南阿蘇村の”おいしい丸葉山”-自然環境と人々の絆を大切に、強い防災の地域造り!

熊本地震で甚大な被害が出た南阿蘇村、地震の体験を元に”自然環境と人々の絆”を大切にした、”強い防災の地域造り”を発信する

防災に強いコミュニティ作り~成果報告と新たな取り組み

2017年06月12日 | 熊本地震

 雨の中アジサイがことのほか美しく咲いています。皆様にはお変わり御座いませんか?
 ここ南阿蘇村では地震から一年が過ぎ、余震もほとんど感じられなくなり生活も日常を取り戻しつつ着実に復興しております。
 さて地震の折には私どもの発電プロジェクトに対して多大なご協力をありがとう御座いました。おかげをもちまして一応の成果を出すことが出来ましたので、ここにご報告させて頂きます


 主として次の三つのパターンを実現しました


 1. 太陽光発電及びその蓄電により商用電源を使わずに部屋の明かりを点燈し、又、スマホなどの充電をすること


 A宅 ゲストハウス



 使用機器 DIYソーラーパネルセット切替器付/250Wモデル…構成仕様 (①ソーラパネル 255W、②チャージコントローラ 12V24V50A、③正弦波インバータ inDC24V/outAC100V 1000W、④バッテリー 12V90Ah/C5×2台、⑤PVケーブル×2本、⑥オフグリッド/グリッドパワー切替器)



 価格   約30万円


 B宅 エアストリーム キャンピングトレーラ


 使用機器 DIYソーラパネルセット切替器付/250Wモデル…構成仕様はA宅と同じ仕様です


 価格   約30万円


 2. エンジンによる発電機を購入、井戸水をくみ上げる



 使用機器 shindaiwa (株)やまびこ 7CH-2630606


 定格電圧 100V、 定格電流 28A、定格出力 2.8KVA、出力周波数 50/60Hz、燃料の種類 ガソリン、直流電圧 12V、 直流電流 12A、ヒューズ定格電流 10A


 価格   約25万円


 3.太陽光発電装置及び移動式バッテリー



 購入機器 SUAOKI


   バッテリー容量     400Wh


入力 ①ACアダプタ…14V~40V  ②カーチャージャー…12/24V  ③太陽光パネル…10A/14V~40V


出力 ①ACアウトプット…110V-60Hz ②起動アウトレット電圧…12V/600A ③USB出力…5V/4×3.5A ④DC出力…12V/3A ⑤シガーライターソケット…12V/120W


 価格   約6万円


 

 以上三つを組み合わせることにより商用電源からの電気が得られなくても、とりあえず夜の闇から解放され、パソコンに電気を供給したりやスマホを充電して通信手段を確保できます。加えて井戸水を汲み上げることにより飲料水の確保が可能になりました。
 まだバッテリーが高価なため、手軽にすべての電気製品を独立型でまかなうには厳しいですが、緊急時には必要なニーズに答えられると考えます


 さて私どもの「おいしい丸葉山発電プロジェクト」はこれで一旦終了致します


 

 今後は新たなテーマを追求して参ります。
 南阿蘇村を「天国に近い村」とすべく全ての人が在宅で楽しく一生を終えられる仕組みづくりを目指して行きます。現在、信頼できる医師の協力が得られる見込みです。時折その経過を発信して行きたいと考えております。
 南阿蘇村は景色も良くカッコーやホトトギスが鳴き食べ物もおいしい所です。発電システムの見学がてら是非遊びにおいで下さい。一同お待ちしております



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オフ・グリッド太陽光発電システム

2016年11月13日 | 熊本地震

 建築中のFさんのGuest Houseが完成した。この家に”オフ・グリッド太陽光発電システム”を設置して地震などの災害時の停電にも昼間に蓄えた蓄電器より電源供給が可能になる…太陽光発電システムの構成




 設置した太陽光発電システムは約30万円程度で手軽に実現できる。室内のLED電球やパソコン等に電力を供給して平常時に、どの程度”オフ・グリッド”で電力を賄えるか実験を始める…”ソーラーパネル”は薪小屋の屋根に、”バッテリーを入れた箱”は家(北側)の犬走りに設置した





 室内には”チャージコントローラ”や”正弦波インバーター”を設置する



 これからメンバーの家にも設置して、平常時にどのような使用法があるか実験する予定です。結果が出ればご報告致します


 南阿蘇村のアスペクタ周辺…”リンドウ”、”ヤマラッキョウ”、”ウメバチソウ”が咲き、ススキの原が広がる晩秋!








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発電・蓄電から老後の安心まで

2016年09月01日 | 熊本地震

 例年になく暑かった南阿蘇にも秋の気配が漂って来ました。赤とんぼが舞い、草原にはススキが穂を出しています…のどかな南阿蘇の風景




 さて、久しぶりのブログの更新です


 ”おいしい丸葉山”のメンバー有志は、自然エネルギーによる発電と蓄電をいかに安く効率的に実施するかについて勉強を重ねてきました。この中でメンバーのFさんがゲストハウスを建てることになり、この家をオフグリッドで電気を賄なうことになりました。まだ具体的な費用などは確定していませんが、完成したらお知らせします


 私達のメンバーは全て移住者です。近くに親類もなく子供たちは遠方に住んでいます。こうした環境でいかに安心して老後を暮せるかと言うことが次のテーマとして浮かんできました。できれば天国に召されるまで、今の家またはこの地区で過ごしたいと言うのがメンバー共通の願いです。これを実現することが究極の防災と言えるでしょう…この目標に向かって確実に進んでいこうと言うことで意見がまとまりました


 まづ尊厳死の問題について近隣に住む専門家のお話を伺うことにしました


 次に、新しい診療所(半孤立の村に、私たちの理念に共感を持ってくれる診療所が欲しい!)の可能性なども模索して行きます…長い目でお見守り下さいく

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防災に強いコミュニティ作り~その後(2)

2016年06月18日 | 熊本地震

 熊本地震の本震からはや二ヶ月が経ちました。”おいしい丸葉山防災プロジェクト”に対しての皆様からの暖かい御協力に本当に感謝しております。地震直後は停電、それに伴う断水など恐怖と不便でとにかく発電機が欲しい!!と思いました。
 しかし、インフラがほぼ道路を除いて平常に戻った今は、少し考えが変わりました…自然エネルギーを利用した発電と蓄電で、日常にも用いながら災害に備えることは出来ないかと模索し始めたのです。幸い二人の電気工事に携わる若者が興味を示してくれて仲間に加わりました。今は彼らが資料を取り寄せたり勉強してくれています。よい情報が得られたら共有したいと思っています
 このように正解」がない試みではありますが、試行錯誤しながらより良いコミュニティ作りを目指しています。一年後くらいには一応形にしたいと努力しております。その折には素晴らしい南阿蘇に是非おいで下さい


 阿蘇大橋が崩落、俵山トンネルが通行不能になり、熊本市へは標高約1,100mの南外輪山を越えるグリーンロードで行く…車窓から眺める緑の山々と南郷谷を眼下にドライブ(写真)、アップダウンが多く余分に時間がかかるため熊本市中心部までは2時間近くかかります






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防災に強いコミュニティ作り~その後

2016年06月14日 | 熊本地震

 久し振りに晴れ間が広がる南阿蘇村です。土砂崩落が至る所に見える”中央火口丘”ですが、小規模な所は少しづつ生々しさが消えつつあります。自然の厳しさと優しさを感じます



 さて、我々のプロジェクトに、二人の電気工事に携わる若者が加わり自然エネルギーを利用した発電及び蓄電のシステムをいかに安く取り入れるかについて勉強しています。良いアイディアが見つかればお知らせください


 防災とは直接関係がないことですが平均年齢が高い我がコミュニティでは”一人で生活できなくなってからの暮らし方”も大きなテーマの一つです。共同出資で自分達らしく暮らせる介護付き住宅を今から計画しようという案も出ています。皆様も良いお知恵がありましたら、是非お知らせ下さい


 阿蘇の草原や庭には阿蘇特有の野草が咲いています。”ハナシノブ”と”マツモトセンノウ”は共に阿蘇の草原で見られ六月頃花を咲かせます。日本列島が大陸と陸続きのとき渡って来た野草(環境省・絶滅危惧種)




 牛が食べないため阿蘇の草原に残る野草”クララ”…オオルリシジミ(絶滅危惧種)は美しい瑠璃色の羽が特徴のチョウで、4月下旬~5月上旬頃に阿蘇の草原で見られます。オオルリシジミの幼虫は「クララ」だけを食べて成長します



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