図書館ものの絵本である。
ステラは図書館で借りた本をなくしてしまう。
「としょかんのグラハム先生にしかられるわ!」
懸命に本を探すステラは、つぎつぎ町の人を巻き込んでいく。
そして最後には・・・。
未だにテストに遅れる夢を見る私図書館屋としては、
期限に追われるステラの姿は、作者のトラウマの現われではと思ってしまう。
よくみると作者の言葉として、
「本のへんきゃく日が せまってくると、いつも わたしは あわてふためき、ゆくえがわからなくなってしまった本を ちまなこになって さがしまわったものでした。」
やっぱり出発はトラウマか?
著者のリサ・キャンベル・エルンストは1998年に出版されたこの本で「子どもが選ぶ絵本大賞」を受賞している。
そういえば、
なんだか1989年に出た私図書館屋の好きな『ごめんなさいフォリオさん』を思い出すような絵本である。もっともこちらは返却までに1年を要してるが・・・。
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