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涼宮ハルヒの憂鬱(消失・陰謀)の時間平面をさっくり説明してみる(時間平面理論:下)

2010年06月04日 12時17分04秒 | Weblog



まず、図の説明です。
X軸は、時間です。
Y軸は、私が新たに考えた用語で、ここでは「時間深度」と表記します。

まず、ハルヒとキョンが落書きした七夕を例にとってみましょう。
七夕では、キョンが3年前の七夕にタイムスリップして
ハルヒと落書きをしますが、この行為についてです。

時間がX軸しかない1次元成分だと仮定します。(この絵とは別)
その場合、キョンが7/7に朝比奈(小)とタイムトラベルをする
①前
②後
で、歴史が違ってきます。
例えば、①の時間軸であれば、キョンはハルヒと会っていない訳ですし、
ジョンスミスも存在しません。
しかし、ハルヒはジョンスミスを覚えて居て、北高に入った訳で、
大きな(笑)タイムパラドックスが発生します。
そこで、時間は1次元成分でなく、2次元の成分ではないかと考えたのが
時間平面です。
時間平面では、時間深度が存在するので、一つの歴史でも
複数の時間を共有してると考えられます。
また、古泉の説明を借りると、歴史は1次元成分ですので、
一方方向から見た物しか存在しません。
1)ハルヒは、ジョンスミスに会っていて、北高に入った。
これは、1次元的な歴史にすぎません。
時間平面では、
キョンと朝比奈(小)がタイムトラベルして1の歴史を作る
というところまでが「規定事項」なのです。
つまり、時間深度に対する事象すべてが、規定事項で
あると言っています。
例えば、エンドレスエイトで
11111回目の世界に渡航したいとすれば、
それは「可能」であり、その時間平面の8/31には世界がリセットされ
11112回目を迎える事になります。
ですので、タイムトラベルは、3次元座標+時間座標(時間、時間深度)が
必要になるという事です。

これで、エンドレスエイトで長門がこの事象をすべて記憶しているのが
理解出来ます。しかし、朝比奈さんがリセットされるのは、
ちょっと納得できません。
朝比奈さんが未来と連絡できなかったり、リセットされてしまったのは、
規定事項の事象だからそうなっただけで、未来と断絶したと考えるのは
間違っていると思います。

この説明では、長門が改変する事も再改変する事も全て、
「規定事項」としています。

ちなみに、時間平面理論では、
ある座標の出来事を変えたからと言って、未来が即座に変わる事は無いと
思います。時空震という言葉でてきますが、
時空の改変を行うと、それは波のように振動として伝わっていくのかなぁと。

つまり、時空改変でキョンを殺しても、未来のキョンがその瞬間
消滅する事は無く、未来のキョンは殺されないように過去に
戻って、助ける歴史が存在するかもしれないという考え方です。
もちろんそんな行為がなければ、未来のキョン自体存在しませんが。
というように、「今ある事象が全てではない」という
至極簡単な考え方かなあ。

涼宮ハルヒの憂鬱(消失・陰謀)の時間平面をさっくり説明してみる(時間平面理論:上)

2010年06月04日 12時05分08秒 | Weblog
まず、古泉がホワイトボードに書いた絵です。
二つの時間が存在し、交差している様子を表しています。

<右の絵(円)>
長門により世界が改変され、脱出プログラムで過去に行き、長門が
再改変して戻ってきた時間軸です。

<左の(円)>
階段で誰かに突き落とされて、意識を失い病院で寝ていた3日間です。

Xは、改変された時間で、X’は再改変した時間です。

古泉は、時間の重なりや、過去への事象を、
・立体的な重なり
・歴史の上書き
という用語を用いて説明してます。

立体的な重なりという部分は、時間平面を語るに当たり、
必然だと考えます。
ただ、古泉の絵と説明では、非常に分かりにくいので、
新しく作成してみました。

下巻に続く。