図書館屋の雑記帳

自分のこと、図書館のこと、図書館関係団体のこと、本や雑誌など図書館の資料について気の向くまま書いていきたいと思います。

『ステラのえほんさがし』

2006-09-11 | 本の紹介

 図書館ものの絵本である。
 ステラは図書館で借りた本をなくしてしまう。
 「としょかんのグラハム先生にしかられるわ!」
 懸命に本を探すステラは、つぎつぎ町の人を巻き込んでいく。
 そして最後には・・・。

 未だにテストに遅れる夢を見る私図書館屋としては、
 期限に追われるステラの姿は、作者のトラウマの現われではと思ってしまう。
 よくみると作者の言葉として、
 「本のへんきゃく日が せまってくると、いつも わたしは あわてふためき、ゆくえがわからなくなってしまった本を ちまなこになって さがしまわったものでした。」
 やっぱり出発はトラウマか?

 著者のリサ・キャンベル・エルンストは1998年に出版されたこの本で「子どもが選ぶ絵本大賞」を受賞している。
 そういえば、
 なんだか1989年に出た私図書館屋の好きな『ごめんなさいフォリオさん』を思い出すような絵本である。もっともこちらは返却までに1年を要してるが・・・。

ステラのえほんさがし ステラのえほんさがし
リサ・キャンベル エルンスト Lisa Campbell Ernst 藤原 宏之

童心社 2006-07
売り上げランキング : 201130

Amazonで詳しく見る
by G-Tools
ごめんなさいフォリオさん ごめんなさいフォリオさん
ジョー フォルタード 鳥越 信

ブックローン出版 1989-12
売り上げランキング : 869394

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« エチゼンクラゲ | トップ | 『世界最高のジャズ』 »
最新の画像もっと見る

本の紹介」カテゴリの最新記事