プログラマのメモ帳

日々の業務報告ほか、Linux(SuSE)の設定とか。

SuSE Linux Professional 9.2 FTPインストール

2005年01月13日 20時58分27秒 | SuSE
忘れないうちに、SuSE9.2をFTPからインストールする方法を簡単に紹介。

SuSEのインストール方法には、DVD、FTPなど複数の選択肢があります。
FTPからインストールすれば、DVDドライブがPCについていなくてもインストール可能です。
パッケージの選択によりますが、デフォルト設定で大体1.7GBくらいダウンロードすることになります。

  1. インストールイメージの入手
    SuSEパッケージを配布しているサイトから SUSE-Linux-9.2-mini-installation.iso をダウンロード。ミラーサイトの一覧はここから。isoイメージは、各ミラーの suse/(アーキテクチャ)/9.2/iso ディレクトリにあります。アーキテクチャは、PCのCPUが32bitの Pentium とかなら i386、64bit CPUなら x86_64 になります。
    ダウンロードしてきたらCDに焼きましょう。

  2. インストーラの開始
    CDからPCを起動。インストールメニューが表示されます。

    <F4>キーを押して[日本語]を選択します。

    <F3>キーを押して、インストール方法に[FTP]を選択します。サーバ情報を入力するダイアログが表示されので、[サーバ]欄にダウンロード元のサーバ名を入力(ftp.novell.co.jp など)し、[ディレクトリ]欄に 9.2 までのパス(ftp.novell.co.jp なら pub/suse/suse/i386/9.2 など)を入力します。ユーザ名とパスワードは空でOK。

    インストールメニューで[インストール]を選択して<Enter>を押すと、インストーラ(YaST)が起動します。

  3. インストールの設定
    言語では[日本語]を選択します。
    ドライバの確認ダイアログが出た場合は、[了解]を押しましょう。

    インストール方法の選択では、自分の環境に合わせて選択して下さい。

    インストールの設定が自動で行われます。
    ここで、パーティションや、インストールするパッケージの選択、ブートローダの設定ができます。

    ※もし、既にPCにWindowsなどがインストールされていて、SuSEとのデュアルブートにしたい場合は、この画面で設定を変更する必要があるかもしれません。SuSEなど、カーネル2.6のシステムをWindowsとデュアルブートにした場合、Windowsが起動しなくなるバグが報告されています。

    うちのPCはWindows XPとのデュアルブート環境なので、ブートローダの場所をデフォルトの[/dev/hdaのマスタブートレコード]から、2台目のHDである[ブートパーティション /dev/hd?? のブートセクタ]に変更することで回避しました。


    ここでの設定が終わって、インストール確認ダイアログで[インストールする]を押せば、インストールが開始されます。

  4. 初期設定
    無事パッケージのインストールが完了すると、PC再起動後、YaSTが起動してきます。

    ダイアログに従い、rootユーザのパスワード、ネットワーク設定、アップデート、ユーザの作成を行います。
    アップデートに関しては、あとで全て完了したあとでもできるので、飛ばしてもかまいません。

    ハードウェア設定まで行い、[完了]ボタンを押せば、全て完了です。


Novell Japanのインストールガイドはこちらにあります。
この記事を書いた時点ではまだ9.1でしたが、そのうち更新されるでしょう。9.0 → 9.1のときも、いつの間にか更新されてました。