総費用  188,580円
宿泊費用 134,310円
食費他   54,270円
 宿泊費用が全費用の70%を超えているが、1日の疲れをホテルで癒す事ができたからこそ、この東海道53次一人旅が達成出来たのだと思う。

●この旅で歩いた距離
 本で紹介されている宿場間の実測距離は522.5km 、万歩計では702.8km、なので実際は600km 位を歩いたことになります。

文字ばかりのブログになってしまったので、今日撮った写真を付録で。




24日目 大津宿から京都三条大橋

2017-04-28 16:26:48 | 日記
今日の三条大橋までは距離もさほど無いので琵琶湖にちょっと寄り道。

●琵琶湖
朝から湖に竿をたらしている人もいて、長閑な風景。
●蝉丸神社
百人一首にある「これやこの ゆくもかへるもわかれては しるもしらぬも あふさかのせき」の蝉丸。
●逢坂山関所跡
伊勢の鈴鹿、美濃の不破とならび天下の三関の一つ。
●車石、車道
牛馬の通行を楽にするため花高岩の厚板を敷いた。1805年には歩車道分離が整備された。
●六地蔵と徳林庵
境内には人康(さねやす)親王と蝉丸の供養塔がある。
●刑場跡
15000人がここで処刑されたと言う。
●明智光秀首塚
●白川の流れ
●三条大橋到着

歩いた距離
 19.33km
 24,792歩
 10.9分/km
 210分
 927kcal

昼食850円
電車(京都から家)470円
家から夜行バス停270円
総出費1,590円

今回の東海道53次一人歩きで感じたこと、かかった費用、泊まった宿の評価等は、後日にこのブログで述べて見たいとおもいます。

23日目 石部宿から大津宿

2017-04-27 18:11:21 | 日記
天気も良くなり、この旅の最後の宿泊地である大津に向けて9時に出発。

●地酒
石部宿の北島酒店、1805年創業「御代栄」の蔵本
草津宿の太田酒造、銘酒「道灌」の蔵本
●田楽茶屋
立場茶屋を模して建てられている。茶飯と田楽が食べられる。
●石部宿碑
この東海道53次のレリーフはなかなかの物。
●福正寺の鎌倉時代の多層塔
●和中散本舗
道中薬「和中散」のぜさい本舗。家康も服用するほど広く普及していた。
●足利義尚「鈎の陣」の碑
権威が失墜してしまった足利幕府の再興を図る為、第9代将軍義尚はこの地に着陣するも、25歳で病没した。
●史跡老牛馬養生所跡
庄屋岸岡長右衛門がここに老牛馬の余生を静かに過ごせる養生所を設立した。
●追分道標
1816年の建立「右東海道いせ道、左中仙道美のぢ」と刻まれている。
●瀬田の唐橋
●義仲寺
木曽義仲と松尾芭蕉の墓がある。「木曽殿と背中合わせの寒さかな」

歩いた距離
 35.70km
 6時間20分
 10.7分/km
 45,773歩
 1,697kcal

昼食(セブンイレブン)100円
夕食(フレスコ)740円
宿泊費用6,480円
総出費7,320円

22日目 土山宿から石部宿

2017-04-26 17:37:51 | 日記
天気予報では9時から雨だったので8時にホテルを出発。足はなんとかなりそうなのでテーピング無し。10時前から今日の宿泊予定のホテルに着くまでずっと雨だったが、風が殆んどなく雨足も強くなかったので折り畳みの傘をさして歩けたのは幸だった。

●高札場跡
旧田村川橋、渡し賃は旅人は1人3文、馬1頭3文。侍や地元住民で仕事のために渡る場合はタダ。
●東海道一里塚
土山の一里塚跡、日本橋より110里目
●地蔵堂
「右京都15里、左江戸110里」の石碑や上島鬼貫の「吹けばふけ櫛を買いたり秋乃風」句碑がある。六櫛は土山の名産。
●水口宿町並み

●水口石
力石、浮世絵師国芳が錦絵の題材に
している。
●泉福寺
最澄によって813年開基、境内には巨樹
●横田の渡し
東海道13渡しの一つ。
●弘法杉樹齢750年の大杉。ここで昼食を摂り、使用した杉箸を突き刺した所に根付いたといわれる。

歩いた距離
 29.38km
 5時間32分
 11.3分/km
 36,860歩
 1,470kcal

昨日のホテル追加費用981円
昼食(ローソン)100円
昼食(平和堂)351円
夕食(平和堂)655円
宿泊費用6,250円
総出費8,337円

21日目 亀山宿から土山宿

2017-04-25 17:19:57 | 日記
今日の宿泊先はダイヤモンド滋賀、2食付で12,000円は旅人には高い。予定の宿が営業休止で役場に急きょ紹介してもらいました。歩く道からはかなり離れているので猪鼻交差点まで送り迎え。足の甲は良くならないのでサロンパスを貼りテーピングで対処。

●石井兄弟亀山敵討遺跡
父を殺された四兄弟。長男は返り討ち、次男は船で遭難。残された二人の兄弟はこの地で本懐を遂げた。苦節二十四年。
●野村一里塚跡
日本橋より105里目。樹齢400年の椋(むく)の巨木。椋の一里塚は、全国でここだけ。国指定。
●亀山市マンホール
●鈴鹿川風景
●関宿の町並み
●地蔵院
「振袖着せて奈良の大仏婿にとろ」といわれるほどの美形。一休禅師が開眼供養。
●身代地蔵
大名行列を横切った子供の身代りになった。
●いざ、鈴鹿峠
●万人講常夜燈
金比羅参りの安全を祈願して建てられる。重さ38トン、高さ5.44m。
●13時20分滋賀県入り

歩いた距離
 28.03km 
 5時間20分
 11.2分/km
 32,930歩
 1,320kcal

パン(ホテル)310円
サロンパス(スギ薬局)581円
宿泊費用12,000円
総出費12,891円